日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。
今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。
「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。
今回は、茨城県旧北浦町(行方市)を写真とともに紹介する。
Vol.208/茨城県旧北浦町(行方市)
鹿行大橋や北浦庁舎を訪れたあと、北浦体育館が目に入った。近づくにあたって、遠目からでもとても大きくて雰囲気のある木造の体育館だった。建物の専門家ではないので、具体的に何がすごいかなどはわからない。でも、建物の持つ気配に重厚さがあったし、シンプルに言えばカッコよかった。館内も広いように感じられるし、中に入ってみたくなる。
運動後であろう若者たちもたくさん体育館から外に出てきた。とても気持ち良さそうだ。地元にいい体育館があると、やる気がアップしそうである。
(仁科勝介)
仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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