埼玉県さいたま市大宮区にある複合施設「Bibli」で、「みんなのマルシェ」が開催される。
「Bibli」について
「Bibli」は、人と、情報と、楽しさが集まる大宮のコモンプレイス。
1階には、埼玉を中心に、全国で自転車&アクティビティーイベントを展開するBIKELOREがセレクトしたブランドのPOP UP「BIKELORE STORE」やオーガニック青果物の専門店“八百屋“「ORGANIC&CO.(オーガニック・アンド・コー)」といった商業施設、2階と3階には観光施設やオフィスが入る。
「さいたま市立大宮図書館」をリノベ
そんな「Bibli」は元々、「さいたま市立大宮図書館」だった。旧さいたま市立大宮図書館は、1972年に建てられ、約50年の間、多くの市民に親しまれた施設だったが、2019年、新図書館建設に伴いその役目を終える。閉館後、多くの市民から旧大宮図書館を惜しむ声が寄せられたという。
そこで、さいたま市は「旧大宮図書館施設活用事業」として土地と建物を民間事業者に貸出すことを決定。戸田建設が主体となるコンソーシアムが活用事業者として選定され、複数の事業者で運営されることとなった。
“かつてあった施設の役割を大切にしながら、さらに発展させていこう”。そんな想いから、本や図書館を意味する外国語から着想し、「Bibli」と名付けられたという。
「Bibli」には、大宮、そして氷川参道にふさわしい賑わいを創出する「観光拠点」、地域の人々や、地域ビジネスの活性を支える企業の拠点となる「地域ビジネス拠点」、「大宮らしさ、大宮といったらココ」といった大宮情報の発信をする「発信拠点」、3つの役割がある。
この3つは「自転車」によって、つながる。自転車で巡る大宮観光ツアーデスク、自転車によるデリバリーサービス、こどもたちのための自転車教室、自転車修理ピット。環境にも健康にもやさしく楽しい自転車で、コミュニティをつないでいくという。
家族みんなで楽しめマルシェ
6月23日(日)には、「Bibliみんなのマルシェ」を実施。
「Bibliみんなのマルシェ」は、活用事業者の一つである「バイクロア」プロデュースで毎月開催されている。
今回は、川口の町工場を改装してできた小さなビール工場「星野製作所」、
現地の味を大切に、アメリカ都市部の道端にありそうな、リアルなストリートフードをテーマにしたフードトラック「Vender work shop」、
約80年前のレシピを再現した台湾のソールフードをメインに提供する「台湾茶房e〜one」が登場するほか、
「本と出会える場所を作る」というコンセプトのもと創られた、本の移動販売用トラック「bookle」、
インクルーシブな染色ワークショップを全国各地にて展開中の「sipini」などによるワークショップも開催される。
さらに、6月30日(日)には、本にまつわるイベント「Bibli BOOK MARKET」を開催。元々図書館だった「Bibli」にぴったりのイベントとなっている。また、この日は、コーヒースタンド「CAMPSITE COFFEE」がポップアップ出展する。「Bibliみんなのマルシェ」や「Bibli BOOK MARKET」の情報は、公式SNSをチェックしてみて。
大宮駅より徒歩10分
「Bibli」は、大宮駅より徒歩10分の場所にある。新幹線の停車駅でもあり、多くの人が行き交う大宮駅の東口から、「大宮すずらん商店街」を通過。信号を渡り、美容室やアパレルショップなどが立ち並ぶ一の宮通りを進むと、氷川神社の参道がみえてくる。
氷川神社の参道は南北に約2kmと続く長い参道。「Bibli」は、二の鳥居のすぐそばにある。休日、参道を歩いていると、少し遠くからでも「なにかイベントが行われている」とわかるほどにぎわいをみせている。おしゃれでわいわいと楽しそう。つい立ち寄ってみたくなるのだ。
「Bibli」は、駐車場も用意されているが、大宮の街の雰囲気を楽しみながら徒歩で向かうのもいいだろう。
この機会に、「Bibliみんなのマルシェ」に足を運んでみては。
■Bibliみんなのマルシェ
場所:Bibli(旧大宮図書館)
住所:さいたま市大宮区高鼻町2-1-1
駐車場:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-131-4
日時:6月23日(日)10:00~16:00
入場:無料
公式HP:https://bibli.jp
(ソルトピーチ)