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鋭く感じ、柔らかく考える論壇誌アステイオン。最新号の特集は、「リベラルな国際秩序の終わり?」。

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責任編集 細谷雄一
特集寄稿:納家政嗣/アーロン・フリードバーグ/中山俊宏/ミンシン・ペイ/小泉 悠/ヴィヴェク・プララダン/板橋拓己

特集 リベラルな国際秩序の終わり?

いま、世界の色々な場所で、リベラルな国際秩序の終わりが語られている。その最大の理由は、トランプ米大統領がリベラルな国際秩序の中核となる重要な規範を軽視して、侮蔑しているからである。とはいえ、トランプ大統領がホワイトハウスから去った後も、リベラルな国際秩序の衰退は続くであろう。同時に、オバマ大統領の時代からすでにその終わりが語られてきている。この問題を、長い歴史の中に位置づけて考えることが重要だ。(略)

リベラルな国際秩序が現実には存在していないと考えるにせよ、あるいはすでに過去の遺物であると考えるにせよ、これからは権力政治、地政学、軍拡競争、貿易戦争によって彩られる、より不安定で、より危険に満ちた世界となるであろう。はたしてわれわれは、リベラルな国際秩序を擁護し、修復し、強化させるべきか。あるいは新しい地政学と権力政治の時代に備えて、軍備を増強すべきか。本特集に寄せられた論文の数々を読み、それらを理解する契機となれば、大きな歓びである。

責任編集 細谷雄一(巻頭言より一部抜粋)

<特集寄稿>納家政嗣/アーロン・フリードバーグ/中山俊宏/ミンシン・ペイ/小泉 悠/ヴィヴェク・プララダン/板橋拓己

http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2238/

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