料理研究家歴22年を振り返る藤井恵さん初のフォトエッセイ本『藤井恵 おいしいレシピができたから』が、7月1日(木)に主婦の友社より発売された。
料理研究家としての22年を振り返る
同書は、料理研究家の藤井恵さんが料理研究家として走り続けてきた22年を振り返る初めてのフォトエッセイ本。新婚時代から子育てと仕事、2人の娘が巣立った現在までの人生を共にしてきた料理と数々のエピソードが語り尽くされている。
結婚、子育てと仕事、夫婦の時間…そして長野に別荘を
50代という年齢になり、夢であったセカンドハウスを長野県に持った藤井さん。どの季節でもすべてが心地よい中で、旬の野菜を使って自分のために料理をし、自然を堪能しているそう。
新婚時代は、お金がない中、工夫して料理をし続け、作った料理はすべて料理ノートに記入をしていたという。そしてその料理ノートが藤井さんの土台となった。
2人の娘を育てながら料理研究家として徐々に仕事が増えていった藤井さん。子育てと仕事の両立に悩んだ日々もあったというが、どんなに忙しくても家族の食事は手を抜かず、娘へのお弁当はあえていつも同じものにして“ママの味”に“応援しているよ”の気持ちをこめていたそう。そんなお弁当のことを、藤井さんは「一方通行のラブレター」と表現する。
22年間を経て思う「料理研究家」とは
料理研究家として歩んできた22年。まるで野球の千本ノックのように、1つの食材につき何十品ものレシピを考案することを繰り返し、走り続けてきた今までを振り返り、料理研究家の仕事とは、「不特定多数の人に向けて、再現性の高いレシピを紹介すること」と藤井さんは語る。
また、自称料理“道具”研究家として、「調理道具は使ってみなくちゃわからない」と多数買いそろえた道具への愛に満ちた語りも見逃せない。
定番レシピも紹介
同書の最後には、中に登場する藤井さんの定番料理をまとめて掲載。「あなたの家の味になれたら幸せ」と藤井さんがいう15品は、主婦として料理研究家としての歩みの中で磨かれてきたとっておきばかりが揃っている。
『藤井恵 おいしいレシピができたから』の価格は1650円(税込)。