― 背景・前提・判断が仕事から切り離された組織構造の分析結果(Organizational Andragogy(R))―
組織行動科学(R)を提供するリクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)が運営する人的資本開発プランニング(R)センターは、国内33.8万人・980社の行動データ分析に基づき、会議や打ち合わせ、定例報告など、業務上の出来事を共有し、次の扱いを検討する場で行われている「話し合いの構造」に着目したレポート『なぜ「思考ツール」を使っても良くならないのか』を公開しました。
d68315-169-2e8afb544aeb9f694e928fce4d22b44b.pdf業務改善や意思決定の高度化を目的として、思考ツールやフレームワーク、分析手法が継続的に導入されている。
それにもかかわらず、
- 会議や打ち合わせは増えている
- 資料は整理され、精緻になっている
- しかし、課題解決につながる実行が積み上がらない
という違和感を抱えている現場は少なくありません。
本レポートは、この状態を個人の能力や意識、ツールの使い方の問題として扱いません。着目しているのは、話し合いに入る前の段階で、次の点がどのように扱われているかという点です。
- 何を事実として扱っているのか
- その事実を、どのような背景のもとで捉えているのか
- どの条件を前提として話が始まっているのか
■ こんな方に読んでいただきたいレポートです
- 思考ツールやフレームワークは導入しているが、成果とのつながりに違和感がある
- 会議や打ち合わせは多いが、決めたことが積み上がっていかない
- 「やり方」ではなく、「なぜ噛み合わなくなるのか」を構造として理解したい

■ 問題設定
業務上の話し合いでは、現場で起きた出来事や数値、報告事項が共有されます。しかし、その情報について、
- 今回の話し合いでは、何を事実として扱うのか
- その事実を、どのような背景で捉えているのか
- どこまでを共通の前提として含めているのか
が明示されないまま、話し合いが始まる場面も見られます。その場合、参加者はそれぞれ、異なる事実の切り取り方、異なる背景理解、異なる前提条件をもとに発言することになります。
結果として、
- 同じ言葉を使って議論していても、
- 指している対象や含めている条件が一致せず、
- 「話は進んでいるが、噛み合っていない」
という状態が生じやすくなります。
■ 事実・背景・前提が揃わないまま進むと何が起きるのか
本レポートでは、事実・背景・前提が整理されないまま話し合いや整理が進んだ場合、次のような現象が繰り返し観測されることを整理しています。
- 論点や話題が増えていく
- 説明や整理は重ねられる
- どの事実・どの背景・どの前提で話が進んだのかが共有されない
その結果、結論に至ったとしても、
- なぜその結論になったのか、
- どの条件のもとでの結論なのかが次の場面に引き継がれません。
- 同様の説明や確認が繰り返され、
- 「やっているが、前に進んでいる実感がない」
という状態が、業務の中で繰り返されていきます。
■ 本レポートの位置づけ
特定の進め方や考え方を評価・否定するものではありません。また、思考ツールや分析手法そのものを否定するものでもありません。
示しているのは、話し合いに入る前に、事実・背景・前提が、どのような状態で扱われているかという一点です。この扱われ方によって、同じ思考ツールや分析手法を用いた場合でも、話し合いの質や、その後の業務の進み方が大きく異なり得ることを、構造として整理しています。
■ レポート概要
- タイトル:なぜ「思考ツール」を使っても良くならないのか
- 発行:人的資本開発プランニング(R)センター
- 形式:PDFレポート(全16ページ)
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■ 人的資本開発プランニング(R)センターについて
人的資本開発プランニング(R)センターは、33.8万人に及ぶ行動データ分析を基盤に「人の成長」や「育成」を個人の問題に還元せず、仕事・役割・判断構造の設計から捉え直す研究と実践を行っています。
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リクエスト株式会社
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リクエスト株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:甲畑智康)は「より善くを目的に」を掲げ、33.8万人の働く人のデータに基づいた 組織行動科学(R) を基盤に、7つの研究機関が980社を支援している企業です。
組織行動科学(R)は組織で働く私達の思考と行動が「なぜ起こり」「なぜ続くのか」を事業環境と経験から解明し、より善く再現する手段です。