Webコンサルティング企業のECマーケティング株式会社(代表:中山 高志、所在地:東京)は、月商1億円未満の企業のInstagram運用担当者221人に対して、自社のInstagram運用に関するアンケート調査を実施しました。

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アンケート結果の詳細についてはこちらから:
https://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/2026
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今やSNSは一般的なコミュニケーションツールとして、ほとんどの方が利用しているのではないでしょうか。その中でもInstagramは、国内のアカウントが3,300万人を超えています(2019年3月時点)。アカウント数では、LINE:9,200万人(2022年3月時点)、Twitter:4,500万人(2017年10月時点)と比べると国内第3位のSNSとなりますが、その影響力は、LINE、Twitterを凌ぐとも言われています。
そこで当社では、Instagramの法人アカウントを運用する担当者に対して、Instagramの効果や運用方法を調査してみました。小規模事業者の活用もあることから今回は年商1億円未満の企業に限定したものになっています。
調査した企業の概要


アンケート回答者: 月商1億円未満の企業のInstagram運用担当者221人
アンケート回答期間: 2022年5月2日~3日
まずは、Instagramの運用期間を聞いてみました。
■Instagram運用期間
設問:あなたが所属する企業では、Instagramをどのくらいの期間運用していますか。

「1年半~2年未満」が一番多く40.4%、次いで「1年~1年半未満」が23.4%、「2年~3年未満」が20.6%という結果になりました。3年未満を合わせると86.7%と、最近運用を始めた企業が相当数いることがわかります。
次は、各法人アカウントのフォロワー数を聞いてみました。
■運用しているInstagram法人アカウントのフォロワー数
設問:あなたが担当しているInstagramの法人アカウントのフォロワー数は何人ですか。

これを見ると、フォロワー数10,000人未満が82.8%、1,000人未満が45.7%と、半数近くがフォロワー数1,000人未満という結果になりました。
次は、投稿頻度を聞いてみました。
■Instagramへの投稿頻度
設問:あなたが所属する企業では、Instagramをおおよそどのくらいの頻度で投稿していますか。

「1日に1回程度」が36.2%と一番多く、次いで「1週間に2~3回程度」が23.1%、「1日に2~4回程度」が19.5%となりました。約6割の企業が、1日に1回以上投稿していることなります。SNSを運用する企業は、情報提供の配信頻度を大切にしている企業が多くいるようです。
次は、どんな情報を投稿しているのか聞いてみました。
■Instagramへの投稿内容
設問:あなたが所属する企業では、Instagramでどのような情報を発信していますか。

「既存商品・既存サービスの情報」「商品・サービスの使い方や活用方法」がともに45.7%で一番多く、次いで、「新商品・新サービスの情報」が37.1%、「商品・サービスとは無関係な個人的内容」が32.6%という結果になりました。
法人アカウントのため、商品・サービスに関する情報提供が一番多い結果となりましたが、注目したいのは「セール情報」や「割引・クーポン情報」が少なかったことです。主に金額訴求ではなく、商品やサービスの認知や促進を目的としてInstagramを活用しているケースが多いようです。
次は、よく使う機能についてです。
■よく使うInstagramの機能
設問:あなたが所属する企業では、Instagramのどの機能をよく使いますか。

一番多く使うのが「ストーリーズ」で60.2%、次いで、「フィード」が44.3%、「リール」が43.9%という結果になりました。
一番使われているストーリーズは、通常のフィード投稿とは違って、24時間で消える投稿で、気軽でリアルタイム感があることから、フィード投稿よりもよく使うユーザーが増えている機能です。
また、特徴的だったのは、「ライブ配信」を4割以上の方が活用していたことです。インスタライブとも呼ばれ、当初、芸能人などのフォロワーの多い一部の方が利用していましたが、今では、法人アカウントでもかなりの利用者がいるようです。
次は、キャンペーンの実施有無を聞いてみました。
■Instagramでのキャンペーン実施有無
設問:あなたが所属する企業では、Instagramでキャンペーンを実施したことがありますか。

9割近い方が、キャンペーンを実施した経験があるという結果になりました。
SNSはキャンペーンを実施・告知することによる情報のシェアも多いため、新規のフォロワー獲得にも利用されるケースが少なくありません。SNSを運用する場合は必須の施策かもしれません。
次は、ユーザーからのコメントにアクションしているかどうかを聞いてみました。
■Instagramでのコメントに対するアクション有無
設問:あなたが所属する企業では、Instagramでユーザーに直接アクション(いいね!やフォロー、コメントなど)を行っていますか。

