~気候変動時代の「お米と農業」をテーマに、産・学・売の知見共有と新たな共創の場を議論~
NSGグループとオイシックス株式会社が立ち上げた新潟フードテックタウン(以下、NFTT)を推進する組織である新潟フードテックタウン実行委員会(共同委員長:高島 宏平、池田 弘、以下NFTT実行委員会)は、2026年7月28日(火)に、フード領域のスタートアップの事業成長を加速するためのコミュニティ「NFTT Farm」の第3回目イベントを開催しました。
今回は「気候変動時代の新潟米」をテーマに、激甚化する地球温暖化や酷暑の夏に直面する「お米と農業」に焦点を当てました。生産者、研究者、流通・小売それぞれの立場から、近年の気候変動による影響やその実態、未来を見据えた向き合い方についての知見や取り組みが共有されました。また、繋がりや協業を求めるスタートアップのピッチが行われました。当日は、新潟県内外のスタートアップ、企業、研究機関を中心とした計31団体が参加し、交流を深めました。
4回目イベントは、2026年8月28日(金)ホテルイタリア軒で行う予定です。

▲ パネルセッションの様子
▲スタートアップ企業によるピッチの様子
■当日の様子
第3回のパネルセッションは「気候変動時代の新潟米~ 品質・生産基盤・ブランドを守るために、アグリテックと企業連携ができること ~」をテーマに掲げ、実施されました。
セッションの冒頭では、モデレーターを務めるテラスマイル株式会社の生駒氏から、「農作物は作付け後に価値を引き上げることは難しく、収穫までいかにダメージを抑えて価値を維持できるかで品質が決まるため、データ活用による管理が極めて重要である」と気候変動が農業に与える影響の大きさを改めて伝えられました。
その上で、パネリスト陣からは各立場に基づいた知見が共有されました。株式会社庄治郎商会 代表取締役 原澤 太一氏からは、猛暑による現場課題に対し、データ分析に基づく「ロジカルな農業」へのシフトや大区画化などのインフラ整備の必要性についてお話いただきました。
続く新潟大学 農学部教授で農学博士の山崎 将紀氏からは、近年の猛暑がお米に与えた影響のメカニズムや、品種転換と栽培管理を組み合わせた暑さ対策について学術的見解が共有されました。そして、株式会社セブン&アイ・ホールディングス経営企画部 オフィサー 阪上 かおる氏からは、価格の安定供給という小売りの使命を果たしながら、産地・品種の表記や商品のリブランディングによるお米の価値向上に向けた具体的な取り組みについてお話頂きました。
また、スタートアップ企業によるピッチでは、食料残渣を活用した植物強化剤の製造技術に関する事例紹介(株式会社ゴミナクス)や、AI×ロボティクス×農業の可能性と協業模索(inaho株式会社)などのお話がありました。その後の懇親会でも数多くの議論と繋がりが生まれ、非常に高い熱量を最後まで感じるイベントとなりました。

■イベント開催概要
名称 :NFTT Farm 第3回イベント
日時 :2026年7月28日(火) 18:00~20:30
場所 :NINNO 新潟県イノベーション拠点施設(新潟市中央区)
(次第)
・新潟フードテックタウンの概要説明
・パネルセッション
・スタートアップピッチ
・懇親会、ネットワーキング
・締め&次回イベントのご案内

【参加者について】
パネルセッション:
テラスマイル株式会社 代表取締役CEO 生駒 祐一氏
株式会社庄治郎商会 代表取締役 原澤 太一氏
新潟大学 農学部教授 農学博士 山崎 将紀氏
株式会社セブン&アイ・ホールディングス 経営企画部 オフィサー 阪上 かおる氏
スタートアップピッチ(登壇順):
ゴミナクス株式会社/inaho株式会社/株式会社吉兆楽/株式会社里山パブリックリレーションズ
参加企業・団体(順不同):
開志専門職大学/株式会社日本政策投資銀行/新潟大学/株式会社NST新潟総合テレビ/ジェトロ新潟/株式会社佐藤食肉/東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社/株式会社ブルボン/ヤンマーマルシェ株式会社/新潟県/新潟青陵学園/新潟市/豊田通商株式会社/三幸製菓株式会社/学校法人新潟総合学園/木山産業株式会社/アイスライス株式会社/株式会社ユキグニファクトリー/株式会社亀田製菓/株式会社LacuS/NSGホールディングス/Future Food Fund株式会社/オイシックス株式会社
■今後の予定
・月1(原則、最終週火曜日18時~)の定期的な交流会の実施
・スタートアップと大企業やVC、大学関係者や行政担当者とのコミュニケーション機会を企画
・2026年8月28日(金)はホテルイタリア軒で実施予定
■NFTT Farmについて
NFTT Farmは、NFTTにおける「フードテックコミュニティ」の名称です。スタートアップが事業課題を解決するために作られました。NFTT委員会の中に設置され、定期的にイベントを開催し、誰でも参加可能なコミュニティとして位置づけられています。モデレーターをスタートアップの株式会社LacuS代表の古津瑛陸が務めます。単なる成功事例の発表の場ではなく、スタートアップ同士が率直に意見を交わし、その場で具体的な商談やマッチングを動かします。エコシステムを動かす主要プレイヤーであるスタートアップが主体となり、オイシックスやNSGグループが企業・支援者を招致し、直接議論を行い課題解決に導く組織です。
新潟フードテックタウン(NFTT)について
「新潟フードテックタウン(NFTT)」は、オイシックスとNSGグループが推進し、新潟に世界有数のフードテックエコシステムを構築するプロジェクトです。 日本の優れた食文化や技術を国際競争力へと結びつけるため、新潟が有する豊かな食資源や伝統的な発酵技術、食品企業・研究機関の集積といった強みを活かします。産官学金が連携しフードテック特化型ファンドによる資金供給から、大企業と連携した実証実験、グローバルパートナーを通じた海外展開までを包括的に支援します。
500社のスタートアップ創出と累計売上5,000億円の実現を目指し、食産業の活性化と社会課題解決に取り組むとともに、日本の食産業の国内での成長やグローバル展開を推進していきます。食料安全保障や健康課題への関心が高まる中、食を起点とした産業創出を通じて、日本の食産業の競争力強化と持続的成長に貢献することも狙いとしています。
URL:https://niigatafoodtechtown.jp/
