兵庫県丹波篠山市には、陶芸、木工、ガラス、染色、革、彫金などの工房が100軒以上集まり、モノづくりに情熱を注いでいます。
850年以上続く伝統工芸「丹波焼」の風土が根付くこのまちには、豊かな自然環境に惹かれ、全国から多くの工芸家が移住してきました。「このまちで、つくり手とつかい手をつなげたい」-そんな思いから、工芸家たちがコミュニティを結成し、地域を巻き込んだ様々なイベントを展開しています。
そしてこの度、まちをさらに魅力的な「工芸の里」へと高めていくため、クラウドファンディングをスタートしました。
工芸家があつまる場所、丹波篠山

丹波篠山市は、850年以上続く日本六古窯のひとつ「丹波焼」を育んできた土壌、黒豆や栗など多くの特産品を生み出す豊かな自然、歴史ある城下町のまちなみや日本の原風景が残るまちです。のどかな自然と土地に根差した暮らしが息づき、訪れる人はどこかなつかしさを覚えます。
この風土の魅力に惹かれて移り住んだ工芸家たちは、不思議と共通する温かな空気感をまとっています。
「丹波篠山で、モノづくりに携わる作家同士が交流し、お互いの作品や想いを見たり聞いたりし、そして刺激を受け、アイデアを共有できたら、何か新しいものが生まれてくるかも」
そんな思いから、工芸家たちのコミュニティ「クラフトヴィレッジ」が生まれました。
クラフトヴィレッジとは


クラフトヴィレッが初めに目指したのは、良い距離感で心地よい関係を保てるような、作家と作家を繋ぐ場所でした。
そこからさらに、工芸作家が集まる丹波篠山市だからこそ「地元の人たちにも、「モノづくり」への想いを知ってもらいたい」と考え、丹波篠山市の工房を巡って「つくり手とつかい手」がつながるイベント「丹波篠山 クラフトヴィレッジ」が始まりました。
2021年に5日間開催された第1回イベントでは、市内の工房を自由に見学できる「オープンファクトリー」などを実施し1,000人を超える人々が来場。翌年以降も、工芸家たちによるイベントは毎年開催され、地域の賑わいを生み出しています。
■クラフトヴィレッジの想い

丹波篠山クラフトヴィレッジ製作委員会の加古さんは次のように話します。
「わたしたち工芸作家が作っているものは、暮らしの中で使われ、 毎日をちょっとだけ豊かにするモノだと思います。ネットショップや日本各地のお店に並び、遠く離れた人に使ってもらえるのも嬉しいですが、「モノ」が生まれた地元の方に使ってもらえるのも、つくり手として嬉しいことです。「つくり手とつかい手」がお互いの顔を知っているというのは、「モノ」への愛着が深まる幸せなことでもあります。
また、子どもたち、工芸作品にあまり関心のなかった人たち、繋がりのなかった人たちにも、手仕事に触れてもらう機会を増やし、 興味も持ってもらうことで、つかい手の裾野も広がると考えています。地道な活動で時間がかかることでもありますが、少しずつ、みなさんと一緒に進めて行きたいと思っています。」
つくり手とつかい手がつながる活動
クラフトヴィレッジの活動はさらに広がり、現在は次のような取り組みも行っています。
■つくり手の感覚・知識・考え方に触れる「学ぶ工芸」


ただ単に何かを作るのではなく、本物の技術を間近に見て、つくり手の感覚・知識・考え方に触れることにより、モノづくりの楽しさをさらに深く感じることができます。
■丹波篠山で、つくる人・モノ・場所にふれる「クラフトマーケット」

日々の暮らしに寄り添い、日常をちょっとだけ豊かなものにしてくれる工芸作品。
丹波篠山のモノづくりの魅力を存分に味わうことができるイベントです。
「手仕事と想いが根付いた里」を目指して
丹波篠山市では、さらに多くの工芸家に選ばれるまち、そしてまち全体を「工芸のまち」としてブランド力を高めていくため、工芸家のみなさんを支援するプロジェクトを立ち上げました。
工芸家たちが描く未来と、手仕事のぬくもりがあふれるまちづくりを、ぜひ応援してください。皆様からの温かいご支援・ご協力を心よりお待ちしております。
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