
Conomaが運営する保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」が、2026年1月より、平日の「同時入店を1組限定(1名から利用可)」とする新しい入店制度を導入。混雑による猫のストレスを軽減し、子ども連れや訪日外国人を含む利用者が、安心してゆっくり過ごせる環境づくりに取り組む。
譲渡型保護猫カフェブランド・ネコリパブリック

ネコリパブリックは、保護猫活動を全国で展開する譲渡型保護猫カフェブランド。「ネコリパブリック広島」は、Conomaがフレンドリーチェーンとして2016年に開業し、成猫を中心に譲渡につながる出会いの場として運営している。
「ネコリパブリック広島」の課題
在籍する猫のパーソナルスペースを守るため、開業当初から頭数を15頭前後に絞り、ストレスの少ない空間づくりを大切にしてきた「ネコリパブリック広島」だが、混雑時にはどうしても猫の負担が大きくなるという課題が生じており、さらに、小さな子ども連れの人が「ほかの利用者に迷惑をかけないか」と気を遣う場面が増えていたという。
平和公園から徒歩圏内という立地もあり、訪日外国人の来店が増える中で、英語による丁寧なコミュニケーションの必要性も強まっているそう。2026年の開業10周年を見据え、猫にも人にもやさしい環境づくりと、多様化する利用者の満足度向上を目指し、今回の新制度導入に至った。
ほかの利用者と重ならず、1組だけで猫と過ごせる
「同時入店を1組限定(1名から利用可)」とする新制度は、来店した時間帯はほかの利用者と重ならず、1組だけで猫と過ごせる仕組み。土日祝は従来通り、複数組での同時利用が可能だ。
また、平日の営業時間を13:00〜19:00から11:00〜19:00へ拡大し、土日祝と同じ時間帯に統一。平日料金を土日祝料金と同額にし、初めての人や訪日外国人にもわかりやすいシンプルな利用体系に変更した。
料金は大人・子ども共通で、30分利用1,430円/60分利用1,870円(税込)だ。
新制度導入のメリット
新制度を導入することで、ほかの人に気を遣わず過ごせるため、小さな子ども連れでも安心して利用可能に。落ち着いた空間で、猫とゆっくり向き合える時間を確保することができる。
写真や動画の撮影がしやすいのもポイントだ。
さらに、訪日外国人には、スタッフが簡単な英語で丁寧に対応し、安心して滞在できる環境を整えているとのこと。猫の譲渡を希望する人は、猫の性格や相性を落ち着いて検討することができる。
猫にとってもメリットあり!

一方、猫にとってのメリットも。同時入店を1組に限定することで人の出入りが少なくなり、猫のストレスが軽減。猫同士の距離が保たれ、落ち着いた状態で過ごしやすくなる。
臆病な性格の猫も、人との距離を自分のペースで縮めやすくなるのだそう。静かな環境が維持されることで、猫本来の穏やかな行動が見られそうだ。
Conomaについて
保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」を運営するConomaは、広島を拠点に「地域の価値を編集し、生活者へ届ける」ことを軸に事業を展開している企業。地域ブランドのプロデュース、広報・PR支援、豆腐を活用した食品ブランド「しろねこドーナツ」の企画・製造・販売など、広島の文化・食・暮らしを大切にしながら、地域企業や生産者、自治体と連携し、持続可能なローカルビジネスを創出している。
事前予約がオススメ
保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」への入店は先着順なので、予約フォームや電話による事前予約を推奨。予約なしの場合でも、他の利用者がいなければ入店可能だが、来店前の電話による空き状況の確認をオススメしている。
利用者にとっても猫にとっても過ごしやすくなる保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」で、猫たちとの時間を楽しんでみては。
■保護猫カフェ ネコリパブリック広島
住所:広島県広島市中区大手町5-5-10 栗原ビル2F
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日
公式サイト:https://necorepublic-hiroshima.com
予約フォーム:https://necorepublic-hiroshima.com/reserve
Instagram:https://www.instagram.com/neco.hiroshima
(佐藤ゆり)