海と日本プロジェクトin京都実行委員会は、京都府の海の環境を調査する「海の京都」調査隊に参加した小学生が考案したさば缶を製造した。海の幸を味わい、海の未来を考える「海のごちそうウィーク」に合わせた特別企画として、京都市中京区の京都府庁前周辺の7つの飲食店がこのさば缶を使ったオリジナルメニューを提供する。
京都の食文化と海について学習
「さば缶」の製造には、京都文教短期大学付属小学校の児童16名が参加。児童らは、その昔、鯖街道から新鮮な魚介類が運ばれ、京都の食文化を支えてきた歴史を学び、それに対して現在の京都の海がどのような現状でどんな課題があるのかなどを調査した。
海と日本プロジェクトin長野実行委員会の子どもたちと学びを発表し合う学習発表会を行い、京都府産のさばと長野の味噌を使ったオリジナルさば缶も開発。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で行われた。
京都府庁前の7店舗でさば缶メニューを提供
昨年から続くコロナウイルス感染拡大の影響を受けて、飲食店は厳しい経営状況が続いている。しかし、落ち込んでいても何も変わらない、「子どもたちが考えて作ったさば缶を美味しい料理にしよう」と立ち上がったのが、府庁前たちばな遊和商店街の7店舗だ。
桔梗寿司は「炙り鯖のせ大根のステーキ柚子味噌掛け」550円、肉酒屋輪っかは「牛すじとサバ味噌のどて焼き」580円、
G麺府庁前店は「さば元気チャーハン」500円、CUCINA KURAMOCHIは「鯖とキノコとモッツァレラチーズタルタル仕立て味噌とトマトの泡」1,100円、
よっちゃん家は「焼きブロッコリーとさば味噌そぼろ和え」500円、味房かまん坐は「鯖味噌と大根の煮込み」580円、
そして、中井屋あんじ府庁前は「さばネギ」880円を提供する。
提供期間は10月24日(日)まで。和食・洋食・イタリアンと、個性を活かしたさば缶メニューが食べられる府庁前たちばな遊和商店街で、地域の食を堪能しよう。