
東京都大田区で飲食店向け青果物即配事業を行うベジクルが、市場にあまり流通していない“こだわり野菜”を、千葉の畑から“朝どれ”で収穫し、その日のうちに東京の飲食店に届ける新サービス「ベジクル とれたて便」をリリースした。まずは3タイプのセットから販売開始する。
朝どれのこだわり野菜が届く
「ベジクル とれたて便」は、こだわり野菜を売りにしたい、差別化したい、季節ごとの味をしっかり伝えたい、生産者の顔が見える素材を扱いたいという飲食店におすすめだ。「ベジクル とれたて便」では、市場ではなかなか手に入らない、朝どれの香り・食感・みずみずしさの「仕入れの常識」が変わる鮮度で届けられる。また「サラダ」「お鍋」「グリル」など、調理に合わせた最適解をセット化するため、仕入れで迷う時間も必要ない。そのほか、「海水で育てた幻のねぎ」「300年続く農家のルッコラ」など、生産者の顔が見えるストーリーは、メニューの説明に深みを与えてくれる。
届く野菜の一部を紹介

この時期の野菜の一部を紹介しよう。サラダ白カブは、カブ本来の香りとコクのある甘さで「これカブ?」と思う程の旨み。皮ごと食べられるのでサラダやバーニャカウダーにもおすすめ。繊維質が柔らかいので軽く火入れするとトロっとした食感に変わり、甘みが増す。品種リレーにより、1月いっぱいまで続く予定だ。栽培期間中、化学農薬・化学肥料不使用、自家製堆肥。

海水ねぎは、栽培に手間がかかるため年々生産者が減っており、市場流通しない幻のねぎ。九十九里の潮風で育つことで甘みが増しているとともに、栽培期間中に海水をかけて育てることでネギにストレスがかかり、甘みが増幅している。

はまべに人参は、人参の甘みが濃すぎないので、鍋との相性抜群。青臭さもないため、人参嫌いの人もパクパク食べられる。とれたて一番人気の品種。栽培期間中、農薬・化学肥料不使用だ。
用途に特化した3タイプのセットから販売開始
まずは「千葉県の朝どれこだわり野菜」をメニューにそのまま活かせるよう、用途に特化した3タイプ・全6種のセット商品から販売スタートする。

「旬!サラダ野菜セット(とれたてお任せ野菜セット/3,000円サイズ/5,000円サイズ)」には、生で食べるからこそ違いが歴然の、香りが弾け、シャキッと心地よい食感が楽しめる品種を揃えた。じゃがが丘ファームのまるでフルーツのような甘さのサラダ白カブ、万悦の瑞々しい四川きゅうり、石井農園のパンチの効いたごまの香りのルッコラ、旬農食糧の息をのむほど美しい紫色のコーラルリーフ、串間農園のえぐみがなく食べやすいサラダほうれんそうで、前菜やサラダバーのクオリティがアップする。

「温活!お鍋野菜セット(3,000円サイズ/5,000円サイズ)」は、煮込めば煮込むほど、旨みがじゅわっと染み出す品種をラインナップ。Farm Tsuchiyaの「幻」と呼ばれる特別なねぎ・海水ねぎ、すだ農園の鍋にぴったりなカリーノケール、串間農園の根まで美味しい三関せり、星野祥永さんの肉厚でジューシーなしめじ、石井農園の西洋の松茸と呼ばれるほどの香りであるマッシュルームなど、煮崩れに強く、出汁をしっかりと受け止めてくれる、料理を格上げする「名脇役」たちが揃う。

「グリル野菜セット(3,000円サイズ/5,000円サイズ)」は、焼くだけで甘さが爆発し、香ばしさが食欲を刺激する品種を揃えた。中園ファームのねっとりとした食感と強い甘味の安納芋、みらく農園の人参嫌いでも食べられるはまべに人参、衆人参、ソムリエファームのホクホクで甘みが深いカリフラワー、星野祥永さんの旨味と香りが凝縮した椎茸、石井農園のロースト料理の彩りにも最適な紅しぐれ大根をラインナップ。焼き野菜、ロースト、BBQメニューの格が上がる内容だ。
「ベジクル とれたて便」の配送エリアは、東京都の千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区。納品時間目安は、エリアにより異なるが、午後帯での配送となる。取引条件は現状はなく、送料込。発注締切時間・注文変更・取消締切は、納品希望日の前日12時まで。納品可能日は、火曜・木曜・金曜・土曜。注文方法は、ベジクル発注アプリ「ラクシーレ」から可能。まずはLINEから問い合わせてほしいとしている。
飲食店向け青果物即配事業を行う「ベジクル」が始めた新サービス、「ベジクル とれたて便」をチェックしてみては。
ラクシーレHP:https://rakushiire.com
ベジクルHP:https://vegekul.co.jp
ベジクル公式LINE:https://page.line.me/210twyga
(熊田明日良)