施工管理職のキャリアに関する実態調査

レバレジーズ株式会社が運営するエッセンシャルワーカー向けキャリア支援サービス「レバジョブ」(https://levjob.jp/)は、施工管理職573名を対象に、キャリアに関する実態調査を実施しました。
〈調査サマリー〉
- 施工管理職の約7割が転職を視野に、転職理由は「収入アップ」が最多
- 施工管理職の6割以上が他業界からのキャリアチェンジ、製造・販売業出身者が多数
- 転職で過半数が年収アップを実現、年収2,000万円超の高所得者層も
- 約7割が「定年後も働き続けたい」と回答、一方で体力面や労働環境に不安
1. 施工管理職の約7割が転職を視野に、転職理由は「収入アップ」が最多
現在の転職意向について調査したところ、「すでに転職活動をしている(15.4%)」「1年以内に転職したい(26.0%)」「良い条件・求人があれば検討したい(28.8%)」を合わせ、約7割が転職を視野に入れていることが明らかになりました。
これまでの転職回数については、「1回以上」と回答した方が合計74.3%となり、7割以上がすでに転職を経験しています。


また、転職経験者に直近の転職理由を尋ねたところ、「収入アップのため(48.7%)」が最多となりました。次いで「企画・設計に関わりたいため(25.4%)」「大規模・高難度の案件に携わりたいため(24.2%)」と続き、処遇改善だけでなく、スキルや市場価値を高められる環境を求める傾向が見られました。

2. 施工管理職の6割以上が他業界からのキャリアチェンジ、製造・販売業出身者が多数
転職経験のある施工管理職のうち、他業界からキャリアチェンジした経験がある方は6割以上にのぼりました。前職の業界は「製造(28.2%)」が最も多く、次いで「販売・サービス業(22.7%)」「運輸・物流(14.8%)」と続きます。


キャリアチェンジの理由としては、「資格を取得し、手に職をつけたい(42.2%)」「将来的に年収が上がると思ったから(41.5%)」「AIに代替されにくい職種だと思ったから(34.7%)」が上位に挙がり、専門資格を武器に長期的なキャリア形成が可能な職種として、異業種からの転職先に選ばれている実態がうかがえます。

3. 転職で過半数が年収アップを実現、年収2,000万円超の高所得者層も
直近の転職による年収の変化については、過半数が「増加した(52.0%)」と回答しました。増加幅を見ると、「10万円以上~50万円未満(33.9%)」「50万円以上~100万円未満(33.0%)」が多く、さらに「100万円以上」増加した人も約2割にのぼるなど、転職が処遇改善の有効な手段となっていることがうかがえます。


現在の年収については、「400万円以上~500万円未満(15.9%)」が最多となり、次いで「500万円以上~600万円未満(15.5%)」「600万円以上~700万円未満(14.1%)」と続きます。「2,000万円以上」と回答した人も3.5%存在しており、専門性の高い技術職として高年収を実現している層が一定数存在することが明らかになりました。

4. 約7割が「定年後も働き続けたい」と回答、一方で体力面や労働環境に不安
定年後も施工管理職として働き続けたいかという質問では、「働き続けたい(31.1%)」「どちらかというと働き続けたい(36.3%)」を合わせ、約7割がキャリアの継続に前向きな意向を示しました。
働き続けたい理由としては、「自分の仕事が建物やインフラとして形で残ることにやりがいを感じるから(49.7%)」が最も多く、次いで「社会や地域に貢献している実感があるから(39.4%)」「年齢を重ねても経験が評価される仕事だから(34.7%)」などが挙げられました。


一方で、長く働き続けることに対しては、「体力面に不安がある(18.5%)」「やや不安がある(44.9%)」を合わせ、6割以上が体力面への不安を感じていることが分かりました。不安の要因としては、「長時間労働になりやすい(46.0%)」「現場環境の厳しさ(36.6%)」などが挙げられており、労働環境の改善や働き方の見直しが重要な課題であることが分かります。


〈事業責任者森山のコメント〉
今回の調査では、施工管理職の6割以上が他業界からのキャリアチェンジであることが明らかになりました。「手に職をつけたい」「将来的に年収を高めたい」といった理由で施工管理職に転職する人も多く、将来性のあるキャリア形成の選択肢として注目されていることがうかがえます。
一方で、定年後も働き続けたいという意欲は高いものの、6割以上が体力面への不安を抱えていると回答しています。「長時間労働」や「現場環境の厳しさ」への不安も多く見られました。
今後、企業が人材確保を進めるうえでは、業務効率化や生産性向上によって現場の負担を軽減し、年齢やライフステージに応じて長く活躍できる環境を整えることが重要です。こうした環境づくりこそが、建設業界における中長期的な人材の確保と定着の鍵になるといえるでしょう。
<調査概要>
調査年月:2026年3月3日~3月5日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバレジーズ株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
有効回答数:573名
調査対象:施工管理職として働く正社員
レバジョブ(https://levjob.jp/)
レバジョブは、人々の生活やインフラなどの維持に必要不可欠(Essential)な仕事に従事する“エッセンシャルワーカー”と呼ばれる方々向けの転職サービスです。エッセンシャルワーク領域では、国内の生産年齢人口の減少や高齢化により、人手不足が深刻化しています。特に、近年人手不足や長時間労働が深刻化している物流・建設業界への支援を皮切りに、転職・採用支援を通して、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指します。
Leverages Group( https://leverages.jp/ )
代表取締役: 岩槻 知秀
資本金 : 5,000万円
設立 : 2005年4月
事業内容 : 自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業、システムコンサルティング事業、M&Aアドバイザリー事業、DX事業、メディカル関連事業、教育関連事業
社会の課題を解決し関係者全員の幸福を追求し続けることをミッションに、インターネットメディア・人材・システムエンジニアリング・M&Aの領域で国や業界をまたいだ問題解決を行なっています。2005年に創業以来、黒字経営を継続し、2024年度は年商1428億を突破しました。各分野のスペシャリストが集うオールインハウスの組織構成と、業界を絞らないポートフォリオ経営で、時代を代表するグローバル企業を目指します。