海琳堂が運営する東京下町のクラフトリキュール製造所『深川リキュルラボ』は、入梅の日に合わせた梅酒の新酒「8th Ocean 入梅(えいすおーしゃん にゅうばい)」を、少数生産・数量限定で6月10日(月)より発売する。
新梅を使った梅酒としては、異例の早期リリースだという。
全国的にも珍しいリキュール専業メーカー
『深川リキュルラボ』は、「東京下町でリキュル作る」をキャッチフレーズに、江東区の門前仲町で手造り梅酒などのリキュールを製造しているリキュール専業メーカーだ。
主要メンバーである東京出身のスタッフ・榎本一仁氏と木戸智子氏をリキュリストと称し、通例にとらわれない自由な発想で美味しい酒を開発・製造。
酒類の中でも様々なバリエーションがあるリキュールの楽しさを、東京下町のラボから日々発信している。
今年収穫の新梅を使った“梅酒の新酒”
「8th Ocean 入梅」は、『深川リキュルラボ』の第2弾となる新商品。梅酒の仕込みは通常5月の後半~6月中旬頃に行われる。一般的に市場に出回る梅酒製品は、この頃より3~6ヶ月くらい梅を酒に漬け、その後も数か月から2年ほど熟成させている。
そんな中で同ラボでは、この梅を浸ける時期に“新梅を使った梅酒を発売する”というプロジェクトに挑戦。プロジェクトにあたり、梅品種の選定から仕入れ、仕込み、独自の製造法を駆使して瓶詰まで、考えられる最も効率的な方法で製造を行ったという。
2024年の今年に摘みたての梅を使い、味わいにも妥協することなく製造した同製品は、新梅で造ったものとしては異例の早さでの発売だそう。
6月10日(月)の「入梅」の日に発売
6月と言えば、「梅の日」「梅酒の日」「入梅」「梅雨」という言葉があるように、梅との関りが深い月であり、収穫時期でもある。同時に“梅酒を仕込む”季節だ。
そして「8th Ocean 入梅」は、6月10日(月)の入梅の日に発売となる。
入梅は梅の実が熟す収穫期。梅は果実であり、果実は「新鮮さ」が一つの大きな魅力でもある。同ラボは、「長期の浸漬・熟成をさせないからこそ、今年摘んだ新鮮な梅の実を堪能できます。フレッシュ感を求める方にとってはこれ以上ない梅酒と言えます」とコメントを寄せている。
梅雨に入るジメジメした時期、また、そこから初夏へ向かい気温の上昇する頃に、フレッシュな酸味が爽快な梅酒をキンキンに冷やしたストレート、またはロックで味わえば、日々の気晴らしやストレス解消に一役買ってくれるだろう。
下半期の無病息災を願う意味も込めて
梅には古くより魔除けの効果があると考えられてきた。菅原道真公が大好物だったという逸話もあり、全国の天満宮には梅の木がたくさん植えられている。
また、同製品の発売日である入梅の日は、一年の下半期に入る頃。神社では、上半期の汚れを払い下半期の息災を祈願する「夏越の祓」が月末に行われている。
神社仏閣の多い下町の深川エリアにある同ラボは、同製品を近隣にある江戸最大の八幡様「富岡八幡宮」に奉納予定とのこと。季節酒、また縁起酒として、下半期の無病息災を願う意味も込めて楽しめる。
和歌山県産「古城梅」を使用
なお、同製品には、和歌山産の梅「古城梅(ごじろうめ)」が使われている。収穫が早く、美味しいエキス分が出やすいため、梅酒やジュースにも用いられている品種だ。
また、「古城梅」はミネラルが豊富で、臭みやえぐみが出にくく、さっぱりとした味わいが特徴。このほか、同製品は全ての原料に国産のものを使用している。
予約販売中!6月10日(月)に販売開始
同製品の原材料はウォッカ、梅、砂糖で、アルコール度数は13度。容量720ml、価格は2,200円(税込)だ。
海琳堂オンラインショップから購入でき、発売日までは予約販売中で、6月10日(月)に販売開始となる。
クラフトだから可能な、仕込みシーズンに発売となる特別な梅酒を手に入れてみては。
海琳堂オンラインショップ:https://www.kairindo.jp
深川リキュルラボ:https://kairindo.co.jp/liqru
(オガワユウコ)