AIを業務フローに組み込み、社員のAI活用が従来比約4倍に
Notion Labs Japan合同会社(本社:東京都、ゼネラルマネジャーアジア太平洋地域担当:西 勝清)は、スター精密株式会社(本社:静岡県静岡市駿河区、代表取締役社長執行役員:佐藤 衛、以下 スター精密)が、チームとAIエージェントが協働して仕事を進めるオペレーティングシステム「Notion」および「Notion AI」を国内全社のナレッジ基盤として導入し、約550名の国内全社規模で利用を開始したことを発表します。
スター精密では、国内の全社員が日常的に利用する情報基盤をNotionに刷新し、組織的なAI活用を本格的に推進するとともに、ドキュメントの分散や、AIと業務のフロー分離といった課題を解消しています。社内の問い合わせに自動応答するカスタムエージェントや、AIミーティングノートを利用した会議内容の分析など、AIを業務に組み込んで組織全体で活用を推進し、より価値の高い業務に時間を振り向けられる体制を構築していきます。

導入の背景:業務フローと分断されたAI活用から、生産性向上と競争力強化を支えるAI活用基盤へ
同社では経営層の強いリーダーシップのもと、AI活用を情報システム部門の最優先事項と位置づけ、全社の生産性向上と競争力強化に直結する業務基盤への転換が不可欠でした。
一方現場では、従来の生成AIがチャット型にとどまり業務フローと切り離されていたため定着が進まず、情報も業務システム、クラウド、ファイルサーバ、ローカルPCなどに分散し、検索・引き継ぎ・意思決定に時間を要していました。
2025年下期より情報システム部内でNotionのトライアル利用を開始し、有効性を検証し、AI推進方針として企画化、2026年初頭に国内全社展開を正式に決定しました。ドキュメント・データベース・タスク・プロジェクト管理とAIが一体化したNotionへ情報を集約することで、業務の中でAIを使える環境を整え、同年春より段階的に国内全社約550名に展開しました。
採用の決め手:業務と統合されたAI基盤、現場主導で広げられる拡張性
複数製品を比較検討したうえで、国内全社AIナレッジハブとしてNotion(Notion AI・カスタムエージェント)を採用するに至った評価ポイントは、主に以下のとおりです。
- ドキュメント・データベース・タスク・プロジェクト管理などが統合された業務基盤の中にAIが組み込まれているため、業務の中でAI活用を自然に組み込み、現場での定着を促進できる点
- AIミーティングノートやエンタープライズサーチなど即効性の高い機能が標準で搭載されているため、導入初期から現場が効果を実感しやすい点
- 業務に特化したAIを、カスタムエージェントやスキルとして現場主導で内製できるため、部門ごとの課題に合わせたユースケースを継続的に拡張できる点
活用状況:月次アクティブユーザーは約90%、AI活用は従来比約4倍に
現在、社内ポータル、プロジェクト管理、議事録・業務ナレッジの集約といった全社的な情報基盤としてNotionを活用し、AIミーティングノートによる議事録の自動作成やエンタープライズサーチによる横断的な検索など、AI機能を日常業務のフローに組み込んでいます。
その結果、月次アクティブユーザー率は約90%に達し、国内全社規模で高い利用定着を実現しています。また、28日間(2026年5月16日~6月12日)におけるAI活用も従来のチャット型ツールの約4倍を記録し、社内におけるAIの定着が急速に進んでいます。
さらに、社内のIT問い合わせに対して、社内ナレッジや過去の問い合わせ履歴を参照しながら自動回答を行う「QAヘルプデスク」を整備し、必要に応じてオペレーターに通知するチケット起票まで自動化しています。
今後の展望:各部門が業務特化AIを現場で構築・運用できる状態を目指して
同社では、Notionを通じた製造現場や各部門でのAI活用を推進するため、以下のような取り組みを進めていく方針です。
- ナレッジ活用と技術伝承の高度化
製造現場における、作業手順書FAQへの応答や不具合事例検索、マニュアルの多言語化、現場からの改善や提案受付ポータルの運用などを想定しています。Notion AIを活用したナレッジ共有を通じて、技術伝承や新人教育の効率化を進めていきます。
- AI活用アセスメントを通じた業務改善の推進
AI活用アセスメントを実施し、現場の業務課題や改善ニーズを収集します。その上で、NotionやNotion AIを活用した解決策を検討・実装し、現場主導で業務改善を進める取り組みを推進していきます。
- 各部門による業務特化AIの構築・運用
カスタムエージェントの内製化を全部門へ広げ、各部門が業務課題に応じたAIを構築・運用できる体制づくりを進めます。
今後1年程度で、配布済みライセンスのアクティブ率100%を目指すとともに、契約社員・派遣社員等を含む利用対象の拡張も検討しています。また、社内ではNotion活用コンテストを実施し、優れた現場発のユースケースを社内へ積極的に展開していく予定です。
スター精密株式会社
情報システム部長 澤井 泰範氏のコメント
生成AIは、単体のチャットツールとして導入するだけでは現場の業務フローに定着しづらいという課題があります。当社が Notion を採用したのは、日常の業務そのものにAIが組み込まれており、ナレッジ活用と改善活動を同じ基盤で回せると判断したためです。
今後はカスタムエージェントの活用も含め、問い合わせ対応や情報探索、会議運営といった定型業務の負荷を下げながら、より価値の高い業務に時間を振り向けられる体制を整えていきます。
Notion Labs Japan合同会社
ゼネラルマネジャー アジア太平洋地域担当 西 勝清(にし・かつきよ)のコメント
スター精密様が、AI活用の基盤としてNotionとNotion AIを約550名規模で導入いただいたことを大変嬉しく思います。Notionを業務基盤として情報を集約し、AIを日常業務に組み込みながら、カスタムエージェントによる問い合わせ自動化などの取り組みを推進されている点は、製造業においてAIを組織の力に変えていく先進的な事例だと感じています。Notionは今後も、スター精密様のAI活用の拡大と、より良い働き方の実現に伴走してまいります。
スター精密株式会社について
スター精密は、静岡県静岡市に本社を置く工作機械・電子機器メーカーです。自動車や医療分野などで使われる精密な部品をつくる工作機械(自動旋盤)と、店舗や施設でレシートやラベルの発行に使われる業務用小型プリンターの2つの事業を展開しています。いずれの事業も、企画・開発から製造・販売、アフターサービスまでを自社で一貫して担っています。売上の約9割を海外が占めるグローバル企業として、高精度・高品質なものづくりで、さまざまな人々の生活を支えています。
URL:https://star-m.jp/
Notionについて
Notionは、チームとAIエージェントが協働して仕事を進めるオペレーティングシステムです。ナレッジ、プロジェクト、AIツールがすべて一箇所に集約されているため、社内のあらゆる煩雑な業務を自動化できる、これまでにないワークスペースを実現します。議事録からのアクションアイテムの自動割り当てをはじめ、AIエージェントによる情報の取得、タスク管理、プロジェクトの立ち上げ、受信トレイの整理まで対応します。あらゆるチームに合わせて柔軟にカスタマイズでき、企業全体の運営にも対応できるパワフルさを備え、誰もがより本質的な仕事に集中できるよう支援します。
URL:https://www.notion.com/ja