辞退リスクを上げるのは、「リスペクトの欠如」「性別に対する決めつけ」「懸念」を感じさせる発言
ワーキングペアレンツ向け転職サービス『withwork』を運営するXTalent株式会社(本社:東京都、代表取締役:上原達也)は、「転職活動におけるジェンダーバイアス実態調査」を実施しました。
労働人口の減少に伴い、あらゆる業界で採用難易度が高まっています。とくに優秀層の獲得難易度は高く、せっかく良い候補者に出会えても、内定承諾まで至らないケースも少なくありません。
本調査では、面接官の無意識のバイアスや不適切なコミュニケーションが、選考プロセスの途中で意図せず志望度を下げ、内定承諾に至らない「サイレント離脱」が起こっていることが明らかになりました。
■アンケート概要
- 実施期間:2026年3月27日~2026年4月15日
- アンケート対象者:転職活動を経験したことがある男女
- 有効回答数:136名
- 調査主体:XTalent株式会社
TOPICS
■面接官のバイアスを含んだ発言や質問が、候補者の「辞退 / 志望度低下」につながる
■9割の男女が、面接官の発言に違和感を抱いても「企業側に伝えない」
■辞退リスクを上げるのは、「リスペクトの欠如」「性別に対する決めつけ」「懸念」を感じさせる発言
■面接官のバイアスを含んだ発言や質問が、候補者の「辞退 / 志望度低下」につながる
まずはじめに、転職活動の面接や選考過程において、以下の発言を受けた経験があるか尋ねました。

その結果、女性の方が全体的にこのような発言や質問を受けた経験率が高いことが明らかに。とくに、57%が「性別を前提とした発言」を受けたと回答。一方、男性も「家庭事情に関する質問」については44.8%と高く、性別を問わずなされていることが伺えました。

次に、こうした発言が、企業への志望度や辞退へどのように影響したかを分析しました。
その結果、男性に比べて女性の方が「辞退/志望度低下」の合計割合が高い傾向にありました。とくに「結婚・出産に関する質問」や「業務における性別役割を前提にした発言」において、女性の6割以上がネガティブな反応を示していることが分かりました。
<女性の回答>

▼「辞退した/志望度が下がった」層による具体的なエピソード例
・「『この会社だと子育てしている女性が昇進するのは難しいと思う』と言われた。(30代女性、リーダー層、最高年収:800~999万円)」
・「30代男性の社長から『結婚したてだから、すぐ妊娠するんでしょ?』といった発言。驚愕です。(40代女性、一般社員、最高年収:800~999万円)」
・「40代男性、マネージャークラスから。『女性ならではの視点でカスタマーサポートで頑張ってほしい』といった発言。入社前からレッテルがはられるんだなと思い、嫌だった。(30代女性、マネージャー層、最高年収:800~999万円)」
<男性の回答>

▼「辞退した/志望度が下がった」層による具体的なエピソード例
・「30代前半の面接官からそうした発言を聞き、倫理観に欠ける会社だと思った。(40代男性、一般社員、最高年収:600~799万円)」
・「今後の介護の影響は、どうでしょうか。突発で不在が多くなったりしないでしょうか。(50代男性、その他、最高年収:1000~1499万円)」
■9割の男女が、面接官の発言に違和感を抱いても「企業側に伝えない」
次に、面接で感じた違和感を、候補者が企業側もしくは転職エージェントに伝えているかについて、調べました。
その結果、直接企業側に伝えた人は、少数派(女性:2.3%、男性:9.1%)。そして、男女ともに3割が転職エージェントという第三者には伝えるものの、大半が企業にも転職エージェントにも「伝えなかった」と回答しました。

なぜ、候補者は「沈黙」するのでしょうか。
沈黙の要因として、女性の41%、男性の29%が「選考への不利益を懸念」と回答。
また、女性の17%、男性の29%が「すでに辞退を決めていたから」と回答しており、不適切な面接が行われた時点で、候補者は「改善を求める(=交渉する)」ことよりも「関係を断つ(=辞退する)」ことを優先していることが分かりました。

■辞退リスクを上げるのは「リスペクトの欠如」「性別に対する決めつけ」「懸念」を感じさせる発言
最後に、面接官のどのような発言が、候補者の「辞退」や「志望度低下」のリスクになりうるか調べました。
その結果、男女ともに特定の属性に対する偏見や固定観念を感じさせる発言に対し、極めて敏感に反応していることが分かりました。 とくに、面接官が社内メンバーを「そいつ」「その子」と呼び分ける行為は、全項目の中で最も選考辞退を引き起こすリスクが高いことが明らかになっています。
また、性別による役割の決めつけや偏見は、男女ともに候補者の志望度を下げる大きな要因となることが分かりました。
・【男性は長く働けるという偏見】 女性9割、男性7割が「辞退 / 違和感を感じる」と回答。
・【性別による役割の決めつけ】「営業=男性、アシスタント=女性」と言った発言に対し、 男性の6割が違和感を抱き、1割は辞退。
・【出産予定の質問】 女性9割、男性8割が「辞退 / 違和感を感じる」と回答。
<女性の回答>

<男性の回答>

■調査レポート全編はこちら
「転職活動におけるジェンダーバイアス/ギャップ」実態調査2026
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中途採用における優秀層の「サイレント離脱」を防ぐには ~バイアスによる機会損失を回避し、信頼を築く「対話」のあり方~
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今回の実態調査では、面接官の無意識のバイアスや不適切なコミュニケーションが、候補者の「サイレント離脱」を引き起こす一因になっていることが明らかになりました。しかし、リスクを恐れるあまり面接官が過度に萎縮してしまっては、入社後のミスマッチを招きかねません。
そこで本ウェビナーでは、LayerX執行役員CHROの石黒 卓弥氏、山田進太郎D&I財団の杉山 昌氏をお迎えし、候補者の尊厳を守りながら実力を見極め、双方が納得して働ける関係を築くための「本質的な対話」と「効果的なすり合わせ」について徹底討論します。
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【withworkとは】
共働き・子育て世代の「キャリアとライフをトレードオフにしない」働き方を支援する転職サービスです。成長中のスタートアップからメガベンチャー、上場企業まで、働きがいがあり、かつ柔軟な働き方を積極的に導入している企業の求人を厳選してご紹介しています。
https://withwork.com/
【XTalentについて】
会社名:XTalent株式会社(https://xtalent.co.jp/)
所在地:〒106-0047 東京都港区南麻布3丁目20‐1 Daiwa麻布テラス5F
代表者:上原 達也
設立:2019年7月
採用情報:https://xtalent.co.jp/recruit/
【 取材等のお問い合わせ 】
メールアドレス:pr@xtalent.co.jp
担当者名:大野、増本