Instagramでユーザーにいいね!やフォロー、コメントなどをしている方は、9割近くいました。
SNSは法人がユーザーと直接コミュニケーションをとれるツールとして、ユーザーへのアクションを大切にしている有名企業もたくさんあります。ユーザーとのコミュニケーションを強化することで、実際にファンを増やし売上が上がった企業も多く、成功事例として様々なところで紹介されています。そうしたことから「SNS運用=ユーザーとのダイレクトコミュニケーション」という認知は一般的に広がっているのかもしれません。
次からは、Instagramの重要性や効果について聞いてみました。
■Instagramの重要性
設問:Webマーケティングにおいて、Instagram運用はどのくらい重要だと思いますか。

「とても重要だ」と「そこそこ重要だ」という方を合わせると92.3%にものぼります。今やInstagramはマーケティング施策として非常に重要なポジションにあると言っていいでしょう。
重要だと答えた方のコメントを見てみましょう。
【重要だと思う理由】
お金をかけずに宣伝効果が得られるため
これからの時代を見据えて考えていくことが重要だから
これからはSNSの時代だから
バズって拡散することが期待できるから
ビジュアルで視覚的に訴求するには一番適したSNSだから
ファンとの繋がりが重要だと思うから
ユーザーの意見を直接いただけるから
ターゲットの方々の目にとまるので
海外にも進出できるから
拡散が期待できるから
継続することで商売につながる可能性があるから
顧客からの意見収集ができるから
自社サービスに対する顧客のダイレクトな反応を知ることができるから
口コミ効果があるから
広告費を削減できるから
購買者のデータを収集することで継続的なアプローチや消費者分析に活かせるので
最新ニーズを常に監視することができるから
自社の商品を自由に宣伝できるため
自社ホームページを立ち上げていないのでWebでの情報発信手段がInstagramに限られているから
運用していくことで実際に売上が伸びているから
若い世代が使用しているため
情報発信を継続して集客が増えたため
商品をユーザーに直接伝えることが重要だと考えているから
潜在的な顧客アプローチにも使えるから
店に来てもらうきっかけがつくれるから
特定の顧客に対してアピールできるため
売上が伸びるから
売上に直結する可能性が高いから
売上に繋がるので
品質など商品の詳細をアピールができるから
幅広い層の顧客を獲得できるから
利益に直結するから
費用をあまりかけずに運用できるから
これを見ると、売上や集客に直結する点を挙げている方が目立ちます。それ以外には、ユーザーや顧客とのダイレクトなコミュニケーションが可能なこと、口コミの効果を期待できることなどの理由が多いようです。
■Instagramの効果の有無
設問:Instagramの効果を感じたことがありますか。

実に、91.9%の方が効果を感じているという結果になりました。
それでは、どのように効果を感じたか、具体的な効果を見ていきましょう。
■Instagramの具体的な効果
設問:Instagramの効果を感じていると答えた人にお聞きします。どんな点で効果を感じましたか。

「店舗の売上が伸びた」が一番多く54.7%、ほぼ同列で「Webサイトへのアクセスが増えた」が53.7%、次いで、「Webサイト/ECサイトからの売上が伸びた」が38.4%、「店舗への集客が増えた」が36.5%という結果になりました。
これを見ると、Instagramは、単にファンを増やすツールというわけではなく、売上や集客にも貢献できる施策だと言えます。
最後に、Instagramの運用で困っていることを聞いてみました。
■Instagram運用で困っていること
設問:Instagramの運用で悩んでいることや困っていることは何ですか?

「運用する社内リソースが足りない」が42.1%で一番多く、次いで、「投稿内容のネタ不足」が37.1%、「投稿内容のエンゲージメントが期待するほど伸びない」が33.5%という結果になりました。
アンケート結果では、売上に結び付いたという法人アカウントも相当数ありましたが、SNS運用は、広告と違い、何をどれだけやればどれくらいの売上が上がるかを想定することが非常に困難な一面があります。そうしたこともあって、専任の社内リソースを確保できる企業は少なく、もっと注力したいと考えてはいるが、社内リソースが割くことができないという現状が想定されます。また、SNS自体の運用ノウハウを持つ人が少なく、手探りで運用しているケースもあるかもしれません。
■まとめ
今回は、月商1億円未満の企業のInstagram運用担当者に対して、自社のInstagram運用に関するアンケート調査を実施しました。
フォロワー数はそれほど多くはないものの、投稿頻度が高い企業が多く、そのためか実際に売上や集客につながり、効果を実感している企業が非常に多い結果となりました。
「社内リソース不足」「ネタ不足」など、まだまだ超えなければならない課題も多くあるようですが、まだ、Instagram運用を行っていなければ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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アンケート結果の詳細についてはこちらから:
https://www.ecmarketing.co.jp/contents/archives/2026
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