HSK受験者から中国ビジネスの最前線に立つ管理職まで3つの調査を統合分析。習得の3つの鍵は「1対1 × 3か月継続 × ネイティブ対話」
株式会社学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社で、オンライン中国語会話サービス「CC LESSON」を提供している株式会社Glats(東京・品川/代表取締役社長:杉原聡)は、昨年2025年4月から約8か月の間に、中国語学習に関する3つの実態調査(計333名)を実施いたしました。「効果的な中国語習得とは何か」を体系的に明らかにすべく、中国語習得に成功した学習者の共通傾向と、学習者が抱える課題の両面から、HSK(※)上級高得点者・オンライン学習継続者・中国事業管理職という異なる層の調査結果を横断的に比較・分析を行いました。
※HSK:中国政府(教育部)が認定する世界共通の中国語能力検定試験。国際的な語学力の証明として就職活動や留学などで広く活用されている。

■【調査結果サマリー】中国語の習得に必要な学習スタイルとは?
3つの調査を横断的に分析したところ、様々な目的での学習者333名の回答が、共通して以下の3点を指し示していました。
1. 1対1の個別指導が効く ― HSK上級者の96.4%が「1対1レッスンは効果的」と回答
2. 最低3か月以上、毎日少しずつの継続が伸びる ― 学習継続者の81.1%が3か月以上続けてから「楽しさ」を実感
3. ネイティブとの対話で実践力が育つ ― 中国語を学んだ管理職はネイティブと直接コミュニケーションが取れる機会が一番不足していると回答
学習レベルや目的が大きく異なるにもかかわらず、333名の回答は同じ方向を指し示していました。以下、この結論を裏付ける3つの柱について、調査データをもとに詳述します。
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【ご利用にあたってのお願い】
本資料の内容を引用・参照・転載される場合は、下記のとおり出典の明記(デジタル媒体の場合はリンク、紙媒体等リンク不可媒体の場合はURLを記載)をお願いいたします。
・出典:オンライン中国語のCC LESSON(https://www.cclesson.com)
1.集団授業では身につかない? 「1対1」が中国語習得に効く理由


中国政府公認の中国語検定「HSK」の中でも、難関レベルとされる5級・6級で高得点(180点以上)を取得した111名への調査では、98.2%が集団授業に「モヤモヤ・物足りなさ」を感じた経験があると回答しました。その理由として、「質問しづらい雰囲気があったから」が60.6%で最多、「自分のペースで進められなかったから」が47.7%、「フィードバックが一般的で個別的ではなかったから」が41.3%で続いています。
■即座のフィードバックと体験に紐づく記憶が、1対1の学習効果を支えている
一方、1対1形式での中国語会話レッスンについては96.4%が「効果的だと思う」と回答しました。オンライン学習継続者111名への調査でも、3か月以上継続できた理由として「豊富な講師の中から自分に合う講師を選べた」(36.9%)、「マンツーマンで集中してレッスンを受けられた」(35.1%)が挙がっています。

また、HSK高得点者111名に、講師の直接指導が高得点の要因になった理由を聞いたところ、「即座のフィードバック」「その場での添削」「苦手分野に絞った対策」など、いずれも1対1の環境だからこそ成立する要素が上位を占める結果となりました。

中国語は、声調(四声)によって同じ発音でも音の高低が変わるだけで意味がまったく変わる言語です。この独特の“音の感覚”は、教材を読むだけでは身につきにくく、自分の発音に対してその場でフィードバックを受けることが重要になります。集団授業では一人ひとりの発音を細かく修正する時間が限られますが、1対1のレッスン環境であれば、自分の弱点や癖に合わせた指導が可能になります。
また、記憶の仕組みからも1対1のレッスン形式の有効性が示唆されます。教材で単語を暗記するのは「意味記憶」にとどまりやすいのに対し、講師との会話の中でその言葉を使った経験は、「いつ・誰と・どんな場面で使ったか」という体験に紐づく「エピソード記憶」として保存されます。エピソード記憶は長期的に定着しやすく、実践の場面でも引き出しやすいことが知られており、密度の高い1対1のレッスン形式の対話ほど、こうした記憶が形成されやすいと考えられます。
2.中国語は“毎日少しずつ”でも3か月続けると変わる――最初の「谷」を越えることがカギ

オンライン中国語学習を100日以上継続した111名への調査では、81.1%が「3か月以上」経過してから楽しさを感じるようになったと回答しました。裏を返せば、最初の3か月は成果が見えにくい「谷」の期間であり、ここをいかに乗り越えるかが中国語習得の分かれ道といえます。
■「谷」を越える方法は「短時間でも毎日継続」――その先に「聞き取れる」「読める」楽しさが待っている
では、この「谷」をどう越えるのか。同調査では、最も重要なポイントとして「毎日継続して学習すること」が41.5%で第1位。モチベーション低下を乗り越える工夫としても「短時間でも毎日継続」が53.3%で最多でした。


さらに、HSKの難関レベルである5級・6級で高得点を取得した111名への調査でも、約半数が「6か月未満」で高得点取得を達成しています。

これらの結果から、中国語学習では長時間の詰め込みよりも、短時間でも毎日継続し、最初の3か月の「谷」を越えることが成果につながるカギであることがうかがえます。実際に、3か月以上で楽しさを感じた回答者(n=90)にその内容を聞いたところ、「簡単な中国語の文章が読めるようになった」(56.7%)、「中国語の音やリズムに慣れ、聞き取れる単語やフレーズが増えた」(54.4%)が上位であり、「谷」を越えた先には具体的な実感が待っていることが示されました。

