半導体、ヘルスケア、アカデミアの実務・研究者に向け、流体シミュレーションの現在地と活用可能性を議論

量子コンピュータの産業応用を推進する株式会社QunaSys(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:楊 天任)は、「原義に立ち返ったデジタルツインの設計原理と活用可能性~流体データを主として~」を、2026年8月5日(火)15:00~18:00に開催いたします。
近年、製造、医療、研究開発の現場では、実際の対象をコンピュータ上で再現し、状態の把握や予測、改善につなげる「デジタルツイン」への関心が高まっています。一方で、流体を扱う現場では、計算コスト、現実のデータとのつなぎ込み、精度の保ち方など、実用化に向けた課題が多く残っています。
そこで本イベントでは、流体データを起点に、デジタルツインを現場で活かすために何が必要かを、研究・産業応用の両面から議論します。東京大学生産技術研究所の研究者とQunaSysの研究者が登壇し、シミュレーションの課題、医療分野での知見、今後の計算技術の可能性などを幅広く取り上げる予定です。
■開催概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/41464/table/77_1_ef3322a661c57ba71f1cb21ffd831cc9.jpg?v=202607080445 ]
■背景・本ワークショップの狙い
デジタルツインは、単にシミュレーションを行うだけではなく、実際の現場のデータを取り込みながら、モデルを更新し、予測や判断に役立てていく考え方です。そのためには、「何を状態として追うのか」「観測したデータをどう計算に反映するのか」「どこまでの誤差を許容するのか」といった設計の考え方が重要になります。
特に流体を扱う分野では、対象によって必要な精度や速度が大きく異なります。たとえば、半導体分野では製造装置やプロセス設計との接続、ヘルスケア分野では人体や医療データとの接続、アカデミアでは新しいモデルや計算手法の検証が重要になります。一方で、現実の運用では、計算負荷が大きいことや、測定できるデータが限られることが、実装の壁になりがちです。
本イベントでは、こうした課題を前提に、流体シミュレーションとデジタルツインをどう結びつけるかを議論します。現場で本当に使える仕組みにするために、どのようなモデルを使い分け、どのように精度と実用性のバランスを取るべきかについて、参加者の皆さまと考える場を目指します。
■プログラム(予定)
- 講演セッション
◇15:00~15:20
中村幸輝
株式会社QunaSys Quantum Innovation部 シニアリサーチャー
従来の流体シミュレーションの課題と、新しい計算技術の可能性
◇15:20~15:40
大島 まり
東京大学生産技術研究所・教授
人体の血流を捉えるための流体シミュレーションとデジタルツインへの展望
◇15:40~16:00
長谷川 洋介
東京大学生産技術研究所・教授 ( 革新的シミュレーション研究センター・センター長)
流体分野の現場課題と高性能計算の役割
◇16:00~16:20
CAE,CFD計算ソフトベンダー(予定)
◇16:30~17:30
対談・ディスカッション・Q&A
・デジタルツインで追うべき状態とは何か
・観測データと計算モデルをどう結びつけるか
・精度・安定性・実用性をどう両立するか
・産業現場での実装に向けた課題と可能性
◇17:30~18:00
参加者との質疑応答・自由討議
◇18:00~19:00 (20時まで滞在可能)
懇親会(レストラン アーペ)
※登壇者・内容は予告なく変更となる場合があります。
■本イベントの見どころ
・流体シミュレーションの実務と研究をつなぐ議論ができる
半導体、ヘルスケア、研究開発の現場では、流体を扱う課題の種類が異なります。本イベントでは、それぞれの現場で何が課題となっているのかを共有しながら、共通する設計の考え方を探ります。
・デジタルツインを“現場で使える形”で考える
理想論としてのデジタルツインではなく、実際にデータを取り込み、判断や改善に役立てるために必要な考え方を取り上げます。何を測り、どう更新し、どの水準で使うのかを議論します。
・産業界とアカデミアの視点を交えて議論する
大学の研究者と企業側の研究者が登壇し、理論だけでも、製品紹介だけでもない形で、実際の活用に向けた視点を共有します。
・参加者同士の交流の場をご用意
イベント後には懇親会も予定しており、登壇者や参加者同士でより踏み込んだ意見交換を行っていただけます。
■こんな方におすすめ
- 流体シミュレーションを現場の意思決定にどうつなげるか考えたい方
- 半導体やヘルスケア分野で、流体データの活用方法を探っている方
- デジタルツインに関心はあるが、何から設計すべきか整理したい方
- 産業界とアカデミアの双方の視点から最新動向を把握したい方
- 流体計算に関する新しい計算技術や将来の可能性に関心がある方
■申し込み方法
こちらのフォームより事前登録をお願いします。
※申込締切:2026年8月4日(月)
■会社概要
QunaSysは、化学や材料科学をはじめとする産業向け量子アルゴリズムの開発を牽引する量子コンピュータソフトウェア企業です。量子機械学習や量子化学のほか量子技術を利用したCAE(Computer-Aided Engineering)分野に注力し、学術機関、産業界、政府機関と協力しながら、量子コンピュータの可能性を最大限に引き出し、科学的課題に取り組んでいます。