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FromプラネットVol.203<洗濯機の掃除に関する意識調査>

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洗濯機 汚れが気になる場所・掃除頻度は? ~一番頻繁に掃除をしている職業は…?~

 国内1,400社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:坂田政一) は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第203号として、洗濯機の掃除に関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータ提供や当社担当者が解説を差し上げることもできますので、お気軽にお問い合わせください。
※回答率(%)は小数点第2位以下を四捨五入し同第1位までを表示しています。そのため、内訳の合計と表示値が異なる場合があります。

洗濯は “液体洗剤を使って縦型洗濯機で” が主流

 まずは、使っている洗濯機など基本的なことを押さえましょう。「洗濯機」と言えば、全自動式の縦型洗濯機(以下、縦型)を思い浮かべる人も多いでしょうが、最近は節水性や洗浄力が高いドラム式の洗濯機(以下、ドラム式)も登場、乾燥機能の有無も含め選択肢が増えています。そこで、どのタイプの洗濯機を使っているかを聞いてみました(図表1)。その結果、54.8%と半数以上が「縦型(乾燥機なし)」を使っており、「乾燥機付き」と合わせると4分の3にのぼりました。一方で「ドラム式」は「乾燥機付き」が15.0%、「乾燥機なし」と合わせても2割弱どまりに。現状では洗濯機は「縦型」が主流ということのようです。また、頑固な汚れ落としなどに強みがある「二槽式」(洗濯と脱水を別の槽で行うタイプ)を使っている人も3.1%いました。

 主に使っている洗剤のタイプは(図表2)、「液体」が72.4%に対し、「粉末」は16.2%と、液体が圧倒的多数となりました。溶けやすい、扱いやすいなどの点で、「液体」を使う人が多いのでしょうか。「ジェルボール」は7.3%と普及途上のようですが、20代12.1%、30代9.8%と、比較的高値になっています。計量の必要がなく、柔軟剤入りのものもあるなど、手軽さからジワジワと若年層中心に広がっているようです。

“見えないところ”は汚れが余計に気になる?

 今回の調査では「1日に1回以上洗濯」が54.6%にのぼりましたが(図表非掲示)、そのたびに洗濯機を使うとどうしても汚れがでてきます。では、どの箇所の汚れが気になるのでしょうか(図表3)。58.7%と最多だったのが「洗濯槽」。テレビなどで洗濯槽の裏側の映像を見て、「まさか、うちも…」と思ったことがある人も多いでしょう。直接見ることができないから余計に気になる、というのもありそうです。これに続いたのは「ごみ取りコーナー・ネット」44.0%。こちらは汚れやごみの貯まり具合が一目でわかりやすいですね。以下、「洗剤投入口・ケース」「排水フィルター、ホース部」と続きました。男女別では各項目で女性のほうが高値を示すなか、「特に気にならない」は男性28.0%と女性を14.9ポイント上回りました。

“見えるところ” は、よく掃除する傾向

 続いて、洗濯機の各部位をどれくらいの頻度で掃除をしているかを見てみましょう(図表4-1)。掃除頻度の高さが目立つのは、図表3の“汚れの気になり度”2位の「ごみ取りコーナー・ネット」。“洗濯機を使うたび”が17.5%と最も多いほか、“週に数回” 5.4%、“週に1回” 11.8%と、3分の1の人が週に1回以上掃除をしていました。一方で“汚れの気になり度”トップの「洗濯槽」は“2~3カ月に1回”が19.7%で最多、次いで“月1回”が14.8%と、ごみ取りコーナーなどと比べて掃除頻度はぐっと下がります。クリーナーを投入した後につけ置きをする、水を多く使う、などと考えると、ついつい後回しにしてしまいがちですよね。また、「掃除はしない」とした人が最多だったのは「排水フィルター、ホース部」50.6%、次いで「洗剤投入口・ケース」33.2%に。“ぬめり”が掃除のハードルになっているのでしょうか。「洗濯槽」も23.4%と意外に多い印象です。

 掃除頻度を“月に複数回以上”にまとめて職業別にみると(図表4-2)、全項目が全体値を上回ったのは、少し意外なことに“会社役員・経営者”。「洗濯槽」が30.7%と全職業で最高になるなど、人の上に立つ人は洗濯機も率先して掃除しているのでしょうか。“専業主婦/主夫”は「ごみ取りコーナー・ネット」や「本体表面」は全体値を上回りながら、「洗濯槽」では下回りました。ほかの家事との兼ね合いを考えながら、優先順位をつけて効率的に掃除をしている、ということでしょうか。

洗濯槽掃除のサインは…?

