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東京藝術大学

アートを通してSDGsを考える「東京藝術大学 SDGsビジョン発表」ウェビナー開催

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2月15日(火)11時~生配信決定。藝大のビジョンを発表しながら、アートはSDGsにどう関われるのか。東京藝大は社会課題の解決にどう役立っていくのかを紐解く。

 東京藝術大学(所在地:東京都台東区、学長:澤和樹)は、2月15日(火)11時に、「東京藝術大学SDGsビジョン発表 及び無料公開ウェビナー」を生配信します。
 東京藝術大学は、昨年6月にSDGs推進室を立ち上げ、「アート」や「芸術」がSDGsにどのように関われるのか、なぜ、今、東京藝術大学がSDGsに取り組むのかについて議論を重ねてきました。本公開ウェビナーでは、東京藝術大学が目指す「SDGsビジョン」を発表します。また、「アートはSDGsにどう関われるのか?藝大は今何をするのか?」と題して、東京藝術大学学長の澤和樹、美術学部長の日比野克彦、音楽学部長の杉本和寛、そして、 理事であり藝大SDGs推進室長の国谷裕子が登壇し、オンライントークイベントを、生配信にてお届けいたします。さらに、現学長 澤和樹 と次期学長 日比野克彦が特別対談として、受け継がれていく藝大のSDGsについて語ります。

 SDGsが目指す社会について、「アート」や「芸術」に何ができるのか。今、地球温暖化や生物多様性の喪失など、地球環境は人間によって追い詰められ、1万年にわたり発展してきた人類文明を支えきれなくなりつつあります。そして、私たちが直面するコロナ禍は、自然と文明の衝突から生まれる人獣共通感染症の破壊力を見せつけ、同時に、現代社会の格差や分断の深刻さを浮き彫りにしています。「アート」や「芸術」は、人類が誕生した時から文明の一部であり、文明の新しい地平を切り開く活動です。

 「芸術」は、地球と人類文明の関係の修復を通じたSGDsの達成に貢献できるのではないか? SDGsが掲げる17の目標の中に、「芸術」の文字は、ひとつもありませんが、それは、17の目標すべてに「芸術」が接続すべき必要と出番があるのではないか? 今こそ、「芸術」の力で、疑い、問い、変革する時ではないか?
 今回のウェビナーで、「芸術」の持つ可能性や、藝大の役割を考えていきます。

「東京藝術大学 SDGsビジョン発表」タイムテーブル

【実施日】2月15日(火)11:00~11:45
【タイムテーブル】
 11:00~
 ◆挨拶
  国谷裕子(東京藝術大学理事、SDGs推進室長)
 ◆紹介
  澤和樹(東京藝術大学長)
  日比野克彦(東京藝術大学美術学部長)
  杉本和寛(東京藝術大学音楽学部長)
 ◆東京藝大SDGsビジョン発表
  澤和樹(東京藝術大学長)
 ◆フリートーク
  ・藝術はSDGsにどう関われるのか? ~藝術は、ずっと前からSDGs
  ・東京藝術大学は、SDGs達成に向け何をするのか? ~今こそ、疑い、問い、変革する
 ◆特別対談(現学長と次期学長が語る) ~さらに、受け継がれる藝大SDGs
  澤和樹(東京藝術大学長)
  日比野克彦(東京藝術大学美術学部長)
 11:45  ◆終了予定

【配信】公開ウェビナー
 https://youtu.be/7gEgI7FcD6g
 上記URLにて、無料生配信を実施いたします。※配信時間は変更になる可能性がございます。

出演者プロフィール

〈無料公開ウェビナー 出演者〉

◆澤和樹(東京藝術大学長)

 1955年、和歌山市生まれ。'79年、東京藝術大学大学院修了。
 「安宅賞」受賞。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞などヴァイオリニストとして国際的に活躍。'84年に東京藝大に迎えられるとともに本格的な演奏活動を開始。'89年には、文部省在外研究員として英国王立音楽院に派遣され、さらに研鑽を重ねた。この時期、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの出会いにより澤クヮルテットの結成を決意。2004年、和歌山県文化賞受賞。‛16年より東京藝術大学長。英国王立音楽院名誉教授。

◆日比野克彦(東京藝術大学美術学部長)

