新しい在庫最適化機能が含まれる、Oracle Cloud SCMの最新アップデート
テキサス州オースティン - 2026年7月16日
(本資料は、オラクルが2026年6月29日に発表したプレスリリースの抄訳です)
オラクルは本日、在庫の可視性向上、サプライヤーやオペレーションへの影響の低減、製造効率の向上を通じて、サプライチェーンのパフォーマンス向上を支援する4つの新しい「Fusion Agentic Applications」を発表しました。「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」に組み込まれたこれらのエージェント型アプリケーションは、複数の専門AIエージェントが連携するチームによって実現されます。また、成果を重視し、自発的に推論に基づいて判断できるよう構築されており、企業での利用を前提に設計されています。また、サプライチェーンのレジリエンスをさらに向上できるよう、新しい在庫最適化機能も提供します。
オラクルのFusion SCM開発担当シニア・バイスプレジデントであるS.Y.シェノイ(S.Y. Shenoy)は、次のように述べています。「サプライチェーンのリーダーは、経済およびオペレーション上の不確実性が続く中で、サービス・レベルの向上、コストの抑制、混乱への迅速な対応を迫られています。『Oracle Cloud SCM』の新しいAgentic Applicationsと在庫最適化機能により、問題をより迅速に特定し、優先順位を付けて対応できるようになり、計画、調達、製造の全体で、より十分な情報に基づく意思決定をよりスピーディに行うことができるようになります。」
「Oracle Fusion Cloud Applications」の一部である「Oracle Cloud SCM」は、サプライチェーン計画から実行までのプロセスを単一のAI搭載プラットフォームで統合し、レジリエンスを強化するとともに、市場の変化へ迅速に対応できるよう支援します。このソリューションには、製品の設計、製造、調達、受注、ロジスティクスの実行といった一連の業務の加速を支援するAIエージェントとAgentic Applicationsが組み込まれています。また、ユーザーは「AI Agent Studio for Fusion Applications」を利用することで、従来型のアプリケーション開発を行うことなく、再利用可能なオラクル、パートナーおよび外部のエージェントを使ってAI自動化アプリケーションとAgentic Applicationsを構築、接続、実行できます。
サプライチェーン向けのFusion Agentic Applications
「Oracle Cloud Infrastructure」上で稼働し、業界をリードするLLMを利用する新しい「Fusion Agentic Applications」は、業務の支援にとどまらず実行までをカバーすることで、サプライチェーンのリーダーがより高いビジネス成果を実現できるよう支援します。これらの「Fusion Agentic Applications」は、既存の「Oracle Fusion Applications」のセキュリティ・フレームワークのもとで動作し、ガードレール内で定型作業を自律的に遂行します。そして、人による判断が結果に大きな影響を与える場合など、必要に応じて例外やトレードオフ、意思決定が必要な項目をユーザーに提示します。次の4つの新しい「Fusion Agentic Applications」が、「Oracle Cloud SCM」で利用可能になりました。
- 在庫プランニング・コマンド・センター: サプライチェーン・チームが在庫の可用性を向上させ、サービス・レベルを高め、在庫切れを迅速に解決できるよう支援します。在庫管理がマニュアルによる追跡からビジネス主導の自動ワークフローに変わるため、混乱を減らして在庫の応答性を向上させるうえで役立ちます。
- サプライヤー資格ワークスペース: 調達チームがサプライヤーに関するリスクを軽減し、コンプライアンス・プロセスを向上させ、サプライヤーの資格審査を加速できるよう支援します。サプライヤーの資格審査が、断片的な追跡や手動フォローアップからリスクに基づいたガイド付きプロセスに変わるため、コンプライアンス体制を強化し、サプライヤーの採用決定を加速するうえで役立ちます。
- 生産準備ワークスペース: 製造チームが生産準備を改善し、設定エラーを削減できるよう支援します。生産準備がマニュアルでのチェックリスト作業から、先行的な修正と優先順位付きのアクションに変わるため、エラーを減らして生産遅延を防ぐうえで役立ちます。
- カンバン管理ワークスペース: 製造チームがカンバン補充を改善し、在庫不足や過剰在庫を削減し、生産フローを安定化できるよう支援します。カンバン補充が定期的なマニュアルレビューから先行的な例外ベースの最適化にレベルアップするため、生産フローを強化するうえで役立ちます。
サプライチェーン計画用の在庫最適化
「Oracle Fusion Cloud Supply Chain Planning」の新しい在庫最適化機能を使用すると、サービス・レベルと在庫コストのバランスを保ちながら、在庫のパフォーマンスを向上させることができます。次のような新機能があります。
- 複数階層の在庫最適化: 需要とリードタイムの変動に基づき、ネットワーク全体での推奨安全在庫目標を算出することで、サプライチェーン・チームが複雑なサプライチェーン・ネットワーク全体における在庫配置を改善して過剰在庫を削減できるよう支援します。
- 対話的な在庫ネットワークの可視化: ネットワーク全体にわたるサプライチェーンの関連性、在庫水準、サービス・レベル指標を統合的に提示することで、計画担当者が在庫のパフォーマンスやサプライチェーンの依存関係をより深く理解できるよう支援します。
- 在庫最適化アドバイザー・エージェント: サービス・レベル低下の要因を特定し、在庫の依存関係を分析し、安全在庫の調整を推奨することで、計画担当者が在庫リスクを特定してサービス・レベルを向上できるよう支援します。
「Oracle Cloud SCM」の詳細については、www.oracle.com/jp/scmをご覧ください。
Oracle Fusion Cloud Applicationsについて
Oracle Fusion Cloud Applicationsは、組織による迅速な業務遂行、より賢明な意思決定、コストの削減を可能にする、AI搭載の統合クラウド・アプリケーション・スイートです。Oracle Fusion Applicationsには、次の製品が含まれます。
- Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP): AI搭載の財務・オペレーション向けアプリケーションの包括的なスイート。生産性の向上、コスト削減、インサイトの拡充、意思決定の改善、内部統制の強化を支援します。
- Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM): 人材、業務プロセス、データをつなぐ、AI搭載の統合された人事プラットフォームです。従業員ライフサイクル全体のタスク自動化、従業員エクスペリエンスの向上、人とAIエージェントが協働する新たな働き方を通じたビジネス成果の向上に貢献します。
- Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM): サプライチェーンとオペレーションのプロセスを統合する、AI搭載の包括的なプラットフォーム。レジリエンスの強化と市場変化への迅速な適応を支援します。
- Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX): マーケティング、営業、サービスのプロセスを管理する、AI搭載のアプリケーション・スイート。新規獲得、より強固な顧客関係の構築、カスタマー・エクスペリエンスの向上を支援します。
オラクルについて
オラクルは、統合されたアプリケーション・スイートと安全な自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudで提供しています。オラクル(NYSE: ORCL)について詳しくは、www.oracle.comをご覧ください。
商標
Oracle、Java、MySQL、およびNetSuiteは、Oracle Corporationの登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いた最初のクラウド・カンパニーです。