
京都府京都市の「Kurasu」は、「持続可能なコーヒーの未来」を提案するスペシャルティコーヒーブランド「2050 coffee」の新店舗「2050 coffee 心斎橋店」を、大阪府大阪市にて4月21日(火)にオープンした。
高品質なスペシャルティコーヒーを約10秒で提供
2024年に京都で誕生した「2050 coffee」は、「持続可能なコーヒーの未来」をコンセプトに、高品質なスペシャルティコーヒーをタップ式にて約10秒で提供している。効率性と品質を両立したスタイルが特徴で、SNSを中心に国内外から注目を集めている。

Kurasu代表の大槻洋三氏は、幼少期をニューヨークで過ごし、京都では両親がジャズ喫茶を営むなど、異なる文化の中でコーヒーと日常の関係性に触れて育った。新卒でゴールドマン・サックス東京に入社後、国内外での経験を経て2016年にKurasuを創業。京都を拠点に、スペシャルティコーヒーの店舗運営やコーヒー器具の輸入販売を展開し、現在は海外にも拠点を広げている。
また、生産国での経験を通じてコーヒーの価値や構造への理解を深め、「2050 coffee」を設立。コーヒーに対する新たな価値認識(パーセプション)を提示しながら、未来やサステナビリティをテーマにした取り組みを進めている。
豆の生産地が半減する問題の背景に触れる機会を提供

ブランド名に冠した「2050」の由来は、気候変動などによりアラビカ種コーヒー豆の生産地が半減すると言われる「コーヒーの2050年問題」。この課題を単なる問題提起として終わらせるのではなく、店舗での体験や会話を通じて「誰がつくっているのか」「どのようなプロセスで生まれているのか」「これからどう変わっていくのか」という背景に触れる機会を提供している。
遠い未来の悲観的な予測ではなく、「いまの選択や一杯のコーヒーの体験が、豊かな未来につながっている」ことを実感できる入口としてのブランド展開を行なっている。
多様な人々が行き交う場を持つパートナーと連携
「2050 coffee 心斎橋店」は、駅ナカ・駅ソトを中心としたリテール事業を展開するJR東海リテイリング・プラスとの協業による、2050 coffeeとして初のフランチャイズ店舗。

「2050 coffee」は、コーヒーの価値を単なる嗜好品ではなく、人・文化・産地をつなぐ存在として再定義することを目指している。鉄道という社会インフラを担い、多様な人々が行き交う場を持つパートナーと連携することで、これまでスペシャルティコーヒーと接点のなかった層へも、新しい体験を届けていく。
この展開は単なる店舗拡大にとどまらず、コーヒーの生産者や産地との関係性をより強固にし、持続可能なサプライチェーンを構築する第一歩となる。
微生物と発酵プロセスを設計した先進的な一杯

大阪初出店となる「2050 coffee 心斎橋店」では、これまでの提供スタイルに加え、より深くコーヒーの背景や未来に触れられる体験と、先進的な発酵プロセスを用いた限定コーヒーを提供していく。タップコーヒー、ラテ、抹茶ラテなどの定番メニューに加え、日常的に楽しめるコーヒー体験から、より実験的・先進的な一杯まで幅広い選択肢を楽しむことができる。

オープンと同時に提供開始する「India Lab CMO」は、テクノロジーと自然が融合した、ブランドの思想を象徴するコーヒー。インド・カルナータカ州のPearl Mountain Farmで生産された豆は、ラボで開発・検査された微生物と発酵プロセスを用いて精製されている。
熟度の高いコーヒーチェリーを、発酵由来の酵母や細菌が豊富な「Mosto(モスト)液」とともにバイオリアクターで発酵。温度管理や微生物のモニタリングを行うことで、複雑な風味を“偶然”ではなく“設計された体験”として引き出している。発酵した葡萄、洋梨、ナッツ、スパイスを感じる、これまでにない新しいコーヒー体験を楽しむことができる。
「2050 coffee 心斎橋店」で、コーヒーの背景や未来に触れ、先進的な発酵プロセスを用いた限定コーヒーを味わってみては。
■2050 coffee 心斎橋店
所在地:大阪府大阪市中央区南船場3-7-15
営業時間:9:00〜22:00(予定)
定休日:なし
支払方法:キャッシュレスのみ
HP:https://2050.coffee
(山本えり)