
大阪府大阪市北区にある「グラングリーン大阪」の「うめきた公園」では、東京都目黒区の企画会社「humorous(ユーモラス)」が展開する高輝度蓄光サイン「ナイトコンシェルジュ」を導入した。
関西最大級の都市再開発エリア

「グラングリーン大阪」は、関西最大級の都市再開発エリア。JR大阪駅直結の「うめきた」エリアで進む、都市公園を中心に“みどり”とイノベーションが融合する複合都市開発プロジェクトだ。
「うめきた公園」は、「グラングリーン大阪」の中心に位置する、都心型パブリックスペース。大阪駅直結の都市公園として整備され、面積は約45,000㎡。
また「humorous」は、テクノロジーとエンタメの融合を目指す企業。エンタメのアプローチで社会課題を解決する企画会社として2022年創業した。エンタメの演出を活用し課題空間を変身させるR&D事業などのコンテンツ開発を推進している。

「うめきた公園」における「ナイトコンシェルジュ」導入では、都市の中心に広がる芝生空間と共存しながら、夜間の安全性や注意喚起を成立させる新しい空間デザイン手法として、蓄光素材を用いたサイン・注意喚起ユニットが設置された。
未来型都市公園に求められる「新しい安全デザイン」
「ナイトコンシェルジュ」導入の背景として、未来型都市公園に求められる「新しい安全デザイン」がある。
「うめきた公園」は、大阪駅至近という都市の中心部にあり、公共性の高いオープンスペース。そのため、夜間の安全性確保が重要である一方、過度な照明増設や仮設物の設置は、景観や利用体験の価値を損ねる可能性がある。
「ナイトコンシェルジュ」は、夜間の空間を「照らして明るくする」発想を転換し、暗闇を維持しながら視認性を提供する“非電力・蓄光”の手法により、景観・環境配慮と夜間安全を同時に成立させることを目指してきた。

また、公園内の階段や高低差がある場所では、夜間の安全対策が求められる。さらに芝生養生中のエリアなど、運用上「一時的に注意喚起したい」「立ち入りを制限したい」場面も発生する。こうした可変的な状況では、電源工事や常設照明に頼らず、柔軟に対応できるサイン手法が必要になる。


そこで「うめきた公園」の階段部、ローピング等が必要となるエリアなどの特定エリアにおいて、次の蓄光サイン・注意喚起ユニットを導入。


「滑り止め加工による階段注意ユニット」「安全サイン」「芝生エリアを中心とした、吊り下げ蓄光プレート」などだ。


都市公園の景観を損ねずに、夜間の注意喚起を成立させる導入形態を実現した。
注意喚起と夜間の安全性、環境や運用負荷軽減を並立

「ナイトコンシェルジュ」の特徴は、昼間は景観に溶け込みながらサインとして機能し、夜間は電源不要で柔らかく発光し、必要な注意喚起を行える点。照明設備の増設や電源工事に依存せず、環境負荷や運用負担を増やさずに、夜間の安全性確保に寄与する。


また、津波避難標識JISZ9097基準を上回る高輝度蓄光素材を採用したユニットをベースに、滑り止めや反射加工も特別仕様として反映。屋内外問わず長期間安全に使用が可能になっている。


「ナイトコンシェルジュ」を設置した「humorous」は、「うめきた公園」の事例を、都市の中心で自然・安全・体験価値が共存する空間づくりの先行事例として位置づけている。


今後も、再開発エリアや公共空間において、安全実現のために照明灯以外の選択肢を提案。非電力・蓄光を活用した新しい安全デザインの社会実装を進めていくという。
新しい安全デザイン「ナイトコンシェルジュ」を取り入れた「うめきた公園」を訪れてみては。
■うめきた公園
住所:大阪府大阪市北区大深町5番/6番 グラングリーン大阪内
うめきた公園 HP:https://umekita.com/floor/park
グラングリーン大阪 HP:https://umekita.com
(淺野 陽介)