エアコンが寿命を迎えた後、その内部に残る冷媒はどのようになるのでしょうか。
多くの家庭用使用済みエアコンは、家電リサイクル工場へ運ばれます。
しかし、適切な回収・再生の仕組みが整っていなければ、貴重な冷媒資源は循環から失われ、大気中へ放出されることで環境負荷を引き起こす可能性があります。

A-Gas Japanは、2026年2月に家電リサイクル工場との連携を開始して以来、協力体制を順次拡大し、9月現在までに4社との連携を開始しました。
各社で使用済みエアコンなどから回収された冷媒をA-Gas Japanの再生処理施設で再生し、高品質な再生冷媒として再び市場へ供給する取り組みを進めています。
この約7か月間で構築してきた各社との連携を通じて、使用済み冷媒の循環利用を着実に拡大しています。新規製造冷媒への依存を低減するとともに、資源の有効活用と環境負荷の低減を図り、より持続可能な空調・冷凍冷蔵業界の実現に貢献していきます。
これらのパートナーシップは、日本における冷媒のサーキュラーエコノミーをさらに強化する重要な一歩となります。すでに市場で使用されている冷媒を回収・再利用することで、A-Gas Japanとパートナー企業は貴重な資源を有効活用し、廃棄物の削減、温室効果ガス排出量の低減、そしてライフサイクル全体を通じた責任ある冷媒管理の推進に取り組んでいます。
本取り組みにおいて、パートナー企業が使用済みエアコンから回収した冷媒は、A-Gas Japanの専用再生処理施設へ搬送されます。そこで厳しい分析・品質検査を実施した後、AHRI Standard 700をはじめとする国際的に認められた業界品質基準を満たすよう再生処理が行われます。これにより、再生冷媒は新品冷媒と同等レベルの品質を実現し、市場へ再供給され、再利用することが可能となります。

A-Gas Japan代表取締役の小林直久は次のように述べています。
「回収された冷媒は、サーキュラーエコノミーへの移行を支える重要な資源です。パートナー企業の冷媒回収力と、A-Gasの再生技術を組み合わせることで、冷媒をより長く循環利用し、環境負荷の低減に貢献しています。」
冷媒の回収・再生は、空調・冷凍業界の環境負荷を低減するうえで重要な役割を果たしています。
新規製造された冷媒だけに依存するのではなく、既存の冷媒資源を再生・品質確認し、再び冷却システムで活用できるようにすることが可能になります。
今回の取り組みは、冷媒回収、リサイクル、物流、そして冷媒管理に携わる各分野の連携が、冷媒の循環利用を実現するうえで重要であることを示しています。家電リサイクル工場での回収と専門的な再生技術を結びつけることで、A-Gas Japanは日本の空調・冷凍業界における、より循環型で持続可能な未来の実現に貢献しています。
Together We Can.