3."使える中国語"は、ネイティブとの実践的なコミュニケーションの中で磨かれる
ここまでは、中国語習得に効果的な学習法について見てきました。では、実際の現場で"使える中国語"を身につけるうえで、本当に重要なポイントは何なのでしょうか。中国事業に携わる管理職111名への調査から、その実態を紐解きます。
■研修・独学だけでは実践力に限界も――98.2%が"言語やコミュニケーションの壁"を実感


調査では、98.2%が中国人へのマネジメントにおいて「言語やコミュニケーションの壁」を感じた経験があると回答しました。壁を感じた場面としては、「問題発生時の原因究明」(66.1%)、「フィードバック」(50.5%)、「業務指示」(47.7%)などが上位でした。また、仕事のために中国語を学んだ方法は、「会社の研修プログラム」が58.6%、「独学」が25.2%でしたが、そのうち98.9%が「現在の学習方法だけではマネジメントに限界を感じている」と回答しています。
■"使える中国語"を育てるのは、ネイティブとの生きたやり取りの積み重ね

実務上の課題として最も多かったのは「相手の意図を正確に理解できない」(59.5%)で、「コミュニケーションに時間がかかる」(45.9%)、「誤解が生じてしまう」(41.4%)が続きました。自由回答では「生活環境・風習・文化の違いなども理解が必要」「考え方が違うので言葉の壁だけでは理解できない部分がある」といった声も見られました。

加えて、中国は言語文化における地域差が非常に大きく、「方言や地域差のある発音に対応できない」が課題の上位に挙がっています。これらの結果から、"使える中国語"を身につけるには、知識のインプットだけでなく、ネイティブとの実践的なやり取りの中で、伝え方やニュアンス、発音をリアルタイムで修正しながら磨いていく経験が重要だと考えられます。
■まとめ
今回の3つの調査を通じて、中国語習得に共通する学習スタイルが明らかになりました。1対1でネイティブ講師と向き合い、生きた対話を短時間でも毎日積み重ねること。そして、研修や教材だけでは得られない実践的なコミュニケーション力を、日々のやり取りの中で磨いていくこと。立場やレベルの異なる333名の回答が、一貫してこの方向を指し示していました。その継続が3か月を超えたとき、8割以上が「楽しさ」や「手応え」を実感し始めるという道筋も示されています。
CC LESSONでは、今後も学習者一人ひとりが、中国語を「知識として学ぶ」のではなく、「実際に運用できる言語として習得する」ための学習機会の提供を通じ、中国語学習支援に取り組んでまいります。
■調査概要
調査1.:中国事業に携わる管理職の中国語コミュニケーションに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年4月2日~同年4月3日
有効回答:中国事業に携わり、中国人へ中国語でのマネジメント経験のある管理職(マネージャー以上)111名
調査2.:オンライン中国語習得の成功要因に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年7月1日~同年7月2日
有効回答:オンラインでの中国語学習を100日(約3か月)以上継続して実施し、簡単な日常会話以上のレベルになった方111名
調査3.:HSK5級・6級高得点者の学習法実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー(R)」の企画によるインターネット調査
調査期間:2025年12月1日~同年12月2日
有効回答:集団で中国語を教わった経験があり、HSK5級または6級で180点以上を取得した経験のある方111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
・本調査の完全版ダウンロードはこちら:https://www.cclesson.com/report
【ご利用にあたってのお願い】
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・出典:オンライン中国語のCC LESSON(https://www.cclesson.com)
■オンライン中国語会話 CC LESSON
CC LESSONは、教育出版社として80年以上の歴史をもつ学研グループのGlatsが運営するオンライン中国語学習サービスです。2008年の創業以来、延べ3万人以上の中国語学習者に利用されてきた実績があり、約500名の講師によるマンツーマンレッスンを提供しています。初心者から上級者まで、目的に合わせて学べる柔軟なレッスン体系を備えています。
学研ならではの教育ノウハウを活かしたリーズナブルな価格設定や講師コメントによる学習サポート、HSK認定校としての割引受験制度など、継続しやすい学習環境を整備。また、AI講師や動画教材など新しい学習手段も導入し、だれでも楽しく、実践的な「話せる中国語力」を身につけられるサービスを目指しています。
・CC LESSON公式サイト:https://www.cclesson.com/
■株式会社Glats
株式会社Glatsは、"最高のテクノロジーで本物の学びを" をモットーに、オンライン英会話サービスやオンライン中国語サービスを提供するエドテックカンパニーです。
<サービス一覧>
・Kimini英会話:https://kimini.online/
・学研オンライン英会話 for School:https://kimini.online/school/
・CC LESSON:https://www.cclesson.com/
・代表取締役社長:杉原 聡
・所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田2-11-8 学研ビル
・創立:2016年7月
・資本金:12,050万円(資本準備金含む)
・事業内容:オンライン英語学習サービスの開発・運営及びレッスン提供事業および中国語学習に関するサービスのプラットフォーム事業
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,991億円、連結子会社:82社(2025年9月期)
東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開