 約6割の人が“汚れが気になる”洗濯槽。今回は洗濯槽の掃除について詳しくたずねてみました。まず、掃除をしようと思うタイミングとして最も多かったのが「定期的に掃除」29.1%でした。“毎月〇週目の△曜日に掃除”などと決めている人もいるのかもしれませんね。これに続くのが「洗濯物への汚れの付着が気になったとき」22.6%。洗濯槽を掃除せずにいると“黒い物体”が洗濯物に付いていることがありますが、この正体は“黒カビ”。汚れが付く前に掃除をしなければと思いつつ、汚れを目にして慌てる人も少なくないようです。また、「洗濯機のにおい」「洗濯物へのにおいの付着」と、“におい”を掃除のサインにしている人も1割前後いました。

洗濯槽の掃除は “ボタンひとつ” が主流

 最近の洗濯機は、クリーナーを入れて「お掃除コース」などのボタンを押せば、洗濯槽掃除が自動で完了できるなど簡単になっています。とはいえ、「お掃除コース」がない機種を使っていたり、お掃除コースがあってもあえて“独自の方法”で掃除をするという人もいるでしょう。そこで、洗濯槽をどのように掃除しているかをたずねてみたところ(図表6)、「お掃除コースを使う」59.8%に対し、「手動で水をためたり時間を置いたりする」37.0%と、“自動掃除派”が優勢となりました。
 洗濯機を使う頻度が高いと思われる女性の年代別にみると、20・30代は“自動掃除派”が全体値を大きく上回りますが、40代以降は年代が上がるにつれて“手動派”の比率が増えているのは興味深いですね。経験値から、つけ置き時間やすすぎ回数を調整するなどの工夫をしている人が年代を追うごとに増えるのかもしれません。

洗濯槽掃除には専用クリーナーを使うも、時間がかかるのが難点

 洗濯槽を掃除しようと思い立ちクリーナーを買おうとドラッグストアに向かうも、“塩素系”と“酸素系”、“液体”と“粉体”…、どれを選べばよいのか迷ったことがある人もいるかもしれません。そこで、洗濯槽掃除にどんなクリーナーを使っているかをたずねてみました(図表7)。その結果、「液体の専用クリーナー」が49.8%と、2位の「粉状の専用クリーナー」24.1%に2倍の差をつけてトップに。洗剤と同様、扱いやすさなども背景にありそうです。「重曹」「キッチン用などの漂白剤」「クエン酸、酢」といった自宅にあるもので済ませている人は計13.0%、「水だけで掃除」という人も11.9%いました。男性のほうがクリーナー以外のもので掃除をしている人の割合が高い(男性30.8% vs 女性19.8%)というのは少し意外な気もします。

 専用クリーナーの使用者に、使っていて気になることがあるかも聞いてみました(図表8)。29.1%が挙げたのは「掃除に時間がかかる」。つけ置きしている間は洗濯機が使えないことなどに不便を感じることはありますね。次に多かったのが「効果が感じられない」22.2%。洗濯槽の裏側は直接見ることができないので、「きれいになった!」と実感できないことも一因なのでしょうか。「使用後のにおいが気になる」「クリーナーの値段が高い」も、それぞれ1割強の人が挙げました。こうした一方で、38.9%と最も多くの人が回答したのが「特に気になることはない」。特に男性では46.6%と女性より13.6ポイント高い結果になりました。

洗濯槽掃除は簡単? 面倒?

 最後に、洗濯機の掃除について思うことや気になることなどを、自由回答で教えてもらいました。ごみ取りネットや乾燥フィルターは使用後に掃除をするのをルーティンにしている人もいますが、ホースなどの排水部はハードルが高いようです。洗濯槽は「自動なので簡単」と「ついつい後回しに…」のほか、「掃除の効果がわかりづらい」「タイミングや正しい方法がわからない」といった悩みの声も多く寄せられました。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/30978/table/155_1_d824bfcc8a6f87816ceba31f6b13fb2f.jpg ]

調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「洗濯機の掃除」に関する意識調査を実施。
期間:2023年3月8日~13日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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株式会社プラネット 広報部:河合
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