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株式会社セールスフォース・ジャパン

Salesforce、Slackを「AIオペレーティングシステム」へと進化させる新たな「MCPサーバー」を発表

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CRMデータ、Tableau、外部ツールをSlackbotに集約し、タブ切り替え不要のシームレスなAI協働を実現

※本記事は2026年7月9日に米国で公開されたSlackbot Can Now Do Anything Salesforce Can. Just Ask.の抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下 Salesforce)は本日、パーソナルAIエージェント「Slackbot」がSalesforce内のデータ、Tableau、Data 360と直接つながり、Slack上だけで顧客情報の確認・商談更新・データ分析を完結できる新たなMCPサーバー群の提供を開始しました。追加のログインも、ブラウザのタブ切り替えも不要です。AI連携規格「Model Context Protocol(以下、MCP)」を採用した本サービスにより、Slackbotは各種ビジネス自動化ワークフローとも直接接続されます。

Salesforceのお客様は25年にわたり、自社ビジネスを支える顧客データ、ビジネスロジック、業務を自動化する仕組み、そして高度にカスタマイズされたCRM環境という強固な基盤を構築してきました。一方で、チームの重要な会話が行われている最中でも、必要なデータやインサイトを得るために複数のブラウザタブを行き来し、レコードを確認・更新しなければならない場面が少なくありませんでした。

こうした課題を解決するため、Salesforceは今年、顧客データやビジネスロジックを静的なブラウザ画面から解放し、企業全体のコミュニケーションの中心であるSlackへ直接届ける「Headless 360」を発表しました。今回のアップデートは、この「Headless 360」のビジョンを具現化するものです。これによりSlackは、単なるチャットツールから、人、データ、自律型AIエージェントが同じスレッド上でオープンに協働する「マルチプレイヤーAIオペレーティングシステム(OS)」へと進化します。

SlackbotがSalesforceや業務アプリと連携し、Slack上でAIによる業務実行を実現
Slackbotが、新たなMCPサーバー群によってさらに進化します。Salesforceが提供する専用のMCPサーバーを活用することで、SlackbotはHeadless 360プラットフォーム全体に加え、チームが日常的に利用するさまざまな業務アプリケーションともシームレスに連携します。これにより、複数のシステムにまたがる情報をAIが適切に理解・活用し、必要な情報の検索から顧客情報の更新、ワークフローの実行まで、Slack上で一貫して完結できるようになります。

例えば、顧客について質問するとCRMから関連情報を集約して提示し、ビジネストレンドについて尋ねるとTableauのリアルタイム分析結果を表示します。また、業務プロセスの実行を依頼すると、JiraやBox、Claudeをはじめとする連携アプリケーションを横断して必要なワークフローを実行します。ブラウザのタブを切り替えたり、カスタムコードを開発したり、追加設定を行ったりする必要はありません。

さらに、これらすべてのやり取りは共有Slackチャンネル上で行われるため、AIの活用は個人単位にとどまらず、人とAIエージェントがチーム全体で協働する共有環境へと進化します。これにより、組織全体で情報や意思決定のプロセスを共有しながら、より効率的かつ透明性の高い業務遂行が可能になります。Salesforceでは、このアプローチを社内IT部門で実践しており、1,500名以上のエンジニアが利用する開発環境において、従来必要としていたカスタムコーディング工数を年間ベースで大幅に削減しています。

Salesforce MCPとSlackの連携により、CRMやIT投資の価値を最大化
Salesforce MCP、Slack、およびパートナーアプリケーションの連携により、企業はCRMやIT投資の価値をさらに高め、AIを活用した業務をSlack上でシームレスに実行できるようになります。
- Slack上でSalesforce CRMの業務を完結:SlackbotはSalesforceのレコードの閲覧・更新に加え、カスタムオブジェクトや独自フィールド、複数ステップのFlow、業務固有の自動化設定まで理解し、活用できるようになります。長年蓄積してきた顧客データや業務プロセスを、実際のコミュニケーションの場でシームレスに活用できます。
- データに基づくインサイトを誰もが活用可能に:新たなData 360およびTableau Next向けMCPサーバーにより、Slackbotはユーザー権限やデータアクセス制御を遵守しながら、常時利用可能なデータアナリストとして機能します。Slack上で質問するだけで、Data 360の統合顧客プロファイルやTableauのリアルタイム分析結果へアクセスでき、専用ポータルへの切り替えや追加設定は不要です。
- AIエージェントと業務アプリケーションを一つの会話に統合:Anthropic、Atlassian、Boxをはじめとする数百のパートナー企業が提供するAIエージェントをSlackチャンネルへ追加し、SlackbotがSalesforceのデータと各種AIエージェントを横断的にオーケストレーションします。すべてのアクションは共有チャンネル上で可視化されるため、チーム全体でAIエージェントと共同作業しながら業務を進めることができます。

