革新的な技術とビジネスモデルを展開する9つのサービスや商品を表彰
Ruby biz グランプリ実行委員会（事務局:島根県）は、『Ruby biz Grand prix 2024』の表彰式を、2024年12月4日（水）、島根県の松江テルサにて開催しました。
「Ruby biz Grand prix」は、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するグランプリです。第10回目の開催となる『Ruby biz Grand prix 2024』では、暮らしやビジネスをより豊かにするための様々なサービス・商品、計21事例の中から選ばれた、大賞2点と特別賞3点、デジタルコミュニケーション賞2点、クリエイティブ賞2点を表彰しました。
式では最初に主催者を代表して実行委員会 委員長 井上 浩より、「Rubyを使って多くのサービスが事業として拡大していっています。それは関係各位の先見性とご尽力の賜物ではございますが、そこを支えるRubyの実力も無視できないだろうと考えております。このRuby biz グランプリ開催により、世の中の多くのサービスがRubyで構築されるきっかけになることを願っております。」とご挨拶を行い、『Ruby biz Grand prix 2024』の概要説明や実行委員および審査委員のご紹介を行いました。
メインイベントとなる表彰式では、審査委員長のまつもとゆきひろ氏を始めとするプレゼンターから、表彰状やトロフィ等の授与が行われました。各受賞企業は以下の通りです。
大賞：
イタンジ株式会社「ITANDI BB および ITANDI BB+」、株式会社タイミー「Timee（タイミー）」
特別賞：
株式会社IVRy「IVRy」、 株式会社SmartHR「SmartHR」
株式会社バイタルリード「AIオンデマンド配車システム TAKUZO」
デジタルコミュニケーション賞：
エースチャイルド株式会社「つながる相談」 、株式会社mov「口コミコム」
クリエイティブ賞：
株式会社オーディオストック「Audiostock」、株式会社ロッカ「フィヨルドブートキャンプ」
表彰式の後、大賞と特別賞の受賞者には、受賞事例のプレゼンテーションを行っていただきました。プレゼンテーションでは、サービスの紹介に加え、Rubyを活用した理由や優位性などもお話いただきました。そして式の最後には、「Ruby」開発者であり審査員長を務めるまつもとゆきひろ氏が、第10回目となった本グランプリに対する想いと各賞の選考理由についてお話され「毎年ではありますが審査がとても大変でした。審査員は頭を捻りながら、様々な話をして選ばせていただきました。過去も含め、多くの企業・サービスに応募していただきましたが、どれも素晴らしいサービスだと思います。これからもRubyを使った素晴らしいサービスを見せていただき、表彰させていただければと心から思っております。」といったコメントをいただきました。Rubyのもたらす革新性とRubyを活用したビジネスの発展性や将来性を改めて感じられる機会となりました。
■主催者代表挨拶（実行委員会 委員長 井上 浩）
今回で10回目となるRuby biz グランプリですが、ここまで281のサービスにエントリーいただいております。当グランプリはRubyで開発されたこれから広がるであろうサービスを顕彰することが目的となっております。この281の事例から、すでに多くのサービスが事業として拡大していっています。もちろん関係各位の先見性とご尽力の賜物ではございますが、そこを支えるRubyの実力も無視できないだろうと考えております。
このRuby biz グランプリ開催により世の中の多くのサービスがRubyで構築されるきっかけになることを願っております。
■デジタルコミュニケーション賞表彰
エースチャイルド株式会社より鈴木慎也様、株式会社movより南谷祐貴様が表彰され、受賞されました。
エースチャイルド株式会社 【つながる相談】
つながる相談は、LINE等のSNSを通じて行った相談を一元管理できるシステムです。相談現場の声を反映することで、細部にまで作り込まれたシームレスな操作性を実現しています。
株式会社mov 【口コミコム】
『口コミコム』は、消費者の声を分析し企業のマーケティング活動を支援する、AI店舗支援SaaSです。AIを活用した独自の口コミ解析アルゴリズムにより高精度な消費者インサイトを提供しマーケットニーズに応じた迅速な店舗経営の意思決定をサポートします。
■クリエイティブ賞表彰
株式会社オーディオストックより山口真央様、株式会社ロッカより駒形真幸様が表彰されました。
株式会社オーディオストック 【Audiostock】
Audiostockは音楽の使用ライセンスを売買できるサービスです。全国のクリエイターが制作した音楽作品を、YouTuberや映像制作会社等の「音」を必要とする人へ販売しています。
株式会社ロッカ 【フィヨルドブートキャンプ】
即戦力になれるプログラミングスクール。プロのメンターが教えてくれるオンラインのプログラミングスクールです。
これまでに約160名のRubyプログラマーを輩出しています。
■特別賞表彰、受賞者プレゼンテーション
株式会社IVRyより堀田裕理様、株式会社SmartHRより齋藤諒一様、株式会社バイタルリードより森山昌幸様が表彰され、受賞事例のプレゼンテーションも行っていただきました。
株式会社IVRy 【IVRy】
