高島織物、アートユニとのコラボ着物など新作を全国4都市で発表

伝統は、革新になる。創業111年の西陣織メーカーが「次の京都」をものづくりで表現
1915年(大正4年)創業、京都・西陣で帯の製造・販売を手がける株式会社高島織物(代表取締役:中須賀賢一、本社:京都市北区紫野南舟岡町5番地)は、創業111周年を記念した「高島織物 新作発表会」を東京・京都・広島・福岡の全国4都市で開催します。
テーマは、「伝統は、革新になる。」
会場では、京都の染色工房「アートユニ」と共同制作した新作着物をはじめ、111周年を機に制作した新作帯、斉藤上太郎氏とのコラボレーション着物、「Y.S style collection」の新作などを一堂に発表します。
さらに、毎年好評をいただいている「高島織物 着物デザインコンテスト」の授賞式・受賞作品展示も実施。111年受け継いできた伝統技術に、異なる分野の職人やクリエイター、そして次世代の感性を掛け合わせ、西陣織の新しい可能性を発信します。
西陣織を「守る」だけでは未来につながらない。伝統産業に求められる異分野との共創
京都には、西陣織、京友禅をはじめ、それぞれ異なる歴史と技術を持つ伝統産業が現在も受け継がれています。
一方、和装産業を取り巻く環境は長期的に変化しており、伝統技術を継承するだけでなく、新たなデザインや用途、異なる技術との組み合わせによって次世代の需要を生み出すことが課題となっています。
高島織物も1915年の創業以来111年、西陣の職人による技術を受け継ぎながら、古典美に現代的な感性を取り入れたものづくりを続けてきました。
同じ京都で、アートユニは京友禅の技術を継承しながら、手捺染や手描き染めを用いた独自のテキスタイルを制作。素材やデザインに応じた染色加工を行い、伝統技術と新しい感性を組み合わせたものづくりに取り組んでいます。
今回の新作発表は、こうした京都の異なるものづくりの技術を掛け合わせることで、伝統産業の新たな可能性を提示する取り組みでもあります。
1915年創業から111年。「西陣の織り」から、京都のものづくりをつなぐメーカーへ
高島織物は1915年、京都・西陣で創業。2026年で111周年を迎えました。
100年以上にわたって大切にしてきたのは、時代に左右されず永く着続けられるデザインと品質を追求する「本物志向」です。西陣の職人とともに、古典美を基調としながら現代の感性を取り入れた帯を生み出してきました。
一方で、111年という節目を「これまでの歴史を振り返る年」だけにはしません。
帯という枠を越え、染色作家やデザイナーなど異なる分野のつくり手と協働することで、これまでになかった着物の表現に挑戦します。
その象徴となるのが、今回の高島織物×アートユニによる新作です。
「染め」と「織り」が出逢った。アートユニとつくる“新しい京都”
今回の新作発表会で発表する注目作の一つが、アートユニと高島織物によるコラボレーション着物です。
アートユニは京都で服地染色を手がけ、京友禅の技術を継承した「手捺染」と、筆や刷毛を使って反物に模様を描く「手描き染め」を得意とする染色工房です。職人の手作業だからこそ生まれる繊細な模様や風合い、深みのある色彩表現を特徴としています。
さらに、伝統的な技法だけにとどまらず、墨流し染をもとに独自に発展させた「流彩染め」など、新しい技法や表現にも挑戦しています。
一方の高島織物は、111 年間受け継いできた西陣織の技術を背景に、織り、意匠、素材を通じて帯の新しい表現を追求してきました。
染めでしか生まれない偶然性や色の揺らぎ。織りだからこそ生まれる立体感や奥行き。
それぞれ異なる道を歩んできた京都のメーカーが互いの技術と感性を重ねることで、新しい着物の表現を目指しました。
単なる異業種コラボレーションではなく、京都で受け継がれてきた技術同士が出逢い、次の京都のものづくりを考える試みです。
毎年大好評「高島織物 着物デザインコンテスト」授賞式を開催
毎年多くの反響をいただいている「高島織物 着物デザインコンテスト」の授賞式も、新作発表会にあわせて開催します。
プロ・アマを問わず広くデザインを募集し、新しい感性と西陣織の伝統技術をつなぐことを目的にスタートした本コンテスト。受賞作品には、これまでの着物の枠にとらわれない自由な発想や、次世代ならではの感性が表現されています。
東京会場では受賞者を表彰するとともに、受賞作品の特別展示も実施。一般から生まれたデザインと、111 年受け継がれてきた高島織物のものづくりが出逢うことで、次の時代の着物の可能性を発信します。
「つくる人」だけでなく、「着物を愛する人」とともに西陣織の未来をつくる。
新作発表と並ぶ、高島織物111 周年記念発表会の注目企画の一つです。
「伝統は、革新になる。」111 年のその先へ
伝統産業が次の100 年へ続いていくためには、受け継いできた技術を保存するだけではなく、異なる技術や感性と出逢い、新しい価値へと変えていくことが必要だと高島織物は考えています。
今回のアートユニとの共同制作を一つの起点として、今後も京都の職人、染色家、デザイナー、クリエイターなど、ものづくりに携わる人々との共創を進めていきます。
西陣織を「過去から受け継いだもの」だけではなく、今を生きる人が着たいと思えるもの、そして未来へ残したいと思える文化へ。
高島織物は創業111 年のその先に向け、新しい西陣織と京都のものづくりの可能性を発信していきます。
開催概要
東京から京都・広島・福岡へ。創業111 周年の新作を全国4 都市で発表
東京会場
2026 年10 月2 日(金)~10 月4 日(日)
東京大松屋示会場
京都会場
2026 年11 月13 日(金)~11 月15 日(日)
百代織染館
広島会場
2026 年12 月19 日(土)~12 月21 日(月)
シャレオ紙屋町スイング
福岡会場
2027 年2 月20 日(土)~2 月22 日(月)
西鉄イン福岡 A ホール
会場では、新作発表に加えて西陣織の帯地を使った帯留作り体験会も予定しています。
お問い合わせ先
株式会社高島織物
創業:1915 年(大正4 年)
代表者:代表取締役社長 中須賀 賢一
所在地:〒603-8225 京都市北区紫野南舟岡町5 番地
事業内容:西陣織・帯の製造、販売
TEL:075-431-0111
公式サイト:https://www.takashimaorimono.co.jp/