当社所属のパラ陸上選手 木山由加と高桑早生がカタール・ドーハにて10月22日(木)から31日(土)まで開催された「IPC陸上競技世界選手権」に日本代表選手として出場したそれぞれの種目で銅メダルを獲得致しましたのでお知らせいたします。
2年に一度開催されるIPC陸上競技世界選手権で初出場となる高桑選手は走幅跳び決勝で銅メダルを獲得。日本チームに本大会第1号のメダルをもたらしました。また3大会連続出場となる木山選手は100m決勝(T52)で自身初の銅メダル獲得。高桑に続く日本チーム第2号メダルを獲得しました 。
【木山由加選手コメント】
「国際大会でメダルを獲ったのが初めてだったので素直に嬉しいです。でもロンドンパラで一緒だった強豪選手が出てきていないので来年リオでのメダル獲得は厳しいものになると思います。それでも諦めたくないし自分自身にも負けたくないので一つ一つ課題に取り組んでいきたいと思います」
【高桑早生選手コメント】
「世界選手権という大きな舞台でメダルを獲得できたことを心から嬉しく思います。記録も自己ベストと、世界と戦う上で最低ラインとなってくる5mの大台に乗れたことで、自信をもって今後の競技活動に臨むことができます。短距離種目と共に、走幅跳でもより高い場所を目指していきたいです」
【選手 / 種目 / ラウンド / 記録 / 成績】
木山由加(T52/車いす)/ 100m / 決勝 / 25″37 / 銅メダル
高桑早生(T44/立位) / 走幅跳び / 決勝 / 5.09m(自己ベスト) / 銅メダル
■木山由加選手プロフィール
岡山県出身、現在31歳。進行性の難病である脊椎性能変性症を抱えながら世界で活躍するトップアスリート。2012年に開催されたロンドンパラリンピックでは日本代表として活躍。大分県で開催される大分国際車いすマラソン(ハーフ)では8連覇を達成し、記録更新中。
■高桑早生選手プロフィール
埼玉県出身、現在23歳。中学生の時に骨肉腫で左下腿を切断。高校で本格的に陸上を始めると、才能を一気に開花させ20歳でロンドンパラリンピックに出場。昨年行われた仁川アジアパラ競技大会では日本選手団の旗手を務めた。現在100m(T44)の日本記録を持つ。
【エイベックスの障がい者アスリートへの取組み】
当社は2008年より障がいがありながらも世界で活躍する選手たちを積極的に、雇用・支援を行っています。開始当初は1名の選手から始まり、2013年には「エイベックス・チャレンジド・アスリート」としてチームを発足。その後、数々の国際大会で多くの選手が出場を果たし、現在では、2015年最年少グランドスラムを達成した上地結衣選手をはじめとする車いすテニスや、車椅子バスケットボール、陸上、柔道、水泳、スキー、フェンシングを含む計9 つの競技で12名+1チームが活躍しています。