藩政時代に建てられた歴史的建造物である勝山酒造の旧蔵をリノベーションした、新旧和洋織混ざった独特の美しい空間で美酒と美食の共演“食と酒のペアリングコース”を提供するレストラン「Shozan」が、1月17日(火)にオープンした。
地元の人々の集いの場として地域に貢献
伊達家御用蔵としての歴史と品格を受け継ぎ、その暖簾を守り発展させてきた仙台伊澤家 勝山酒造。
現在は25カ国に輸出しており、世界最大の日本酒コンテストIWC2019をはじめ、国内外のコンテストにて何度も一位に輝くなど、世界的に認知された仙台の酒蔵だ。
今回、江戸時代に建てられ、2005年まで稼働していた勝山酒造の旧蔵をリノベーションしたレストラン「Shozan」がオープン。旧蔵は、仙台城下町であった由緒ある文教の街「上杉」のランドマークとして、地元の人々に300年以上にわたり愛されてきた。
天井には壮観の大きな梁、床には勝山館で使用していたものと同じ大理石を敷き詰め、新旧が融合した美しい空間を創り上げた。
勝山館から引き継いだ、宮地房江女史の草木染の作品も飾られている。
「Shozan」のオープンには、地元の人々の集いの場、そして海外からをも人を引きつける仙台の名所となり、より魅力的で活気あふれる街にすることに貢献したいとの願いが込められている。
コース料理と日本酒・ワインのペアリング
「Shozan」では、仙台伊澤家が継承してきた“一食懸命”の精神と、勝山酒造が得意とする海外のSAKEシーンを掛け合わせ、“食と酒のペアリングコース”を提供していく。
元勝山館パドリーノ・デル・ショーザンの副料理長が腕を振るい、地元宮城の食材を贅沢に使用して、フレンチを基調に和の要素を織り込んだコース料理を提供する。
複数の日本酒・ワインを少量ずつ楽しめるペアリングコースをメインに用意しているほか、来店者の希望や好みに合わせてソムリエが日本酒・ワインを提案する。
オープン時のメニューは、「ShozanコースA メイン一皿(魚料理もしくは肉料理)」7480円、「ShozanコースB メイン二皿(魚料理と肉料理)」9350円のディナーコース2種。
日本酒・ワインペアリングは、「勝山5種類」3960円、「勝山入門3種類類、ワイン赤白各一種類ずつ」4640円、「勝山プレミアム3種類、ワインプレミアム赤白各一種類ずつ」7150円。
なお、表示価格は税込で、別途サービス料10%がかかる。
気軽にお酒を楽しめるバーも併設
バーでは、高級酒勝山をお得な蔵元価格でグラス1杯から楽しむことができる。庭にある土蔵の中はワインセラーになっており、勝山館時代からの東北有数のワインコレクションも引き続き提供する。食事は、レストラン併設のバーならではのこだわりの逸品を楽しむことができる。
バーカウンターからはライトアップされた土蔵が一望でき、初夏からの夜風が気持ちよい季節にはテラス席もおすすめ。
レストランは完全予約制で、バーのみは予約不要で利用可能となっている。当面はディナー・バーのみの営業だが、今後はランチ営業も予定しているというので、そちらもお楽しみに。
Shozan公式Instagram:https://www.instagram.com/shozan_sendai/
(山本えり)