Salesforceの視点:
SalesforceのSlack担当EVP兼GM、ロブ・シーマン(Rob Seaman)は次のように述べています。「お客様がSalesforce上で構築してきたデータ、ワークフロー、AIエージェントのすべてが、まるで同僚とチャットするのと同じ感覚でSlackから利用できるようになります。これにより、業務の『きっかけ』から『実行』までを、会話が行われているその場所で完結できます」

CRMの価値を、会話の中で最大化
CRMの価値を最大限に引き出すには、チームがデータに基づいて迅速に意思決定を行い、常に最新の顧客情報を活用できる環境が欠かせません。SalesforceをSlackに統合することで、営業担当者は商談レコードを開くことなく案件を前進させ、サービス担当者は適切な担当者へケースをスムーズに引き継ぐことができます。

Salesforceアプリ向けの専用MCPサーバーにより、ユーザーはSlackbotとの会話だけで、顧客レコードの確認、商談パイプラインの更新、ビジネスワークフローやAIエージェントの実行まで行えるようになります。ブラウザのタブを切り替えたり、別途ログインしたりすることなく、Salesforceの機能をSlack上でシームレスに利用できます。

また、Slackbotは各企業固有のSalesforce環境にも対応しています。カスタムオブジェクトや独自フィールド、権限構造を自動的に認識し、入力規則やユーザー権限を遵守したうえで、安全かつ適切に情報へアクセスします。さらに、企業ごとに構築された業務フローや自動化プロセスも理解し、自然言語で指示するだけで実行できます。

営業部門では、収益創出に関わる一連の業務をSlack上で完結できるようになります。「Agentforce Sales」がバックグラウンドで稼働し、商談の進捗管理や次に取るべきアクションを提案します。例えば営業マネージャーは、Slackbotにチームの進行中の商談を一覧表示させ、リスクのある案件を特定したうえで、最新のCRMデータとビジネスロジックに基づく分析結果をチームへ共有できます。また営業担当者は、その日の営業活動をもとにCRMを更新し、内容を確認したうえでワンクリックで反映することも可能です。必要な情報、ツール、アクションがすべてSlack上に集約され、業務の生産性を向上します。

Salesforceの視点:SalesforceのAgentforce Sales担当EVP兼GM、クリス・ビルマイヤー(Kris Billmaier)は次のように述べています。「Slackに統合されたAgentforce Salesは、収益チームの働き方の未来です。AIは営業活動そのものを変えつつあります。営業担当者が日常的に利用しているSlackの中でSalesforceのデータとインテリジェンスを活用できるようになることで、チームは情報を探し回るのではなく、顧客への価値提供とビジネス成長に集中できます。その変化はすでに始まっており、私たちはその中心にいます」

管理者にとっても導入は容易です。既存のSlackとSalesforceの接続を利用した自動認証により、追加の連携開発を行うことなく、単一の管理画面からSalesforce MCPサーバーの検索、導入、管理を一元的に実施できます。これにより、会話そのものが業務やレコード管理の起点となり、チームは必要なデータにその場でアクセスし、アクションを実行できるようになります。さらに、得られたインサイトは個人に閉じることなくチーム全体で共有されるため、Salesforceは実際の働き方に寄り添い、人とAIエージェントが協働する業務基盤へと進化します。

データと分析を、意思決定が行われる場所へ
TableauとData 360がMCPサーバーを通じてSlackbotに統合されたことで、組織内の誰もが、必要なタイミングでデータにアクセスし、データに基づく意思決定を行えるようになります。データを確認するために会話を中断したり、情報の伝達過程でコンテキストが失われたりすることなく、意思決定が行われるその場でリアルタイムのデータを活用できます。

Tableauのエージェント型分析プラットフォームは、組織内で管理・ガバナンスされた信頼性の高いデータに基づいてSlackbotの回答を生成します。回答には、ヒートマップやトレンドライン、内訳分析などのインタラクティブなビジュアライゼーションが含まれ、複雑なデータも直感的に理解できます。これにより、レコードの更新からチームへの情報共有まで、あらゆる意思決定を実際の業務の流れの中で、リアルタイムデータに基づいて行えるようになります。

例えば、営業会議で「売上予測は計画どおりに進んでいるか」と質問すると、Slackbotが数秒で最新の分析結果を提示します。チーム全員が同じデータをもとに現状を把握し、そのまま次のアクションへ移ることができます。さらに、Data 360 MCPにより、Data 360をSlack上で直接活用できるようになります。Data 360は、CRMをはじめとする複数のデータソースを横断して統合されたリアルタイムのビジネスコンテキストをSlackbotへ提供し、推測ではなく最新かつ包括的な情報に基づく回答を実現します。

