AI・音声合成技術により再現した加山雄三さんの“コエ”を活用した「茅ヶ崎に愛を込めて」プロジェクトが、4月5日(月)よりスタートする。
AIによって再現されたコエ
「茅ヶ崎に愛を込めて」プロジェクトは、コエステ、加山プロモーション、茅ヶ崎市商店会連合会、茅ヶ崎商工会議所青年部、茅ヶ崎市が協同して行われるもの。AI・音声合成技術により再現した加山雄三さんのコエを使い、茅ヶ崎市内の商店街や病院、市役所などのアナウンスに採用する。
このコエとは、特定の人の声の特徴を再現するための音声合成用の辞書のこと。録音音声からその人の喋り方や声色などの特徴を機械学習によって抽出している。
加山さんの地元への思い
昨年、芸能活動60周年を迎えた加山さんは、音声合成技術で自分の声を残せることに興味を持ち、その節目を記念した各種イベントでの活用を計画。しかし、コロナ禍でイベントを開催することへの心配や各種の規制が生じた。
また8月に加山さんが誤嚥と小脳内出血により入院。思うように芸能活動が行えない中、“せめて声だけでも届けることで地元茅ヶ崎を盛り上げたい”という本人の思い、そして“その気持ちに応えたい”という関係各所の協力体制が結実し、同プロジェクトが実現することになった。
加山さんの思いと音声合成技術のコラボレーションに、地域活性化が期待される同プロジェクト。茅ヶ崎市内を訪れた際には、加山さんの“コエ”に耳を傾けてみては。
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