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フィンランド発Aiven社、1億ドルのシリーズC調達。「インフラ構築にエンジニアリソースが割かれる」課題を解決

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今回の資金調達により、Aivenはオープンソース・ソフトウェアへの投資を深め、グローバルな事業展開をさらに進める予定

オープンソース技術とクラウドインフラを組み合わせたソフトウェア企業のAiven (本社:フィンランドヘルシンキ、CEO兼共同設立者 オスカリ・サーレンマー) は、3月23日、シリーズCで1億ドルを調達したことを発表しました。現時点で当社の評価額は8億ドルを超え、投資総額は1億5000万ドルに達しました。
本資金調達により、更なるサービス拡充及び日本市場でのスムーズなサービスインを目指し、従来より多くの企業やエンジニアを悩ませてきた「アプリケーション開発にたどりつく前に、インフラ構築にコストやパワーがかかる」「外部ベンダーに頼んだ際の可用性やセキュリティへの不安」などの問題解決に繋げてまいります。

■資金調達詳細
今回のラウンドはAtomicoがリードし、Salesforce VenturesとWiLが新たな投資家として参加。また、AivenのシリーズA(Earlybird Venture Capital)およびシリーズB(IVP)のリード投資家も、Aivenへの出資額を大幅に増やしています。

■投資資金の使用用途
今回のラウンドで得た資金は、主に下記へ活用してまいります。
・新製品の市場投入
・オープンソース技術開発への貢献
・国際的な事業展開の継続
Aivenの製品はグローバルで適用できるため、今回の新たな投資と新たな出資者を活かし、データクラウドサービスが十分に提供されていない市場への対応を強化していきます。また、今後1年間で従業員数を倍増させ、正式なオープンソースプログラム担当オフィスを立ち上げる予定です。

■DX(デジタルトランスフォーメーション)過程でよく聞かれる課題
・自社に専門性がない場合、ベンダーに頼らざるを得ない
・データのベンダーロックイン
・データ・インフラの障害による顧客データ損失やサービスダウン
・コストや貴重なエンジニアリソースが、アプリケーション開発でなくインフラ構築に割かれる

■Aivenのサービス提供により実現が期待されること
・インフラ構築ではなくアプリケーション開発にコストとリソースを集中させられる
・小規模から始められる
・必要に応じてスケールできる
・アップタイムが保証されている
・セキュリティ上強固なオープン・ソースのマネージド・サービスが可能になる

■サービス・技術概要
Aivenはオープンソース技術へのアクセスを民主化するために、Apache KafkaやCassandra、Elasticsearch、M3、PostgreSQLといった人気の高いオープンソースプロジェクトのフルマネージドサービスをパブリッククラウドで提供しています。オープンソースソフトウェア(OSS)は、誰でも無料でダウンロードすることができますが、セットアップ、データセキュリティ、インフラの拡張、トラブルシューティングには膨大な時間がかかり、技術的専門知識と十分なリソースがない限り、自社内で構築・保守を実行するのは非常に困難です。Aivenを利用することで、デベロッパーはこのようなインフラ完了業務から解放され、企業のコアとなる製品開発に専念することができます。

■ご利用いただいている企業とご提供サポート
Comcast(米)、Decathlon(仏)、Wolt(フィンランド)、OVO Energy(英)など、革新的なスタートアップ企業からグローバルリーダー企業まで、あらゆる規模の企業にご利用いただいています。
ご提供しているサポートも手厚く、主要なパブリッククラウドプラットフォームすべてにおいて、エンドツーエンドのセキュリティ、セットアップ、メンテナンス、24時間365日のモニタリングを行っております。ニーズに応じて、世界のさまざまな地域から最新で堅牢な機能を備えたオープンソースデータ基盤をご提供可能です。

■Aivenサービスイメージ

※詳細は企業サイト(https://aiven.io/)でご覧いただけます(注:英語のみ)

■Aiven CEO兼共同設立者 オスカリ・サーレンマー氏からのコメント
Aivenの使命は、オープンソースを支持し、開発者の生活をすべての面で向上させることです。直近の資金調達により、新たなサービス機能の追加、チームの成長、新市場への進出を継続するとともに、オープンソースコミュニティへの貢献を飛躍的に向上させます。

■WiL(投資家) パートナー 代田常浩氏からのコメント
エンジニアの時間と労働力はどの組織でも最も不足している経営資源の一つと言えます。Aivenは、最先端のオープンソース・データ・ソフトウェアをマネージド・クラウド・サービスの形で提供することで、世界中の開発者をデータインフラ管理の負担から解放し、アプリケーションのイノベーションに専念できるようにするプラットフォームです。Aivenへの出資を機に、当社の日本でのネットワークを通じてAivenのグローバル展開をサポートできることを楽しみにしています。

■Aivenについて
ヘルシンキに本社を置くAivenは、PostgreSQL、Kafka、M3などのオープンソースデータ技術をあらゆる主要なクラウド上で管理するサービスを提供しています。Aivenを使うことで開発者はクラウド・データ・インフラストラクチャの管理をAivenに任せられ、企業のコアとなるアプリケーションの開発に専念することができます。。それにより、お客様がオープンソースからビジネス成果を引き出し、真の企業変革を引き起こすことを可能にします。
詳細はhttps://aiven.io/、Twitter:@aiven_ioでご覧ください。

■WiL(World Innovation Lab)について
WiL(World Innovation Lab)はシリコンバレーと東京を拠点とし、日米を中心としたベンチャー企業への出資及び事業支援を行っています。Sony、スズキ、ANAホールディングス、博報堂DYメディアパートナーズ、KDDI、セブン&アイ・ ホールディングスなど国内有数の大手企業とのパートナーシップ、並びに、日米の強固なネットワークを持つ強みを活かしベンチャー企業を支援します。WiLは、mercari、ラクスル、SORACOM、SmartHR、Algolia、Asana、Auth0、Automation Anywhere、DataRobot、Kong、MURAL、TransferWise、及びUnqorkなどへの投資を実行してきました。
加えて、WiLは次世代のイノベーターの育成を目的とし、パートナー企業を対象にさまざまな研修や教育機会を設けているほか、パートナー企業内に眠る社内IPを活用した新規事業創出にも力を入れています。
https://wilab.com/jp/

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