石川県金沢市の蒸留酒製造所「Alembic(アレンビック)大野蒸留所」が、国際的な酒類品評会「International Wine & Spirit Competition(IWSC))」で、世界各国からエントリーした生産者へ授与される「IWSC Producer Trophy」の部門賞「International Gin Producer Trophy」の最終選考に選出されたうちの1社にノミネートされた。
International Wine & Spirit Competitionについて
「International Wine & Spirit Competition」は、世界三大酒類コンテストのひとつで、酒類の品質向上と市場拡大に寄与することを目的に創設された、国際的にも大変権威のある酒類品評会だ。世界のワイン、スピリッツ、ウイスキーなどを対象に各部門の専門家が厳正に品質と香味を審査した上で、各部門から金賞・銀賞・銅賞が選出される。
なかでも「IWSC Producer Trophy」は 、商品及び取組みを総合的に判断した上で、特に優秀な生産者に授与される賞であり、同品評会で最も名誉ある賞となる。なお、最終選考の結果は、11月12日にロンドンで開催される同品評会の授賞式にて発表される。
「Alembic大野蒸留所」について
「Alembic大野蒸留所」でつくられるのは、食に寄り添い、食を引き立てるジン。蒸留所を構えるのは、400年以上の発酵食文化を持ち、豊かな自然と伝統的な文化が融合する日本の金沢・大野町だ。「Alembic大野蒸留所」は、この港町を拠点に2022年8月より製造を開始した。
上質なミネラル分を含んだ白山の伏流水、日本固有種の香木であるクロモジや国産の減農薬オレンジ、レモンなど、素材にもこだわり、一つ一つの工程を丁寧に細部にまで目を配って酒づくりを行っているという。「Alembic大野蒸留所」でつくられるジンは、アーティスティックなアプローチではなく、誰もが軽やかに楽しめる「シンプルにうまい」ジン。関わるすべての人が心地よい幸せに包まれるようなジンを目指し、つくり続けている。
「Alembic大野蒸留所」の商品をチェック
商品も紹介しよう。
「Alembic Gin HACHIBAN(アレンビック ジン ハチバン)」は、霊峰白山から流れ出る湧水を使用した金沢発のドライジン。ジュニパーベリーの香りをじっくり引き出すために通常よりも多く使用し、グレープフルーツのようなフレッシュな柑橘系の香味と、その他の香味がきりりと絡み合う仕上がりになっている。ジンラバーにはもちろん、ふだんジンに馴染みのない人にも飲みやすく、“おかわりしたいな”と思ってもらえる香味づくりを目指したという。
参考小売価格は、4,000円(税込)だ。
「Alembic Gin 群青ストレングス(アレンビック ジン グンジョウストレングス)」は、57%という高いアルコール度数に負けないように、ボタニカルの使用量を約30%ほど引き上げ、ドライなキレ味とともにジュニパーベリーをはじめ、8種類のボタニカルの個性をよりしっかりと感じられる、飲みごたえのある香味に仕上げた。柑橘類の果皮は水蒸気蒸留、果実を浸漬蒸留と、2種類の蒸留方法を同時に行う方法で香味成分を抽出する方法を採用している。
参考小売価格は、6,800円(税込)だ。
「Alembic Cask Rested Gin #1 2023(アレンビック カスクレステッド ジン)」は、ポルトガル産のマデイラワイン樽を熟成に使用した、樽熟成ジン。原酒は、「Alembic大野蒸留所」のスタンダード「Alembic Gin HACHIBAN」を使用。トップノートは、樽由来の甘く芳醇な香りが広がり、口に含むとHACIHBANの個性であるフレッシュな香味がゆっくりと追いかけてくるという。
参考小売価格は、8,800円(税込)だ。
この機会に、「International Wine & Spirit Competition」の「International Gin Producer Trophy」に選出された、「Alembic大野蒸留所」のジンをチェックしてみては。
Alembic大野蒸留所公式HP:https://alembic.jp
(ソルトピーチ)