名古屋市は、障害の種類ごとに8本のアニメーション動画「フミダスドーガ」を制作。イラストと文字を組み合わせたインフォグラフィックスで、障害の特性や、その障害の人が困っていること、具体的なサポートの方法を伝える。
フミダスドーガ
平成31年4月に「名古屋市障害のある人もない人も共に生きるための障害者差別解消推進条例」を施行した名古屋市。障害のある人もない人もお互いを尊重し、思いやる気持ちを持ちながら、安心して共に暮らせるまちづくりをめざしている。
実現のためには「障害とは、社会における様々な障壁との相互作用によって生じるもの」という考え方(=社会モデル)の理解を踏まえた、障害および障害のある人への理解を深めることが必要だ。より多くの市民がその理解を深めるきっかけを得ることを目的に、今回「フミダスドーガ」を制作した。
現在の社会は、障害のある人が生活のしづらさを感じる障壁がたくさん存在し、障害のある人とない人がともに社会活動をできているとはまだまだ言えない状況だ。
一歩を踏み出す勇気を得られる
障害のない人の中には、障害のある人との接点が少ないために、どのようにサポートをしたらいいのかわからず、声をかけられないこともある。そこで、同動画では障害のある人のサポートをする際に特性を知り具体的にどうしたらよいのかをわかりやすく伝える。具体的なサポート方法がわかることで、障害や障害のある人への理解を深めることができるほか、実際に行動できる人を増やすことにもつながる。“障害のある人をサポートするための一歩を踏み出す勇気”を得られる動画として「フミダスドーガ」と名付けた。
障害の種別ごとに8本の動画
肢体不自由、視覚障害、聴覚障害、重症心身障害、知的障害、発達障害、精神障害、内部障害や難病など、障害の種別ごとに8本のアニメーション動画を制作。イラストと文字を組み合わせたインフォグラフィックスで、障害の特性や、その障害の人が困っていること、具体的なサポートの方法を伝える。
この機会に、“障害のある人をサポートするための一歩を踏み出す勇気”を得られる動画「フミダスドーガ」をチェックしてみよう。
「フミダスドーガ」特設サイト:https://fumidasudoga.jp/