長崎県は、ゼンリンミュージアムとのタイアップにより、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録3周年を記念して、古地図や信仰用具など約40点(レプリカを含む)を展示する『遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」』を、2月19日(土)~27日(日)の期間、東京・渋谷区にあるBunkamuraギャラリーにて開催する。
世界文化遺産登録3周年記念展
同記念展は、第1章から第3章の構成で、大航海時代の古地図に描かれた日本の姿や、キリシタン大名とキリスト教の関わり、潜伏キリシタンの密かな祈りを物語る信仰用具などを中心に紹介する。
第1章「大航海時代とキリシタン大名」では、大航海時代を背景とした貿易と布教によって明確になっていく地図上の日本の姿が、禁教と鎖国によって再びおぼろげになっていく過程を当時の世界地図から読み解く。
第2章「遠ざかる世界と潜伏キリシタンの祈り」では、世界と隔絶した長崎のキリシタンが独自に育んだ伝統を、潜伏集落で禁教前から伝承された信仰用具から概観しつつ、様々な伝承から彼らが世界との接触を待ち望んでいたことが分かる。
さらに、第3章「再び出会った世界と日本」では、250年に及んだ鎖国が解けてからの両者の再度の出会いを関連資料から解読していく。
物販コーナーも
また、展示会場内には、長崎県のアンテナショップ(日本橋 長崎館)や、ゼンリンの地図デザイン商品の専門店(Map Design Gallery)による物販コーナーを併設する。
なお、長崎県のアンテナショップは、土日のみ出店。
同記念展の入場料は無料だ。
興味のある人は、『遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」』へ訪れてみて。
■『遠ざかる「世界」、キリシタンが待ち望んだ「世界」』
会場:Bunkamuraギャラリー Bunkamura1階 メインロビーフロア
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
開館時間:10:00~19:00 最終日は17:00まで
会期中無休
※開催状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。