12月といえば、冬のボーナスの時期!あと数日で待ちに待った支給日という人も多いと思うが、やっぱり気になるのは、みんなの支給額や使い途。価格.comは、「冬のボーナス2012 -ボーナス、みんなの使い道は!? -」調査の結果を発表した。
まず、推定支給額の平均は、ずばり“55.0万円”!昨年より5000円とわずかながらアップした。ただし、年代に分けて見ると、30代で0.8万円、40代で1.5万円程度減少。逆に50代では1.8万円、60歳以上で0.9万円増加し、高年齢層ではおおむねボーナスが増加しているようだ。業種別で見てみると、特にアップ率が高かったのは「金融業」の+6.5万円と、「医療業」の+4.4万円。そのほか「製造業」、「ソフトウェア・情報サービス業」、「サービス業」、「国家・地方公務員」なども1万円前後のアップとなっている。
しかし、ボーナス支給額は増加傾向にあるとはいえ、懐事情は依然として厳しいようだ。ボーナスのうち、税金、ローンなどを除いた自由に使える金額の予想額を回答してもらうと、最も多かったのは、「5~10万円未満」の20.7%で、次いで「10~20万円未満」の15.4%、「3~5万円未満」の12.4%となった。「10万円未満」の割合が全体の半数近い47.2%を占めており、今年も残念ながら、自由に使える金額はさほど多くないようだ…。
最後に、ボーナスで購入しようと思っているものについて聞いてみると、ダントツトップは毎年不動の「洋服・ファッション関連」(18.9%)。ランキングの中で今回特に注目なのは、2位の「タブレット端末」(11.8%)。昨年の調査では5.2%、今年の夏のボーナス調査でも6.0%であったことを考えると大幅なアップで、「iPad mini」や「Nexus 7」など、お手頃価格のタブレット端末が注目を集めているようだ。そのほか、昨年よりもポイントをあげたのは、「デジタル一眼レフカメラ」(6.1%、+1.5ポイント)、「時計・アクセサリー・ブランド品」(5.9%、+1.1ポイント)、「自動車」(3.9%、+1.1ポイント)など。逆にポイントを下げたのは、「ブルーレイ・DVDレコーダー・プレーヤー」(7.7%、-4.3ポイント)、「薄型テレビ」(4.9%、-2.0ポイント)などで、家電業界にとっては厳しいボーナス商戦となりそうだ。
自由に使える金額は決して多くないとはいえ、ボーナス支給はやはり嬉しいもの。クリスマスプレゼントに使うもよし、初売りに備えるもよし、いつもとはちょっと違った買い物を大いに楽しんでほしい。