茨城県つくば市に本社を置くワポーターが、7月17日(水)、つくば市北条地区に、一日ひと組限定の宿泊施設「アイショウ」を新規オープンする。
自然素材を追求した、体と心にやさしい宿
日本の文化を継承していく新たな取り組みとして始動した宿泊施設「アイショウ」のテーマは、「自然素材を追求した、体と心にやさしい宿」。里山の自然素材を使用し、築80年の町屋古民家を改築した宿で、工芸文化に力を注いできたワポーターの集大成となっている。
アメニティや寝具は「眠り」に良いもの、建物や塗料においても「自然であること」にこだわり、建物全体で日本の伝統技術と現代工芸を共に体験できる、クリエイティブな空間を提供する。
「アイショウ」が位置するのは、北条商店街沿い。この北条地区は江戸時代に筑波山参拝の門前町として栄え、北条を基点として筑波山の拝殿まで続く道「つくば道」がある地域。店蔵や土蔵が軒を連ね、神の山として信仰されてきた筑波山の歴史と地域の文化が色褪せることなく、幅広い世代を惹きつける、古くて新しいエリアだ。
「アイショウ」は、地域との連携を図り筑波山からの連続性を生むことで、周辺地域を活性化し、宿泊することで体験できる日本の美意識と癒しを届けていく。
極上杉の無垢板を建物全体に使用
「アイショウ」では、茨城県と徳島県の極上杉の無垢板を建物全体に使用。「隠された日本の宝」という意味を持つ杉は、調湿性が高く一年を通して湿度60~74%を保ち、湿度が安定するという。
さらに、二酸化炭素の吸収量はブナや檜の5倍以上で、杉が持つ殺虫・防虫効果でウイルスなども活性化せず、その結果、皮膚炎やアレルギーなども出にくくなるそう。杉の香りが持つ成分「セドロール」のリラックス効果によりストレスが軽減され、睡眠を促進する効果も期待できる。
自然素材の壁や天井の内装には、熟練の職人の技術による、漆喰や茅葺きがあつらえられている。漆喰は、空気中の匂いの原因である化学物質を吸収し、細菌や有機物を分解し、清浄にして戻してくれるという。
自然素材は、部屋はもちろんのこと、お風呂や廊下、さらには宿泊者に見えない場所まで、建物全体に用いられている。
また、身近な素材とそれを活かす職人の技で作られた、日本の美意識を体感できる現代工藝をしつらえており、現代工藝の趣をたたえる幻想的な空間に出逢うこともできる。
「アイショウ」概要
「アイショウ」の宿泊定員は最大7名。料金は利用人数によって変動し、一名一泊13,310円~21,780円。建物にはフルキッチン、ダイニング1、和室寝室2、板間リビング1、お風呂1、洗面トイレ2、駐車場2台、アメニティ、館内着が備えられている。料理は出ないが、朝採れ有機野菜や地元のパン、または北条米といった食材の提供がある。
「アイショウ」では、7月14日(日)までプレオープン特別料金にてモニター宿泊を受付中。自然素材を追求した、体と心にやさしい筑波山麓北条の一棟貸し「アイショウ」を利用してみては。
■アイショウ
住所:茨城県つくば市北条197-1
HP:https://aisho-hojo.jp
(佐藤ゆり)