箱根・宮城野エリアに5月17日(金)、東急不動産がリブランドし、東急リゾーツ＆ステイが運営するホテル「nol hakone myojindai(ノル ハコネ ミョウジンダイ)」がオープンした。

京都に続き2店舗目となる「nol」ブランドのホテル

会員制ホテル「東急ハーヴェストクラブ箱根明神平」を改装し、新たにリゾートホテルとして生まれ変わった「nol hakone myojindai」。

「nol(ノル)」とは「Naturally(自分らしく、自然体で)」、「Ordinarily(普段通り、暮らすように過ごし)」、「Locally(その土地の日常に触れる)」の頭文字を取った造語で、それぞれの意味のとおり“自分らしく自然体で、普段通り暮らすように過ごし、その土地の日常に触れる”をコンセプトとしている。

京都市中心街に2020年に開業した「nol kyoto sanjo」に続く、「nol」2店舗目となる。

シーンに合わせて選べる全6タイプ39室の客室

客室は、信楽焼の温泉露天風呂付きタイプから、4人まで一緒に宿泊できるタイプや、ペットと一緒に泊まれるタイプまで、全6タイプから選べる。

落ち着いた木目とベージュトーンの配色に、柔らかな曲線形状壁やアートがアクセントとなったデザインの客室デザインによって、自然の中に溶け込むようなくつろぎ体験を味わえるという。

宮城野温泉を引湯した充実の温浴施設

温浴施設も充実しており、サーマルプールや大浴場、スチームで温めながら潤うサーマルルームや高温のドライサウナなどが完備。さらに、早雲山(そううんざん)をはじめ、箱根の雄大な景色を望める「ととのいテラス」で外気浴を楽しむこともできる。

また、滞在の間はコーヒーや紅茶など10種類以上のドリンクが自由に飲めるため、宿泊者に用意されるオリジナルタンブラーに好みのドリンクを入れて、水分補給をすることも。

食事はイタリアンレストランで地元の食材を堪能

食事は、館内にあるイタリアンレストラン「crescita(クレシータ)」で、地元食材をふんだんに使用したメニューが味わえる。

ディナーメニューの監修を務めたのは、西麻布のレストラン「No Code」のオーナーシェフを務める米澤文雄氏。

また、朝食は卵料理やパンケーキから選べるメインプレートとともに、自家製のスムージーやサラダなどがいただける。

4つのエリアで構成された「ドッグウッドファーム」でリフレッシュ

隣地内には、早雲山を一望できるフォレストテラス、地元農園の監修のもと自家製の野菜やハーブを栽培するファーム、ドッグラン、子どもが遊べる遊具を備えたウッドパークの４つのエリアから構成される「ドッグウッドファーム」が広がる。

フォレストテラスにはファイヤーピットが設置されており、夜は揺らめく炎に癒される時間を過ごせる。

レストラン「crescita」で提供する野菜の仕入先である「はなまる農園」の監修のもと、野菜やハーブの栽培を行っているファームも自由に散策できる。

今後ファームで収穫された野菜やハーブは、レストランで提供される食事や、自由に飲めるデトックスウォーターなどに使用されるという。

400平米近い広さのドッグランには、小型犬用と中・大型犬用にエリアを分け、ペットも飼い主も安心して利用できる配慮が施されている。

ウッドパーク内に敷かれたウッドチップや遊具には、箱根明神平別荘地で発生した間伐材が利用されており、サステナブルな取り組みも見られる。

自然と静寂に包まれて、自分をととのえる時間を過ごす旅に出かけてみては。

■nol hakone myojindai
住所：神奈川県足柄下郡箱根町宮城野1488
URL：https://www.nolhotels.com/hakone-myojindai

(柿崎真英)