また、Data 360 Skillsは、組織固有の業務プロセスや判断基準をSlackbotに反映します。あらかじめ定義された業務フローや意思決定プロセス、確認手順を活用することで、一貫性とガバナンスを維持しながらAIによる業務実行を支援します。例えば、ユーザーはSlackbotに顧客の統合プロファイルを表示させ、その情報をキャンペーン用チャンネルで共有しながらチームと意思決定を行うことができます。その後、Slackbotは会話の流れの中で、セグメント条件の更新や顧客データの確認などの業務を実行します。

すべてのやり取りがSlack上で行われるため、Slackbotはチャンネル内の会話や商談の状況、チームの目的を理解したうえで、TableauやData 360の情報を活用し、その場に最も関連性の高いインサイトを提供します。

あらゆるアプリケーションとAIエージェントを、一つの会話へ
Slackは、人と人をつなぎ、仕事を前進させるためのプラットフォームとして設計されています。その基盤の上で、人とAIエージェントが同じ会話の中で協働し、知見や成果を組織全体で共有する「マルチプレイヤーAI」の実現を目指しています。

すでにAnthropic、Box、DocuSignをはじめとするパートナー各社は、Slack上で利用できるAIエージェントを提供しています。SlackbotはこれらのAIエージェントやサードパーティ製アプリケーションとシームレスに連携し、必要に応じて最適なAIエージェントを呼び出しながら、複数のツールをまたいだ業務をSlack上で進めることができます。

さらに、Atlassian、Zapier、Latticeなど25社以上のパートナーがMCP対応アプリケーションを提供しており、そのエコシステムは拡大を続けています。これらのアプリケーションは、Slackbotと会話のコンテキストやSalesforceのデータ、インサイトを共有しながら連携し、Slack上でさまざまな業務を実行できます。また、MuleSoft Agentと連携することで、システムの稼働状況の確認や利用可能なAPI・アセットの検索、障害発生時の通知なども、チームが日常的に利用するSlackチャンネル上で完結します。

例えば、Slackbotとの会話の中でSalesforceの商談情報を更新した後、そのままJiraのチケットを確認し、Boxの資料を共有し、DocuSignで契約承認を依頼するといった一連の業務を、ツールを切り替えたり、別途ログインしたりすることなく進めることができます。

Slackbotは、チームがやり取りしているチャンネルの会話や業務のコンテキストを理解し、状況に応じて最適なアプリケーションやAIエージェントを選択します。認証を含む必要な処理も自動的に行われるため、ユーザーは自然言語で指示するだけで業務を進めることができます。また、データの更新など、すべての実行操作には必ずユーザーの認証を求める『ヒューマンインザループ』設計を採用しており、AIによる意図しない自動更新を防ぐ安全な運用を保証しています。その実行結果はチャンネル内で共有されるため、チーム全員が内容を確認し、補足や改善を加えながら共同で作業を進められます。

こうした仕組みにより、AIは個人の生産性を高めるアシスタントにとどまらず、人とAIエージェントがチーム全体で協働する新たな働き方を支える基盤へと進化します。

エンタープライズAIへの投資価値を最大化
企業が導入するAIモデルやデータプラットフォーム、業務特化型AIエージェントの価値は、それらを日々の業務と結び付けるインターフェースによって大きく左右されます。Salesforceのデータを静的なレコードにとどめるのではなく、実際に業務が行われるSlack上で活用することで、これまで以上に高い価値を引き出すことができます。

Slackは、チームが日常的に業務を進めるコミュニケーション基盤として、AIと業務システムをつなぐ役割を担います。これは単なるコラボレーションツールへの投資ではなく、組織全体のAI活用と既存IT投資の価値を最大化するための重要な基盤となります。

Salesforceのデータとビジネス上の会話を一つにつなぐことで、チームは必要な情報を探し回ることなく、仕事を行っている場で意思決定し、行動できるようになります。インサイトは組織全体で共有され、断片的ではなく包括的な情報に基づいた意思決定が可能になります。そして、合意形成、意思決定、業務の実行といった企業活動の中核となるプロセスを、より迅速かつ効率的に進められるようになります。

価格と提供時期:
Slackbot MCP Clientは日本での一般提供を開始しました。Slackbotが利用可能なすべてのSlackプランにおいて、Salesforceと連携したSlackワークスペースで、Salesforceが提供するMCP Serverと接続して利用できます。

また、Salesforceが提供するMCP Server(英語)も、Enterprise Edition以上のすべてのお客様を対象に一般提供を開始しました。さらに、Slack MarketplaceではMCP対応アプリを集約した「Slack MCP Registry」(英語)を公開しており、25以上の対応アプリから利用中のツールをSlackbotと簡単に連携できます。

詳細情報:
- Agentforce Sales in Slack について詳しく知る
- MuleSoft for Slack を発見する(英語)
- Tableau Nextのエージェント型アナリティクスにより、すべてのCRMユーザーがデータをアクションに活用
- 教えて、広報さん!あの記者会見を深掘る「8つの質問」。「Headless (ヘッドレス)360」編

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