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JOGMEC

【開催報告】ニュージーランド現地研修「地熱地化学コース」

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講義の様子

 JOGMECはGNS Science(本部:ニュージーランド・ウェリントン地方自治区)と共同で、2023年11月18日~21日、本邦地熱開発技術者を対象とした「地熱地化学コース」を開催しました。

 JOGMECは2023年11月18日~21日、地熱先進国であるニュージーランドにおいて、同国の政府系機関であるGNS Scienceと共同で、本邦地熱開発技術者を対象とした「地熱地化学コース」を開催しました。本コースは、JOGMECがGNS Scienceとの間で2020年7月28日に更改した「地熱エネルギー分野での協力に係る覚書」(注)に基づき開催したものです。 本コースには地熱資源開発に関わる本邦石油・天然ガス開発企業、金属資源開発企業、建設関連企業等から11名が参加し、「地熱地化学」をテーマとした4日間の課程に取り組みました。受講生からは「地化学を体系的に学べる良い機会となり、今後の業務に活かしていきたい」「海外研修は若手技術者にも良い経験となるため継続して欲しい」等、多くの反響がありました。 JOGMECでは、我が国における資源・エネルギーの安定供給を確保するために、地熱資源開発の一層の促進に向けて、今後も人材育成に係る活動を続けてまいります。(注)ニュージーランドGNS ScienceとMOU再締結~地熱開発に係る技術協力を引続き推進~(2020年7月28日)
ニュージーランド現地研修「地熱地化学コース」について

(1)日時
2023年11月18日~11月21日(2)場所
ニュージーランド オークランド市、タウポ市(ワイラケイ、タウハラ、モカイ)、ロトルア市(クイラウパーク)(3)概要
 地熱開発における一線級の専門家を有するGNS Scienceの講師から地化学の基礎をはじめ、サンプリング手法、データ解析、スケール対策、ラボ試験、貯留層モデル等に関する講義及び実習を実施し、発電所見学としてニュージーランド最古のワイラケイ、新規発電所を建設中であるタウハラ、また、地熱多段階利用の例としてモカイを訪問するとともに、カーボンニュートラルに向けた世界的な動向を踏まえた、地熱発電を用いた水素製造プラントを見学しました。
 その他、地熱資源を持続的に管理するための取組の紹介に加え、透明な地熱水が連続的に溢れる地熱泉や地熱水と地下水が混合し乳白色となる地熱泉といった地熱兆候が見学できるロトルア市クイラウパークを訪問し、有意義な4日間となりました。

(4)研修の様子


地化学サンプリング実習風景
地熱発電所建設中のタウハラ訪問の様子


クイラウパーク見学の様子
GNS Scienceでの記念撮影

(5)地熱地化学コース訪問場所位置図

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