対話型音声AI SaaS「IVRy(アイブリー)」は、AIが電話を代行するプロダクトで、会社規模や地域、業種を問わず、ホリゾンタルに導入されています。47都道府県・88業界・累計アカウント15,000以上、累計2,000万着電を超えています。
株式会社SmartHR 【SmartHR】
「SmartHR」は、すべての人が働きやすい環境づくりに貢献するクラウド人事労務ソフトです。
多様な労務手続きをペーパーレス化してデータとして蓄積。溜まった従業員データを活用したタレントマネジメント機能により、組織の活性化や組織変革を推進し、生産性向上を支援しています。
株式会社バイタルリード 【AIオンデマンド配車システム TAKUZO】
AIオンデマンド配車システム「TAKUZO」は、地方での持続可能な交通サービス「定額乗合タクシー」を実現するためのＡＩオンデマンド配車システムです。月額3,000円から5,000円の定額で、利用者はエリア内で何度でもタクシーが利用できます。
■大賞表彰、受賞者プレゼンテーション
イタンジ株式会社より大原将真様、株式会社タイミーより恩田拓也様が表彰され、代表してコメントを述べられました。また受賞事例のプレゼンテーションも行っていただきました。
イタンジ株式会社 【ITANDI BB および ITANDI BB+】
「ITANDI BB+」は賃貸物件の検索から内見、入居申込、契約、更新・退去手続き等を一気通貫で管理する不動産業界SaaSです。首都圏の賃貸仲介会社の95%で利用。このSaaSと連携し、入居申込の有無や番手をリアルタイムに確認できる不動産業者間サイトが「ITANDI BB」です。
【大原将真様コメント】
10を超えるプロダクトをほぼすべてRubyでつくっていますが、数々のプロダクトをすばやく市場に提供できたのは、Rubyの開発のしやすさやコミュニティの間口の広さなどが背景にあるかと思います。「Rubyを使えば、社会課題を解決できるプロダクトやサービスをつくれる」という風に少しでも多くの方に思っていただき、Rubyに貢献出来たら嬉しいです。
株式会社タイミー 【Timee（タイミー）】
「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービスです。「働き方」を時代に合わせてアップデートしていくことで、潜在労働力を喚起し、社会課題の解決を実現していきます。
【恩田拓也様コメント】
2018年のサービス開始から今に至るまでRubyでサービスを運営、開発しております。今後ともサービスの成長によってRubyないし、こういったコミュニティに対しての恩返しが少しでもできればと思っております。
■審査委員長挨拶（まつもとゆきひろ氏）
Ruby biz グランプリは今年で10周年になりました。多くの皆様に応募していただいて、賞を差し上げることができたことを本当にありがたく思っています。それもRubyを使って世の中を良くするためのサービス開発に取り組んでいただいた皆様のおかげと思います。
毎年ではありますが審査がとても大変でした。審査員は頭を捻りながら「これはどうしたものか」と様々な話をして、選ばせていただきました。
過去も含め、多くの企業・サービスに応募していただきましたが、どれも素晴らしいサービスだと思います。来年もこの表彰式は継続されると思うので、Rubyを使った素晴らしいサービスを見せていただき、表彰させていただければと心から思っております。
■『Ruby biz Grand prix 2024』 表彰式の様子
■『Ruby biz Grand prix 2024』表彰式
名 称：Ruby biz Grand prix 2024
日 時：2024年12月4日（水）16:00～17:30
会 場：松江テルサ（島根県松江市朝日町478-18）
プログラム：主催者代表挨拶／表彰式／フォトセッション
■審査選考委員 ※委員は50音順
委員長：まつもと ゆきひろ ／ Rubyアソシエーション 理事長
委 員：笹田 耕一 ／ Rubyアソシエーション 理事、STORES 株式会社
委 員：寺田 雄一 ／ マジセミ株式会社 代表取締役社長
委 員：中村 建助 ／ 株式会社KMC 代表
委 員：森 正弥 ／ 博報堂DYホールディングス株式会社 執行役員・CAIO
＜過去の「大賞」受賞企業一覧＞
2023年度：株式会社ウーオ、ピクシブ株式会社
2022年度：JUKI松江株式会社、株式会社Shippio
2021年度：株式会社HIKKY、株式会社ヤマップ
2020年度：株式会社tsumug、株式会社メディカルノート
2019年度：クックパッド株式会社、GMOペパボ株式会社
2018年度：株式会社コークッキング、スタディプラス株式会社
2017年度：株式会社あしたのチーム、Wovn Technologies株式会社
2016年度：株式会社Misoca、ラクスル株式会社
2015年度：トレジャーデータ株式会社、株式会社ユビレジ
＜Ruby biz Grand prixについて＞
Ruby biz Grand prixは、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するグランプリです。企業はRubyを使った開発により、時代の変化に柔軟に対応し、企業・社会が抱える課題に対してスピーディーにアプローチすることができます。本グランプリを通して、Rubyがもたらす革新性を国内外に広く発信し、IT産業全体の振興に貢献いたします。
専用サイト：https://rubybiz.jp/
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