静岡県島田市の「ふじのくに茶の都ミュージアム」は、ウェブ上で常設展示やお茶の体験メニューを疑似体験できる「デジタルミュージアム」を開設した。

お茶の魅力を五感で感じられる博物館

同館は、静岡県が運営する、全国でも珍しいお茶専門の博物館で、お茶を展示や体験を通して楽しく学ぶことができる。

日本や静岡のお茶の産業、文化、歴史、民俗に加えて、世界の喫茶文化を実物の資料や映像で分かりやすく紹介しており、毎日実施している茶道体験や抹茶挽き体験など、体験を通してお茶の魅力を五感で感じられる施設となっている。

また、江戸時代の大名茶人・小堀遠州ゆかりの日本庭園や茶室も見所だ。

360度見渡せる仮想空間で自由に散策

同館は、このたび、新型コロナウイルス感染症の影響や、遠方に住んでいて来館が難しい人のために、自宅でふじのくに茶の都ミュージアムの魅力を体験できるコンテンツ「デジタルミュージアム」を開設した。

二次元コードから専用サイトにアクセスすると、仮想空間の中で館内を自由に散策することができ、展示の要所では解説動画を見ることも可能。360度見渡せる仮想空間では、ミュージアムに来たような感覚を味わうことができる。

また、博物館の展示解説動画以外にも、熊倉館長による「小堀遠州ゆかりの茶室・庭園の魅力」についての解説動画や、茶道や茶摘みの体験動画など、様々なコンテンツを用意している。

気になる人はチェックしてみて。

ふじのくに茶の都ミュージアム「デジタルミュージアム」webサイト：https://tea-museum.jp/virtual/