至高の料理と、命との触れ合いを通して、自然との関係性を感じるレストラン「神恩和食」が、大阪の梅田に誕生。「神恩和食 千隆」が12月19日(木)にオープンした。
和食の新ジャンル「神恩和食」
和食や居酒屋などを戦前に始め、大阪の100年を共に過ごしてきた「千隆」。
三代目の木林義典氏によって、日本の伝統文化と世界の食文化とつなげる場として、新ジャンルのレストラン「神恩和食 千隆」を、この度オープンすることとなった。
日本人と世界の人の価値観の交流場として
2025年に万博があり、2030にはIR開業など、国際都市へと発展する大阪。中でも夢洲とのハブになる梅田で、日本人と世界の方々の価値観の交流をできる場としても活躍する。
「和をもって尊し」、そして「多様性」を良しとしてきた八百万の神々の日本的な感性を、「地球環境問題」や「いのちの多様性」が求められる今、世界遺産にも選ばれた和食を通して世界に発信したい。
その想いを胸に、書家でもあり、日本を代表する神社の元神職を務めた人に相談し、命名したのが「神恩和食」となっており、そのまま「書」にしてもらったという。
新しい形のアフタヌーンティーを提供
「神恩和食 千隆」では、神恩の餅をアフタヌーンティーに見立て、日本文化的に解釈した、新しい体験を提供。
大人の新たなお酒の味わいを届けるほか、ソフトドリンクも用意しているため、お酒が苦手な人も楽しむことができる。
七福神と「理りを科る」
人は土から生まれ、土が育んだものを食べ、やがて土に還る。この循環には上下の概念はなく、ただ自然があるだけという考え方がある。そこから着想を得て、神様にお供えした食材である「神々のお下がり」を共に味わうことで、先祖や自然とのつながりを感じ、未来への「ご縁」を食を通じて体験してほしい、という願いが込められている。
七福神の中で唯一日本生まれの神である戎(恵比寿)様は、世界の神々と宝船で一つのチームとなり、人々の幸福と繁栄を祈る存在。戎(恵比寿)様は、ダイバーシティと調和の象徴のような神様だ。
また、全国の神々が出雲に集まる神無月には、戎(恵比寿)様や金毘羅様など一部の神々が地域に残り、「商売繁盛」「豊漁」「五穀豊穣」などの御利益をもたらす存在として信仰されてきた。
食材は戎(恵比寿)様を祀る総本山で祈祷され、その後、料理として提供される。これにより「命をいただく」という体験を世界の人々へと届ける。
世界で1本だけの堺の和包丁
堺の「青木刃物製作所」と、包丁彫金師「窪田美知子」による世界を代表する匠の一刀「堺孝行」。
迫力と精巧さから美しい輝きを放つ匠の包丁に、世界でも神恩和食にしかない唯一の絵柄の彫刻をあしらた匠の手仕事は、店頭で実際に見て購入することができる。
至高の料理と、命との触れ合いを通して、自然との関係性を感じるレストラン「神恩和食」で、特別な体験をしてみては。
■神恩和食 千隆
住所:大阪府大阪市北区芝田1-6-11
神恩和食 千隆公式サイト:https://shinon-washoku.com
千隆公式サイト:https://sen-ryu.com
(丸本チャ子)