新潟県新潟市にある“日本三大洋食軒”の一つ「イタリア軒」にて、昭和初期の西洋料理を当時の貴重なレシピで再現した『復刻洋食フェア』が、10月1日(木)~11月30日(月)の期間に開催される。
月代わりで懐かしい人気メニューが登場
今回の「復刻洋食フェア」では、月替わりで当時の懐かしい“復刻メニュー”が登場。
挽肉と卵をココットに詰め焼き上げた「復刻ジャーマンビーフ」は、半熟卵とソースが絡み相性抜群。
また、越の鶏腿肉とマカロニをベシャメルソースで煮込み、チーズと共に焼き上げた「復刻チキンシチュー」や、“本日の魚”をムニエルにし焦がしバターソースと合わせた「復刻ベークドフィッシュ」もラインアップ。
角切りにした牛肉をクリームソースと合わせた上品な「復刻ビーフコロッケ」など、コロナ禍の厳しい時代のなか、洋食三軒として脈々と受け継がれてきた、伝統の味が堪能できる。
“日本初”のイタリア料理店
「イタリア軒」の創業は明治7年(1874年)。開港で活気づく新潟にやって来た曲馬団の賄い方だったピエトロ・ミリオーレが、興行中に病に倒れ帰国できなくなったために、県令の援助を受けて開いた“日本初”のイタリア料理(西洋料理)店がはじまり。昭和51年には、現在のホテルが西堀通りにオープンし、最先端の国際ホテルとして隆盛を極めた。
近年、大手デパートの相次ぐ閉店や商業ビルの閉鎖など、中心繁華街の空洞化が加速していることを受け、今回のフェアを開催。同フェアが当時の新潟に思いを馳せてもらうきっかけとなり、昭和を懐かしむ世代から若者まで、あらゆる世代の人に“新潟の歴史”や“洋食の歴史”を再認識してもらいたいとの想いが詰まっている。
■「ホテルイタリア軒」
住所:新潟県新潟市中央区西堀通1574
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