市川海老蔵さん主演の時代劇映画「一命」が15日に公開される。
「一命」は、監督の三池崇史さんが“命を懸けて、何かを守る”男たちの姿を描いた本格派時代劇。歌舞伎界のプリンス・十一代目市川海老蔵さんが、初老の侍・津雲半次郎を演じている。実年齢とはかけ離れた役柄ながら、入魂の演技で観る者を作品の中へと引き込んでいく。その所作の美しさや殺陣のキレからは、梨園で生まれ育った彼ならではの老成した凄みが感じられる。その海老蔵さんと好対照をなすのが、若侍・千々岩求女を演じた瑛太さん。愛する者を守りきれない男の切なさを、若々しく表現している。
全編3Dカメラで撮影され、日本家屋の奥行きを感じさせる映像の陰影も美しい。自らの信念を守るため、一命を賭して戦う男たちを鮮烈に描いた、監督三池さん渾身の一作となっている。
1952年に発表され、1968年には「切腹」として映画化された滝口康彦さんの『異聞浪人記』を原作に「十三人の刺客」の監督三池崇史さんが武士の誇りと家族愛を描く時代劇。音楽を「シルク」の坂本龍一さんが担当。出演は市川海老蔵さん、瑛太さん、役所広司さん、満島ひかりさん。
上映時間は127分、配給は松竹。
詳細はオフィシャルサイト(http://www.ichimei.jp/)で確認できる。
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