広島県産品の魅力をチョコレートで発信しようと、2019年のバレンタインを皮切りに実現した、世界的パティシエ・辻口シェフと広島県産品のコラボスイーツ企画。

第5弾となる今回は、広島原産の柿とコラボした「ケークショコラ衹園坊柿」4,860円(税込)が完成した。

限定400本での発売予定

「ケークショコラ衹園坊柿」は、2月1日(水)10:30～、福屋八丁堀本店7階催場「ショコラショー」内「モンサンクレール」および福屋オンラインストアにて限定400本での発売予定だ。

地元の宝物であり誇り

広島県を流れる一級河川、太田川。その上流に位置する安芸太田町で、代々大切に育まれている希少な渋柿がある。柿の名は、衹園坊柿。

干し柿にすれば、とろける果肉の上品な甘さが口に満ちる高級古品種だ。もとは太田川下流域の祇園社で栽培され、そこの僧侶の頭に似た果実の形が名前の由来になったと、江戸期の文献に記されている。衹園坊干し柿は、時の広島藩主・浅野公に献納されたことで、その美味しさが一躍知れ渡ったそうだ。

気候や気温に敏感な衹園坊柿は、やがて適地を求めるかのように太田川上流へ。明治後半頃、川船や陸運を経て安芸太田町に根を下ろしたと考えられている。以来、衹園坊柿は、地元の宝物として、誇りとして、脈々と受け継がれてきた。

辻口シェフと若手農家の出会い

2022年10月末、辻口シェフは現地の圃場と加工場を訪問。そこで出会ったのは、衹園坊干し柿の美味しさに惚れ込み、後継ぎとして定住を決めた1人の若手農家だった。後継者問題に揺れている同町の農家にとって、まさに希望の星だ。

「自分が衹園坊柿を食べて好きになったように、たくさんの人に食べてもらって興味を抱いてもらいたい」と若手農家の青年は、力を込めたそうだ。

衹園坊柿の魅力を存分に引き出したバレンタイン限定商品

衹園坊柿の魅力が存分に引き出された、バレンタイン限定の商品「ケークショコラ衹園坊柿」。同商品は、ブランデー・アニス・シナモンで香りづけされた衹園坊干し柿が贅沢に入ったチョコレートパウンドケーキだ。

柿と相性の良い和栗とキャラメル風味のガナッシュをあわせチョコレートでコーティングし、刻んだくるみも加え食感にアクセントがつけられている。

世界的パティシエ・辻口シェフと広島県産品のコラボスイーツ企画により誕生した、「ケークショコラ衹園坊柿」を試してみては。

■「ケークショコラ衹園坊柿」販売情報
発売日時：2月1日(水)10:30～
販売場所：福屋八丁堀本店7階催場「ショコラショー」内「モンサンクレール」
住所：広島県広島市中区胡町6-26
福屋オンラインストア：https://shop.fukuya-dept.co.jp/cp.html?fkey=sp_valentine2023

(角谷良平)