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株式会社大林組

海外初、「クリーンクリート(R)」の供給体制をインドネシアで確立し、試験施工を実施

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株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:佐藤俊美)は、低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」(※1)について、インドネシア国内の供給体制を確立し、試験施工に成功しました。クリーンクリートの海外展開については、今回の取り組みが初めての事例となります。
1.背景
近年、建設分野においてはカーボンニュートラルの実現に向け、施工段階を含めたCO2排出量削減の取り組みが求められており、主要資材であるコンクリートの低炭素化が重要な課題となっています。大林組は、日本国内においてクリーンクリートの活用を進めるとともに、海外での適用を検討してきました。

しかしながら、海外では、使用材料の性能や品質規格、気候条件などが日本とは異なるため、国内で確立した材料配合や品質管理手法をそのまま適用することは難しく、海外展開における課題となっていました。

今回、インドネシアでは、現地で調達可能な材料や製造・施工条件に適合させながら、強度発現や施工性、経済性を確保しつつ、低炭素化との両立に取り組みました。
2.本取り組みの概要
(1)クリーンクリートの現地製造体制の確立
インドネシアの生コンクリート製造大手であるPionirbeton Industri(PBI)と連携し、クリーンクリート適用に向けた各種試験を実施しました。その結果、現地で調達可能な材料を用いて、日本国内と同様にセメント混合割合を30%未満に抑えつつ、施工条件に適合した配合を確立するとともに、従来のコンクリートと比較してCO2排出量を60%以上削減できるクリーンクリートの現地製造を実現しました。

生コンクリート工場からの運搬状況

現場での受け入れ検査状況

(2)試験施工の実施
データセンター建設工事において、仮設建物の基礎にクリーンクリートを適用し、試験施工を実施しました。PBIの生コンクリート工場で製造したクリーンクリートを現場まで運搬し、コンクリートポンプ車を用いて打設した結果、施工性に問題はなく、仕上がり面にもひび割れなどの不具合は見られず、良好な品質で施工が可能であることを確認しました。

クリーンクリートの打設状況

3.今後の展望
今後は、本取り組みを通じて得られた知見を基に、現地条件に適合した配合および施工条件の最適化を進め、試験施工を行ったデータセンター建設工事をはじめ、同国の建設工事において適用拡大を目指します。

大林組は、海外における建設段階の脱炭素ニーズに応えるべく、クリーンクリートの各国・地域に適した供給体制の構築を進め、カーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

※1 クリーンクリート
大林組が開発した、セメントの大部分を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置き換えることで、CO2排出量を大幅に削減できるコンクリート。2025年度までの国内適用実績は47.9万m3

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