 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授
 1958年岐阜県生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本グラフィック展大賞受賞。1995年ベネチアビエンナーレ参加。2015年芸術選奨芸術振興部門文部科学大臣賞受賞。世界各地で地域性を生かしたアート活動を展開。2003年~「明後日新聞社文化事業部/明後日朝顔プロジェクト」。2006年~「アジア代表日本」。2010年~「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト」。2014年より、人との差異を個性と捉えるアートの価値観を多様性社会実現の基盤とするアートプロジェクト「TURN」を監修。2017年南米各地で展開されたビエンナーレ スールに参加。現在、東京藝術大学美術学部長、先端芸術表現科教授、岐阜県美術館長、日本サッカー協会理事、東京芸術文化評議員を務める。

◆杉本和寛(東京藝術大学音楽学部長)

 東京藝術大学音楽学部言語芸術・音楽文芸教授
 1965年大阪市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了、博士(文学)。専門は日本近世文学で、特に西鶴や浮世草子など17世紀後半から18世紀前半の散文作品を中心に研究。共編著に、『八文字屋本全集』(汲古書院)、『西沢一風全集』(同)、『西鶴と浮世草子研究 Vol.3』(笠間書院)など。また、藝大着任後「日本のうた」にも関心を持ち、永井和子・福島明也教授とともに声楽科大学院の「日本歌曲特別研究」にも参加。佐野靖教授と『文化としての日本のうた』(東洋館出版社)を編集。

◆国谷裕子(東京藝術大学理事、SDGs推進室長)

 米ブラウン大学卒。NHK衛星放送「ワールドニュース」のキャスターを経て、1993年から2016年まで23年間、NHK「クローズアップ現代」キャスター。現在、東京藝術大学理事、慶応義塾大学特任教授、自然エネルギー財団理事、FAO(国連食糧農業機関)親善大使。2016年から、SDGs(持続可能な開発目標)の取材・啓発活動を中心に活動を行なっている。1998年放送ウーマン賞、02年菊池寛賞、11年日本記者クラブ賞、16年ギャラクシー賞特別賞受賞。著書「キャスターという仕事」(岩波新書)「クローズアップ藝大」(河出新書)。

<若手芸術家応援プロジェクト>「東京藝大アートフェス2022」 オンラインで 2/18~開催

 東京藝術大学(所在地:東京都台東区、学長:澤和樹)は、コロナ禍で苦しむ東京藝術大学出身のアーティスト(在学生を含む)を対象に、彼らに新たな作品発表の場を提供し、育成・支援するためのオンラインアートフェス「東京藝大アートフェス 2022」を2月18日から開催します。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、芸術家を取り巻く環境は大きく変化しました。多くの美術館やコンサートホールが閉鎖、予定していた展覧会・音楽会は延期又は中止されるなど、アーティストが活動できず、経済的にも不安定な状態が、今なお続いています。

 若手芸術家を支援のために集まったクラウドファンディングと支援基金。皆様からの応援メッセージに励まされ、力をもらい、「東京藝大アートフェス2022」として今年も開催されます。
コロナ禍で直接足を運べない方々にも若手芸術家のアートを楽しんでもらいたい。
これからの新しい力と、その可能性をご覧ください。

◆オンライン閲覧期間(予定)
 令和4年2月18日(金)~5月16日(月)
 http://tokyogeidai-artfes.geidai.ac.jp/

◆東京藝大アートフェス2022プロデューサー メッセージ
 活躍の場をコロナ禍に奪われた若手芸術家の今を救い、未来のカタチを作るために、
 2020年、学長 澤和樹が起こした支援基金・クラウドファンディング。
 数多くの方々がお寄せくださった温かなご支援から生まれた、東京藝大アートフェス。
 ロゴデザインは、4月からの新学長 日比野克彦によるものです。
 コロナの猛威は未だ終息せず、
 若手芸術家たちへの経済的支援と、作品発表の機会が必要な状況が現在も続きます。
 昨年、第一回の開催で体感したのは、
 音楽と美術が混在しながらオンラインで開催されるこのアートフェスの形が、
 領域の壁を払い、これまでにない豊かなカオスを醸す場になるのだということ。
 展覧会場や演奏会場に足を運ぶことのできない様々な方と若手芸術家たちの出会いも生まれ、
 そこからさらなる繋がりとチャンスがもたらされました。
 世界を変える創造の源泉、東京藝術大学。
 新しい力を、もっともっと、このアートフェスから世界に、未来に。
 オンラインが持つ可能性とともに。
 みなさまのご支援に深く感謝をいたします。

 箭内道彦
 東京藝大アートフェス2022 プロデューサー
 東京藝術大学教授・学長特命

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