
川善商店は、森で拾ったどんぐりと国産牛皮を使用したヌメ革「ペリット・クプール」を12月4日(木)に発売した。
どんぐりのヌメ革「ペリット・クプール」

どんぐりと牛革、そしてサステナブルをイメージしたロゴマーク
「ペリット・クプール」とはトルコ語で“どんぐりの帽子”の意味。その名の通り、森で自然に落ちたどんぐりの帽子部分を拾い集め、植物タンニン剤として活用している。自然の恵みをそのまま活かしているため、サステナブルな製品となっている。バッグ・鞄・靴・財布などの小物から、アパレル・インテリアまで幅広い用途で使用できる。
よりサステナブルに
ヌメ革とは、動物の皮を植物タンニン剤でなめした革のこと。自然由来の材料のみで作られるため、サステナブルな革素材として広く知られている。一般的なヌメ革で使用される植物タンニン剤は、専用に栽培した植物を原料として使用する。

トルコの森でのどんぐり採取
一方、「ペリット・クプール」では森で自然に落ちているどんぐりを拾い集め、タンニン剤として活用。

採集されたどんぐり
原料となる植物を育てるエネルギーが不要なため、よりサステナブルな製造が可能になる。
使用する皮は日本で大切に育てられた高品質な和牛などの国産牛皮だ。食肉として利用した際の副産物を活用している点も、サステナブルといえる。また、ヌメ革には海外産の皮を輸入し使用するケースも多いなか、「ペリット・クプール」は国産の皮を採用しているため輸送にかかるエネルギーも削減でき、地産地消にもつながる。
さらに、欧州などで規制が厳しくなっているビスフェノールフリーで、環境負荷にも配慮している。
「ペリット・クプール」の商品特徴

どんぐりのタンニン剤
「ペリット・クプール」は、ヌメ革としての王道性と、どんぐりタンニンならではのオリジナリティを併せ持つ。サステナビリティを重視するあまり、素材本来の価値や機能が損なわれてしまうケースもあるが、ヌメ革としての確かな品質を持ちながら、どんぐりタンニンにしか出せない独自の風合いが魅力だ。
どんぐりのタンニン剤は、欧州の高級メゾンで使用されるタンニン剤に近い性質を持っている。また、どんぐりのタンニン剤でなめした「ペリット・クプール」は、上品でくすんだ黄色系の色合いと、しなやかな風合いを楽しめる。

「ペリット・クプール」は“鳴く”ヌメ革
「ペリット・クプール」は“鳴く”革。“鳴き革”とは、革を軽く曲げたり押したりすると“キュッキュッ”と心地よい音がする革を指している。

バケッタタイプ

ソフトシュリンクタイプ
商品ラインナップは、ナチュラル・どんぐりブラウン・どんぐりライトブラウンの3色。それぞれタイプ別で展開しており、別注色・別加工にも対応可能だ。なお、Webサイトでは限定商品も販売予定となっている。
川善商店について
川善商店は名古屋に本社があるほか、東京支社・姫路工場を持ち、1930年の創業以来、バッグ・カバン・靴・アパレル・家具など幅広いジャンルの天然皮革を取り扱う。家具用革については、国内随一の知見とシェアを持つ製造卸メーカー。
高級感のある”サステナブル”なヌメ革をチェックしてみては。
販売サイト:https://kawazenonlineshop.com
川善商店HP:https://kawazen.co.jp
(erika)