「チームふくしま」では、福島県が「お互いさま」であふれた街となることを目指し、「お互いさまチケット」の普及事業を⾏っている。
福島県福島市にある「ケーキ家Piggy」がこの事業に賛同し、ケーキやお菓子代で使用できる「お互いさまチケット」を、5月17日(金)より導入。
⾒知らぬ誰かのためにチケットを購⼊
「お互いさまの街 ふくしま」とは、「チームふくしま」の副理事⻑を務め、東⽇本⼤震災以前から福島の経営者として福島や⽇本のために尽⼒してきた 亡き同志の「吉成洋拍」氏が⽣前⾏っていた取り組みの総称で、「お互いさまチケット」はその取り組みの⼀つだという。
この仕組みを導⼊している店舗では、⾒知らぬ誰かのためにチケットを購⼊することで、チケットを利⽤する人が無料で⾷事をしたり、サービスを受けたりできる仕組みだ。
福島県内が「困ったときはお互いさま」の気持ちであふれてほしい、という想いから始まった取り組みであり、県内100店舗の導⼊を⽬指しているそう。
「チームふくしま」による取り組み
「チームふくしま」では、「For you For Japan」(あなたのためになることが⽇本のためになる)、「For you For next」(あなたのためになることが次世代のためになる)の理念のもと、さまざまな取り組みを行っている。
ひまわりで全国と福島の絆を深めることを目的とし、2011年5⽉のスタートから全国累計約55万⼈が参加した復興⽀援事業「福島ひまわり⾥親プロジェクト」や、福島県内のひとり親家庭や経済的に困窮している⼦育て世帯を⽀援することを⽬的として、2022年2⽉に開始した子育て支援事業「コミュニティフリッジひまわり」、「困ったときはお互いさま」の気持ちで⽀え合える社会を実現するため、「お互いさまチケット」を普及させる「お互いさまの 街ふくしま」といった取り組みなどがある。
チケットで割引を受けられる
今回、「ケーキ家Piggy」で購入した「お互いさまチケット」は誰でも自由に利用することができる。「お互いさまチケット」を利用することで、ケーキやお菓子の金額からチケットに記載されている金額分が割引される仕組みだ。
5月16日現在、「チームふくしま」の調査によると、日本国内における「お互いさまチケット」において菓子業界初となる「お互いさまチケット」導入となる。
「お互いさまチケット」には、恩を受け取ったら別な誰かへ恩を送ってほしいという願い、体にも優しい手作りケーキを通じて、地域や全国の貧困解決につなげていってほしいという願いが込められているそう。
「お互いさま」の精神で助け合うという地域の取り組み。活動に賛同する人は、チケットをチェックしてみて。
■ケーキ家Piggy
住所:福島県福島市笹谷稲場28−12
「お互いさまの街ふくしま」:https://sites.google.com/view/otagai-sama
「福島ひまわり⾥親プロジェクト」:https://www.sunflower-fukushima.com
「コミュニティフリッジひまわり」:https://himawari-cf.org
(鈴木 京)