
松江商工会議所と松江まちゼミ実行委員会は、お店の人が講師となり、専門店ならではの専門知識や情報、コツなどを来店者に紹介する「得する街のゼミナール(略して「まちゼミ」)」を、1月17日(土)~2月15日(日)の期間開催している。
“三方よし”の理念に基づく活性化事業「まちゼミ」
「まちゼミ」は愛知県岡崎市発祥で、全国450地域、2000商店街、3万事業者が取り組む個社と地域の活性化事業。中心市街地や商店街の活性化を目的に、お店の人が講師となり、その専門知識や豆知識、コツなどを来店者に無料で教える少人数制のゼミナール形式の講座だ。
客、お店、地域が良くなるという「三方よし」の理念に基づき、新規顧客の獲得、お店のファンづくり、来店者とお店のコミュニケーションの創出により、信頼関係を築くことを目的としている。
なお、来店者に安心して参加してもらうため、まちゼミ当日は商品の売り込みなどは行わない。
「第15回松江まちゼミ」概要

今年で15回目となる松江まちゼミは、「健康&きれい」「学ぶ」「作る&食べる」「親子&キッズ」という4つのテーマで22講座を行う。子どもと一緒に参加できる講座も10講座ある。
会場は各店舗。受講時間は、およそ60~90分だ。受講料は原則無料だが、一部材料代などの参加料が必要な講座もある。

受講の申込は、各店舗への電話またはメール、SNSなどで受け付けている。

藤本真由実行委員長は、「みんなの『知りたい』と『伝えたい』を繋げる松江まちゼミは、短時間&少人数で気軽に体験できる内容となっており、新しい発見や出会いがきっとあります。お子さまから大人まで楽しめる講座がそろっていますので、ぜひこの機会にご参加ください(一部抜粋)」とコメントしている。
「松江まちゼミ」の変遷

2012年に初開催された「松江まちゼミ」は、当初、商店街のお店が多数参加し、60講座でスタートした。しかし、商店主の高齢化や後継者不在を背景に、商店街には空き店舗が目立つようになり、まちゼミの参加店舗や講座も縮小傾向にあったそう。
過去のアンケート結果を振り返ると、受講者はおよそ250名で、その多くは50~70代女性だったという。しかし、コロナ禍に健康上の理由でまちゼミ受講を控える人が増え、2021年の「第11回まちゼミ」は97名、2022年の「第12回まちゼミ」は104名と受講者が減少した。
そこで、過去の受講者のアンケート結果を振り返り、ターゲットの再設定や効果的な周知広報を実施。受講者の属性は50~70代女性が全体の7割を占めており、小学生・中学生(10代)は1割未満。このことから、小学生をターゲットにした「親子で参加できる講座」を紹介するチラシを作成し、市内全小学校へ配布した。
結果、2023年の「第13回まちゼミ」は、受講者が300名を超えたという。
満足度98%の講座

「まちゼミ」のアンケートでは、満足度調査も行っている。2025年の「第14回松江まちゼミ」では、「大満足」「満足」を含めた満足度は98%と高い水準となったそうだ。

また、夏休みの自由研究をまちゼミで行いたいという需要があるのではという仮説のもと、2025年夏休みに初開催した小学生限定の「キッズまちゼミ」では、受講者目標200名に対して213名の参加があり、満足度調査では「大満足」80%と過去最高を記録したという。
2025年夏「キッズまちゼミ」受講者アンケートには、「売り込みされないので、以前から気になっていたお店やスタッフの雰囲気を知ることができた」「少人数で教えていただきわかりやすく、内容も充実していてとても良かった」「体験したことない分野への興味の入り口としてとても良かった」などの声が寄せられたそう。

お店の人から直接専門知識などを学べる「第15回松江まちゼミ」に参加してみては。
第15回松江まちゼミ詳細:https://matsuezemi.jimdofree.com
(Higuchi)