-AIロープレと組み合わせた育成モデルを構築、約1カ月で3-5年現場経験者相当の知識レベルに到達ー
記憶のプラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を提供するモノグサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 竹内孝太朗、畔柳圭佑)は、エヌエヌ生命保険株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 マリウス・ポペスク、以下「エヌエヌ生命」)において、営業社員の知識定着および成果創出を目的に、「Monoxer」を活用した実証実験が実施されたことをお知らせいたします。
従来、集合研修やe-learning後の学習が個人任せとなり、成果にばらつきが生じていた課題に対し、エヌエヌ生命は「知識のインプット(Monoxer)」と「アウトプット(AIロープレ)」を組み合わせた、新たな営業社員向けの育成モデルを構築しました。
その結果、新入社員を対象とした本実証実験において、参加者の約8割が記憶度90%以上を達成し、約1ヶ月の学習で3-5年現場経験者相当の知識レベルに到達するなど、短期間での知識定着の有効性が確認されました。

■ 導入の背景
エヌエヌ生命ではこれまで、営業社員の育成において集合研修やe-learningなどの学習機会を提供してきました。しかし、研修後の継続学習は個人の自助努力に委ねられており、知識定着や営業成果に大きな個人差が生じるという課題がありました。また、営業現場では、自社の商品やサービスを正確に理解するだけでなく、それを適切に説明し、顧客や代理店のニーズに応じて提案できる応答力が求められます。そのためには、単発の研修ではなく、知識を継続的に定着させ、実務で活用できる状態まで引き上げる学習設計が必要とされていました。
こうした背景のもと、同社は「知識の定着」と「実践力の強化」を両立する新たな学習環境の構築に向けて、Monoxerの活用に至りました。
■ 取り組み概要
本実証実験では、営業に必要な知識領域を整理したうえで、特に重要な3領域に絞り込み、Monoxer上で学習コンテンツを構築しました。参加者である新卒および中途の新入社員は、1ヶ月ごとに1つのコンテンツを学習し、小テストを通じて理解度と定着度を確認するサイクルを3ヶ月間にわたり継続しました。
また、本取り組みでは、営業において求められる「正しい内容を、正しく伝える力」を高めるため、知識のインプットと実践的なアウトプットを分けて設計しました。具体的には、Monoxerによって基礎知識を確実に定着させたうえで、AIロープレを活用し、その知識を相手に応じた表現や応答として活用するトレーニングを行うという学習プロセスを構築しました。
■ 結果
今回の実証実験では、新入社員を対象とした取り組みにおいて、参加者の約8割が記憶度90%以上を達成するなど、高い知識定着が確認されました。
また、約1ヶ月の学習を通じて、3-5年現場経験者相当の知識レベルに到達する結果が得られたほか、エヌエヌ生命が独自で作成している営業知識を幅広く問う「セールスナレッジ検定」においても、Monoxerで学習した領域は他領域と比較して高いスコアを記録しました。
さらに、Monoxerの活用により、学習の進捗や記憶定着の状態を可視化できるようになり、これまで把握が難しかった個々の習熟度を客観的に捉えられる環境が整備されました。
加えて、学習者からは「何をどのように学べばよいかが明確になった」といった声が挙がるなど、従来課題となっていた学習の方向性に関する不安の解消にもつながっています。
■ 今後の展望
エヌエヌ生命では、本実証実験の成果を踏まえ、今後は営業社員全体への展開を視野に入れた学習環境の構築を進めていく予定です。 また、AIロープレとの連携をさらに強化し、高い成果を上げる営業社員の知識活用や話法を分析・体系化することで、より実践的で再現性の高い学習コンテンツの開発にも取り組んでいきます。
■ 「エヌエヌ生命保険株式会社」セールスイネーブルメント部 部長 浅沼大輔 様、セールスインテグレーター 福岡慎也 様のコメント
本取り組みを通じて、知識を「理解している状態」にとどめるのではなく、「実務で使える状態」まで定着させることの重要性をあらためて実感しました。
営業の現場では、正確な知識をもとに、お客様のニーズに応じて適切に伝える力が求められます。そのためには、知識のインプットとアウトプットを一体で設計することが不可欠であると考えています。
また、これまで課題であった「何をどのように学ぶべきか分からない」という状態を解消し、学習の方向性を明確に示すことができた点も大きな成果だと捉えています。
今後は、本実証実験の成果を踏まえ、営業社員全体への展開を進めるとともに、より実践的で再現性の高い人材育成に取り組んでまいります。
■ 「モノグサ株式会社」代表取締役CEO 竹内 孝太朗のコメント
今回のエヌエヌ生命様の取り組みにおいて、短期間での知識定着と、その再現性が確認されたことを大変意義深く受け止めています。
営業の現場では、単に知識を持っているだけでなく、それを必要な場面で正確に引き出し、相手に応じて適切に伝えることが求められます。そのためには、知識を「理解している状態」ではなく、「使える状態」まで定着させることが重要です。
本実証実験では、Monoxerによる知識のインプットと、AIロープレによるアウトプットを組み合わせることで、知識の定着から実務活用までを一体で設計する新たな学習モデルの有効性が示されました。
AIの活用が進む中で、アウトプットの訓練だけでなく、その土台となる知識の定着の重要性はますます高まっています。今後もモノグサは、知識を「使える状態」まで定着させる基盤として、企業の人材育成に貢献してまいります。
■「エヌエヌ生命保険株式会社」について
エヌエヌ生命は、1845年にオランダで創立したNNグループの一員です。
現在NNグループはヨーロッパおよび日本を主な拠点とし、10ヵ国にわたり、保険事業、年金事業、銀行および投資業務を展開しています。その名は、源流である「ナショナーレ・ネーデルランデン」に由来しています。
エヌエヌ生命は、1986年に日本で初めてのヨーロッパ生まれの生命保険会社として営業を開始して以来、40年にわたり、「中小企業サポーター」として、中小企業の“大切なもの”を共に守る商品やサービスをご提供しています。
■「モノグサ株式会社」について
モノグサ株式会社は、「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」の開発・提供をしております。
記憶は、私たち人類の知的活動の根幹を担うものです。
人が何かを認識する時や、判断する時。新しいものを生み出す時や、誰かと交流する時も、そこには自らの中に日々蓄積されてきた記憶という土台が必ず存在し、大きな影響を与えています。一方で「英単語の暗記」のように、記憶することは苦しい活動と捉えられてしまうことが多々あります。その苦しさは、情報が記憶しやすい形に整理されていないことや、記憶定着までの手法や管理が個人の感覚に任されていることに原因がある、と私たちは考えます。
その結果、記憶を無意識に遠ざけるようになってしまい、自らの可能性を形づくる土台をも狭めてしまっているのです。もし、記憶がだれにでも、負荷なく自然に行える活動になったなら、新しい言語を覚えて海外で働くことも、資格をとってなりたい職業に就くことも自由にできます。週末の過ごし方や日常の何気ない会話にすら新たな広がりが生まれることでしょう。
つまり、人の生き方にさまざまな奥行きと選択肢を与えてくれるもの、それが記憶なのです。モノグサは、“記憶をもっと容易に、より日常にすること”を使命とします。すべての人が自らの可能性を最大限に拡げることで、人生をより豊かに、実りあるものにするために。
■会社概要
会社名 :モノグサ株式会社
設立 :2016年8月10日
代表者 :代表取締役 CEO 竹内 孝太朗
代表取締役 CTO 畔柳 圭佑
所在地 :〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル 7階
事業内容:記憶のプラットフォーム Monoxer の開発と運営
URL :https://corp.monoxer.com/