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旅の途中、ふと入ったスーパーが、その土地の“素顔”だったりすることがある。観光地じゃない、日常のどまんなか。東大阪・布施にある「万代布施店」も、まさにそんな場所だ。食品館・酒館・日用品館に分かれたちょっと不思議な構造。だ...
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布施の町に、スペイン国旗が揺れている。スペイン料理店「PasePase」は、カウンター9席とテーブルひとつだけの小さな店。厨房に立つ店主・えりさんがつくるのは、旅先の名物料理ではなく、家庭のぬくもりを思わせる“ふだん着の...
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布施商店街の外れ、府道24号線沿い。ふと通り過ぎてしまいそうなその店に、しずかに灯る火がある。店名は「法善寺 別家」。八尾の名店で20年の修行を経た店主が、ひとりで切り盛りする串揚げの店だ。一本ずつ揚げられた串が、目の前...
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たとえば、旅の途中。にぎやかな商店街を抜けたその先で、ふと足を止める。ちょっと背伸びしたい夜。けれど気取るほどじゃない、そんな夜。 布施の路地裏にひっそり灯る「和創楽家 神楽」は、食べることだけを目的にするには惜しい場所...
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アーケードの喧騒から、ほんの一歩だけ外れた東一条通り。路地の奥で見つけた「珈琲専科トトロ」は、まるで布施の朝の秘密基地。 下は「喫茶・軽食トトロ」、上は「珈琲専科トトロ」。名前が二つあるこの喫茶店には、チェーンでは出せな...
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布施の柳小路料飲食街。入口には、いまはもう無い店の名を連ねた古い看板が残り、その奥には新しい明かりが肩を並べています。「今福Style」もそのひとつ。 創作和食で鍛え、鞄工場で革と向き合った職人・もっくんの料理には、暮ら...
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2024年9月、布施の住宅街にオープンした「焼肉工房もっちゃん」。肩肘張らずに入れて、どの世代にもやさしい焼肉屋だ。 炭火を使った珍しい“水七輪”は、煙を抑えつつ、ふっくらと火が入る。空間のあたたかさも、料理の確かさも、...
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布施の町に、赤い光がある。雑居ビルのすき間にぽつんと現れるその看板は、ちょっと強めの色合いなのに、不思議と町の景色になじんでいる。焼き鳥屋「かん八」は、昭和の終わりに生まれて、気づけば40年をとうに超えていた。 火の前に...
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「とりあえず、ばくてん行こか」って声が、布施の夜にはよく似合う。 地鶏と魚と、季節の野菜。きちんと選ばれ、きちんと手をかけられたものが、気取らずそこにある。割烹仕込みの腕前で、今日の一品を仕立ててくれるこの店には、ほどよ...
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布施のまちには、“それぞれの一番”がある。夜のネオンがゆらめく頃、ふらり吸い寄せられるように入った中華屋「ポパイ」。 湯気の向こうにいたのは、気取らない味と、それを支える人たちのあたたかさ。水餃子、レバにら、どーんと唐揚...
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大阪・布施。商店街のざわめきの中に、小さな韓国料理屋「漢拏(ハンラ)」がある。元は惣菜屋。今もママは、家の台所に立つみたいな気配で、鍋をかきまぜている。昼でも夜でも頼める定食。素朴な小鉢。キムチのおかわり。時々、娘さんと...
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銭湯の帰り道、牛乳じゃなくてコーヒーという選択肢があるまちが、ちょっと好きだ。 80年以上続く銭湯、第二寿湯の隣にある「第二寿湯 焙煎小屋」は、湯気の残る身体をそのまま連れて行ける場所。 扉を開けると、焙煎したての豆の匂...
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旅のおわりに、もうひとくちだけ大阪を味わいたくなる夜がある。観光地ではなく、暮らしの延長にあるような場所。 布施の「浪花昆布」は、そんな空気を纏った昆布佃煮の専門店。控えめで、まっすぐで、どこか懐かしい。その味と佇まいに...
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商店街の朝は、たいてい静かに始まる。布施のブーランドーリ1番街も例に漏れず、シャッターが上がる音と、パンの焼ける香りが目覚まし代わりになる。その香りをたどると、カフェ・ド・ルワンジュ。 カウンター越しの湯気、トーストに落...
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東大阪・布施の町に、78年(2025年現在)。 自家焙煎のコーヒー豆専門店「鶴屋」には、今日も静かな湯気が立っている。豆の焼ける匂い、焙煎機の響き、常連の一言二言。そのすべてが、日々を編んでいく生活のリズムだ。 そして、...